パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

バンクラッシュ<未>★★★・5

2016年11月19日 | DVD作品ーな行、は行
白昼堂々、武装した強盗団に襲われるスペイン第3の都市バレンシアの銀行。その貸金庫にはある意外な秘密があって……。スペイン産のハードクライムサスペンスアクション。劇場未公開・WOWOWにて放映
スペイン映画界の一流どころが結集し、銀行強盗事件から始まって二転三転していく予測できない展開をスリリングに描いた娯楽編。犯罪のプロ集団VS捜査当局の戦いをスタイリッシュな映像を駆使し、テンポよく描いている。出演陣は「暴走車 ランナウェイ・カー」や映画版「マイアミ・バイス」に出演したL・トサル、「モーターサイクル・ダイアリーズ」のR・デ・ラ・セルナなど充実した顔ぶれ。監督は「インベーダー・ミッション」「ワイルド・ルーザー」の娯楽派D・カルパルソロ。

<感想>外は大雨で、出社をする銀行の女店長に社員たち。冒頭から銀行強盗が入るシーンがあり、警報設備が故障しているというのだ。強盗たちはショットガンとか持っているし、爆弾つきのベストを人質に着せるわけ。こいつらはガリシア陣とウルグアイ人で、人質や銀行の行員を殺しはしない。
貸金庫の方へ行き、バールで次から次へとこじ開けで、帰りの抜け道を貸金庫の真ん中の机の床下に、穴をあけて、用意周到であり、その下は地下下水道だ。前もって地図を見て地下下水道から貸金庫の下に、穴をあけるようにしていたというわけ。それが大雨なので下水道は水かさが増しており、胸まで浸かるのだ。これは想定外のこと。

そんな中、リストラ候補の女支店長が、腹いせに貸金庫の中に、政府の秘密のDVDがあると教える。その報酬に、ダイヤモンドを袋ごと貰うちゃっかり女。それにもう一人、人質で家を担保に金を借りた女が、期限が迫っていて支払いが滞っている。金を払わないと家を銀行に取られてしまうのだ。
強盗の中の男が、その女に一目惚れしてしまい、奪った札束2つをその女に上げてしまう。強盗のボスは、子分がそんなことをしているのに腹を立てている。しかし、行員が警察へのボタンを押したために、スワットやらCINが銀行の前に来て、スナイパーも配置されており、強盗のボスは表から逃げるつもりはないので、食料、水とか、ヘリとか逃げる算段を交渉人に話かける。

そうする内に、下水道の水が溢れて来て、とても地下水道からは逃げられないことが分かる。暫く、強盗と交渉人のCINやら警察とか、それに、大事な政府のスキャンダルが入ったハードディスクと、録画テープとか、犯人と交渉を続ける政府の役人たち。
強盗犯が、ハードディスクをPCで覗こうとしたら、たちまち削除のプログラムが入っていて、全部消去してしまうのだ。喧嘩をする犯人のボスと子分。
スペインのミステリー・アクションもので、物語の展開もよく、スムーズに進んでいくのだが、悪天候は計算外だったのか、右往左往して、その逃げ道に政府の高官から空気口から外へ出て隣のビルへ逃げれると聞き、実行するも、そこにはスワット部隊がおり撃って来るし、腕を撃たれる女支店長。
わらわらと、元のバレンシア銀行へ引き返す強盗たち。これには笑った。それに、悪天候のことも予知してなかったなんて、お笑いだよ。

しかし、人質と一緒に外へ出るとウソをつき、バスを用意させて、人質に混ざって逃げるみたいに、人質に強盗の服とマスクをさせ爆弾チョッキを着て、その男たちを捕まえる警察。しかし、その男たちは人質であって、爆弾チョキも偽物だった。
強盗犯たちは、仲間割れもすることなく5人で、自分たちは結局、下水道を泳いで逃げ切り、地下鉄の線路の近くで洋服を着替えて、地下鉄に乗り見事に逃げ切るのであった。犯人たちのしたり顔が、ニャっとして、それにヨクヨクみれば履いている靴がびしょびしょなのにね。車内では誰にも気づかれずに、地下鉄を降りて自分たちのアジトへと帰る。
見事な銀行強盗のおっさんたち、貸金庫の中に政府のスキャンダルな録画があるとは、まさかの事件。ですが、強盗たちの目的は、金品とダイヤ、札束が狙いであって、そのハードディスクとやらは、持ち逃げしても金になるには面倒なのだ。
この作品と良く似ているのが、「バンク・ジョブ」(2008)ジェイソン・ステイサムが銀行強盗をする役をしている。
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