幸福学専門30年 筬島正夫が語る本当の幸せ


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私は迷信が嫌いです☆

2007-08-10 | 因果の道理





●洗脳について造詣が深く、公安の依頼により複数のオウム真理教信者の

 脱洗脳を手伝ったことでよく知られる
 
 苫米地 英人(とまべち ひでと、1959年 - )氏が
 
 『スピリチャアリズム』という本を出しました。
 
 全面的に肯定、というところまではいきませんが、
 
 いろいろ勉強になるところがありました☆
 
 江原啓之
 細木数子
 中沢新一
 幸福の科学
 シルバーバーチの霊訓
 サイババ
 
 などの間違いや、それを報道するメディアの問題に
 
 ついて言及しています。
 
 (※ちなみに、細木数子の占いについての結果で面白い記事が
 
 ありましたので、紹介させていただきます☆ コチラ


では、この本から、いくつか拾いあげてみましょう。
 
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要するに現在「守護霊」と呼ばれているものは、

死んだ人間の魂が生きている人間に対して何らかの

意味を持つということだと考えてよいでしょう。

ただ、もうお気づきかと思いますが、これは先に

触れた輪廻転生とは、そもそもまったく相容れない概念

なのです。

生まれ変わりを肯定するならば、「輪廻した」つまり

死んだ瞬間にその人は同じ時間に世界のどこかで

生まれ変わっているのですから、霊魂がそこにうろうろ

しているわけがありません。

これほど明らかに矛盾した話なのに、なぜ誰も疑問を

抱かないのでしょうか?


だいたい、江原啓之氏の番組に登場する芸能人には

なぜか前世が武士の人が多いんですが、武士身分は、

たとえ一番数の多かった江戸時代においてでも、

せいぜい日本の人口の一割程度だったということくらい、

多少歴史が好きな人ならば当然知っていることで、

変だと思いませんか。

なぜ、たとえば「あなたの前世はです」

「江戸時代の被差別民です」と言わないのでしょう。

それではウケない(相手が喜ばない)からではないでしょうか。

           p61
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占い師の学校ではカウンセリングを学びます。

カウンセリングの授業があるということは、占い師の学校が

「占いは当たらない」と認めているということです。

           p89
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最新の科学的な知識では、たとえば英国の著名な生物学者

R・ドーキンスが言うように、これらの主張

(ヒンドゥー教の論理、チベット密教の宗教理論、

バラモン教の基本三教義をそのまま、丸呑みで「信仰」する宗教、

その教義をもととするスピリチュアリズムなど)

は「妄想に過ぎない」というのが結論です。

量子論における不確定性原理ひとつをとっても、

アートマンの固有な性質の永続性というのは否定されます。

もちろん、釈迦の思考実験では2500年前に論理的に

否定されています。

(中略)
              
このように言うと、スピリチュアリストの人たちが、

「確かに非科学であるけれども、スピリチュアリズムのメッセージで

人々が幸せに生き、幸せに死んでいけるのだから何が悪いのでしょう」

と言っている声が聞こえてきます。

何が悪いと言えば、その優しく、美しく聞こえるメッセージの後ろに、

まさに釈迦が否定したアートマン思想、(仏教と異なる間違った意味の)輪廻思想、

絶対差別思想がしっかりと入っているからです。

これが、過去にヒトラーを生み出し、戦争を起こし、世界では人種や

カーストの差別を生み出し、日本では穢れの思想に代表される差別

を生み出し、最近ではサリン事件を引き起こしてきた中心教義

なのです。

それが悪いのです。

そして、それらのメッセージで幸せに生き、幸せに死んでいけると

思っている人たちは、幻覚や妄想の世界に取り込まれることに

よって、幸せになれると勘違いしているだけなのです。

もちろん、スピリチュアリズムは来世のご利益しか約束しません

から、今生きている人たちの苦難は、「魂を磨くため」という

言い訳を使いますが、それは詭弁です。

誰も救われません。
          
              p214
              
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実は福来助教授の錯覚は、催眠術師のよく起こす間違いと同じです。

催眠術師が催眠をかけたときは、術者本人も深い変性意識状態

(夢を見ているような状態)に入っているという事実が

あまり知られていません。
                                            
つまり、変性意識状態は、被験者が眠っている状態になるだけではなく、

術者も変性意識状態に入ってしまうという事実です。

(中略)

