パピとママ映画のblog

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約束のネバーランド★★★

2021年03月09日 | アクション映画ーヤ行

        

テレビアニメ化もされた「週刊少年ジャンプ」連載の人気コミック「約束のネバーランド」を実写映画化。エマを「君の膵臓をたべたい」の浜辺美波、レイを「万引き家族」の城桧吏、ノーマンを「仮面ライダージオウ」の板垣李光人がそれぞれ演じる。監督には、映画『僕だけがいない街』や映画「記憶屋 あなたを忘れない」など数々の実写映画化で傑作を生み出してきた平川雄一朗。

脚本の後藤法子と一緒に、ママ“イザベラ”と子どもたちによる、手に汗握るサスペンスと人間ドラマをスクリーンに焼きつける。平川監督は「友情、家族の絆、そして裏切り。現代社会に通じる理不尽さや切なさが混在した世界で、必死に生きる子供たちの姿に、感動と勇気をもらえるエンターテインメント映画」を目指したという。

   

あらすじ:自然の中に建てられた楽園のような孤児院「グレイス=フィールドハウス」。そこで暮らす子どもたちは、母親代わりの優しいイザベラを「ママ」と呼んで慕い、いつか里親に引き取られる日を待ちわびている。年長者のエマ、レイ、ノーマンも、外の世界で待つ幸せな暮らしを信じていた。ある日、里親が見つかり孤児院を去ることになったコニーを見送ったエマとノーマンは、彼女が大切にしていた人形を忘れて行ったことに気づく。

コニーに人形を届けるため、近づくことを固く禁じられていた「門」へ向かった2人は、そこで無残にも命を奪われ、食料として出荷されるコニーの姿を目撃する。彼らが楽園だと信じていた孤児院は、実は「鬼に献上する食用児を育てる農園」で、ママは「最上級の食用児を育てる飼育監」だったのだ。全てが偽りだったと気づいたエマたちは、孤児全員を引き連れた無謀ともいえる脱獄計画に乗り出す。

<感想>「孤児院で幸せに育てられていた子どもたちは、実は食用児として鬼に献上されるために飼育されていた」という、衝撃的な導入で始まる本作は、「このマンガがすごい!2018 オトコ編1位」(宝島社)、「第63回小学館漫画賞(少年向け部門)」「マンガ新聞大賞2017」をはじめとした国内の漫画賞に加えて、フランスや韓国でも数々の漫画賞を受賞。

ママのイザベラ役の北川景子の存在感もとっても良かったし、シスター・クローネ役の渡辺直美も、ユニークなキャラでハマり役でした。主要3人のキャラも、“たった一人を除いては”問題なかったと思います、たった一人を除いては。レイ役の子の城桧吏くんちょっと役不足というか、もっと他の配役でぴったりの子がいたと思うのですが。

たしか『万引き家族』で、超話題作で名演技していた子役の城桧吏くん。あんなに光った演技していたのに、本作における頭脳明晰・冷静沈着なレイの演技は本当に酷すぎた。何が酷いかって、とにかく期待したいたせいか、演技がちょっと浮いていたようだ。

主役の天真爛漫で、誰よりも真っすぐな性格の主人公エマを演じるのは、『HELLO WORLD』『屍人荘の殺人』など、今後の日本映画を担う成長著しい若手女優の浜辺美波。自身も「本当に愛してやまない漫画」と大ファンだったという本作に出演するにあたって、プレッシャーを跳ね除けて全力で撮影に立ち向かっていくその姿は、監督と原作者から「エマ役には彼女しかいない」とお墨付きがあったほど。

エマ役の浜辺美波が自然体で上手かったのと、理性的でリーダー格の少年・ノーマン役には、「仮面ライダージオウ」の出演で業界関係者の注目を集める板垣李光人。原作では孤児たちが出荷される年齢が12歳だったが、映画では16歳に引き上げることで、深みのあるキャラクターを演じることができる若手俳優が集まり、これ以上ないキャスティングが実現することになった。

ノーマンが企てる脱出計画にレイも一役かって上手になってくると思っていた。それでもみんな小さな子供たちを始め、高い塀を乗り越える時とか、森の中を一緒になって脱走するシーンでは、ハラハラ、ドキドキものでしたね。

ママのイザベラの秘密を知ると、生まれた子供を鬼に食われてしまい、自分は生き残るために孤児院で、子供たちを誘拐してきては鬼に食料として与えていたのだ。

そのこともノーマンとクローネが、コニーという子供が里親が見つかって孤児院を出ていくという日に、コニーが大事にしていた人形を忘れていたので届けようとして、ノーマンと渡辺直美は孤児院の秘密を知ってしまうのでした。

小さい子供は鬼に食われてしまうという悲惨なシーンがあるのですが、鬼はCGなのだろうが、どこかハリウッド映画の鬼に似ているし、鬼が出て来るシーンに期待したのだが、鬼は孤児院の奥に潜んでいるのか、そこから森には出てこないのだ。

しかし、子供たちが孤児院を脱走することを知り、鬼の怒りを鎮めるためか、子供しか食べないと思っていた鬼が、大人の太ちょクローネの渡辺直美を食べるシーンには、何だか拍手したくなりました。

小さな子供たちを連れて、高い塀を乗り越えて、外に出れば川があり、その向こうに行けば助かるかもしれないという希望を持ちながら、必死で逃げる子供たち。みんな助かると祈りながら鑑賞していました。

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