被験者が「千里眼」をやれるほどに深い変性意識状態にある時は、

福来氏自身も極めて深い変性意識状態にあるようわけです。

だから、霊も「見れ」ば宇宙人も「見る」わけです。

                 p27

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すでに相手を深い変性意識に入れてしまっているわけです。

ということは幻覚も見せれるし、もしくは順番を替えられる。

順番を替えるというのは、たとえば「あなたのお父さんに

ついて教えてください」「私の父は・・」「あなたのお父さんは

…にして亡くなったんですか」という話の流れの中で、

被験者に自分が言ったということを全部忘れさせて、すべて

術者が言い当てたように思わせることです。

これを「健忘暗示」と言います。

                   p29

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江原さんの『スピリチュアルお祓いブック』付録の封じ護符は、

日蓮宗系の護符の描き方で、描いてあることは真言宗系の

ようです。

そもそも「英国スピリチュアリスト協会で学んだ」と

言っているにもかかわらず、どうしてその協会とは

何の関係もない封じ護符が出てくるのでしょうか。

                    p47

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メディアの姿勢は問題です。

自主規制の間にいったいメディアは何を学んだというのでしょう。

結局は「ウケればいい」「視聴率さえ獲られればいい」という姿勢で

十年前(オウム事件)と同じことを再び繰り返そうとしているのです。

                     p62

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洗脳には、必ずトランス状態が介在します。

夢を本物と思ってしまう感覚です。

                     p131
                     
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「魂のレベルをアップする」

「魂のレベルによって行くところが違う」

というあの世の階層性の話になってくるんです。

それはオウムの言葉でコーザル界・アストラル界などと

呼ばれていたものです。

p186

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今後の日本で二度とオウム事件のようなことを起こさないためには、

少なくとも今ある伝統宗教がもう一度、積極的な役割を果たす

ことも必要。

p194

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以上ピックアップしたところは共感できたところです。

(結論だけだと、ちょっとわかりにくいかもしれませんが)

まぁ、100%共感というのはどだい無理なんでしょうが。。。

メッセージはストレートでかなり強烈です。

しかし、日本は宗教嫌いなイメージですが、実際は、新興宗教に走る人が

多いですよね。

宗教に関する正しい知識があまりに少ないのと、

学校の勉強ばかりで、この世の正しい見方について学ぶ

機会がほとんどないところにも要因があるように思います。

たとえば、大安とか、仏滅とかは、もともとどこから

きたかご存知でしょうか?

六曜といわれるものがもとですが、

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』にくわしくありました。

以下、引用です。

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六曜(ろくよう)は、暦注の一つで、

先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種をいう。

日本では、暦の中でも有名な暦注の一つで、

運勢暦でなくても、普通のカレンダーや手帳にも記載されている。

今日の日本においては信じる人が多く、結婚式は大安に、

葬式は友引を避けるなど、主に冠婚葬祭などの儀式と結びついて使用されている。

六輝(ろっき)や宿曜(すくよう)ともいうが、

これは七曜との混同を避けるために、

明治以後に作られた名称である。


● 歴史
元々は、1箇月(≒30日)を5等分して6日を一定の周期とし

(30÷5 = 6)、それぞれの日を星毎に区別する為の単位として

使われた。

即ち、七曜や旬のような使い方がされていたと考えられている。

14世紀の鎌倉時代末期から室町時代にかけて中国から日本に伝来した。

その名称や解釈・順序も少しずつ変えられ、

現在では赤口以外は全て名称が変わっている。

19世紀初頭の文化年間に現在の形になった。

幕末頃から、民間の暦にひっそりと記載され始めた。

それが、明治時代に入って、吉凶付きの暦注は迷信であるとして

政府に禁止されたとき、六曜だけは迷信の類ではないと

引き続き記載された。

このことからかえって人気に拍車をかけることとなり、

第二次世界大戦後の爆発的流行に至った。

多種多様な暦注のなかでは新顔ながら、現代の日本に広まった。

六曜は孔明六曜星とも呼ばれ、諸葛亮が発案し、

六曜を用いて軍略を立てていたとの俗説がある。

しかし、三国時代から六曜があったということは疑わしく、

後世のこじつけであるとするのが定説となっている。

また一説には、唐の李淳風の作であるともいうが、これも真偽不詳である。

各六曜には、その日の吉凶・運勢が定められている。

その内容は勝負事に関する内容が多く、

「ゲン(元または験)を担ぐ」ことから、元々は賭場の遊び人や勝負師などの

間で用いられ出したものではないかと考えられている。

このため、競馬新聞などの公営競技専門予想紙には、

現在でも日付欄とともに掲載されている。

一般的なカレンダーなどにはこれまで広く用いられてきたが、

公的機関が作成するカレンダーでは記載することを取りやめている。

根拠のない迷信であることや無用な混乱を避ける為に採用しないものである。

それゆえ、不便を感じることもないのである。

なお、仏教、キリスト教関係者からの掲載に対する抗議はあったが、

神道と六曜は無関係だが、神社本庁はとくにコメントはしていない。

仏滅や友引という、仏事と関わり合いそうな言葉であるが、

仏教とは一切関係ない。

仏教では、釈迦は占いを禁じているというのがその理由である。

特に浄土真宗では親鸞が「日の吉凶を選ぶことはよくない」と

和讃に於いて説いたため、迷信、俗信一般を否定しており、

特にタブーとされている。

では、なぜ友引に葬儀が行われないのかというのは、

葬儀をする側(仏教関係者以外)の都合で出来ないためなのが、

逆に仏教の側の都合に替わってしまったためである。

一部の人権団体が「六曜のような迷信を信じる事は差別につながる」

として、積極的な廃止を求めている。

大津市役所が作成した2005年版職員手帳が六曜を載せていたために、

人権団体の抗議を受けて回収され、全て廃棄処分されるという事件も発生した。


● 配当

六曜は先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口の順で繰り返すが、

旧暦の毎月1日の六曜は以下のように固定されている。

1月・7月 先勝
2月・8月 友引
3月・9月 先負
4月・10月 仏滅
5月・11月 大安
6月・12月 赤口

よって、旧暦では月日により六曜が決まることになる。

定義としては、旧暦の月の数字と旧暦の日の数字の和が6の倍数で

あれば大安となる。

例えば、旧暦8月15日の十五夜は必ず仏滅になり、

旧暦4月8日の花祭りは必ず大安になる。

しかし、新暦のカレンダーの上では、規則正しく循環していたものが

ある日突然途切れたり、同じ日の六曜が年によって、

月によって異なっていたりする。

このことが神秘的な感じを与え、これも六曜の人気の要因の一つとなっている。


■各六曜について

● 先勝

「せんしょう」「せんかち」「さきがち」「さきかち」などと読まれる。

● 友引

「ともびき」という読みが一般的となっているが、
 中国語の「留引」を「ゆういん」と読むことがルーツとなっており、
 訓読みとなって「ともびき」と当てはめたため、
 「友を引く」こととは関係がなかった。

● 先負

「せんぶ」「せんぷ」「せんまけ」「さきまけ」などと読まれる。

● 仏滅

字面から仏陀(釈迦)が入滅した(亡くなった)日と解釈されることが
多いが、上述のように本来は無関係である。
釈迦の死んだ日とされる2月15日が旧暦では必ず仏滅になるのは、
偶然そうなっただけである。

● 大安

「たいあん」が一般的な読みだが、「だいあん」とも読む。
かつては「泰安」と書いていたので、「たいあん」の方が
本来の読みということになる。

● 赤口

「しゃっこう」「しゃっく」「じゃっく」「じゃっこう」「せきぐち」などと読まれる。


● 旧暦から求める六曜
 
 計算のあまりによって「六曜」を求めることができる。
 なお「月」「日」には旧暦がはいる。【例:七夕ならば7月7日】(下記参照)。

(月+日)÷6=?…あまり
 あまり 0
 大安 1
 赤口 2
 先勝 3
 友引 4
 先負 5
 仏滅

例:

十五夜(8月15日) : 8+15=23, 23÷6=3あまり5→仏滅
十三夜(9月13日) : 9+13=22, 22÷6=3あまり4→先負
七夕(7月7日): 7+7=14, 14÷6=2あまり2→先勝


                
                      

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2 コメント

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たしかに。。 (Aero)
2007-08-13 21:43:24
占いや迷信が、なぜわるいのか、分かってない人ばかりですね。

なんだか、「食品添加物」と性格が似ているような気がしてきました。
おいしければいい・見た目がきれいになるからいい・安く製造できる・消費者も喜んで購入している・生産者も売り上げがあがっていい、みんな幸せじゃないか・何が悪いのでしょう

最近は、添加物が人体に与える影響が広く一般に知られて、添加物を減らしたり、無添加の食品も多くなってきたように思います。


きちんと理解して、納得できるよう説明できるようになりたいものです。
テレビから、占い番組・コーナーが一掃される日が
一日も早くやって来ることを願います。


>「確かに非科学であるけれども、スピリチュアリズムのメッセージで 人々が幸せに生き、幸せに死んでいけるのだから何が悪いのでしょう」と言っている声が聞こえてきます。
Unknown (ぱんだ⇒Aeroさん)
2007-08-18 19:12:26
Aeroさんコメント有難うございます☆

>ようになりたいものです。
>テレビから、占い番組・コーナーが一掃される日が
>一日も早くやって来ることを願います。

本当にそうですね。
韓国は占い禁止でなかたですかね。
日本もそうなる日を念じ、できることから
していきたいと思います!

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