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愛別離苦 「父は受け入れられない状態」長嶋一茂氏、母の死について語る

2007-09-20 | 

   
「父は受け入れられない状態」長嶋一茂氏、母の死について語る(産経新聞) - goo ニュース

プロ野球巨人軍の終身名誉監督、長嶋茂雄さん(71)の夫人、亜希子さん(64)が、18日午前4時33分、東京都内の病院で心不全で亡くなられました。。。

亜希子さんは17日夜、外出先から車で帰宅する途中に突然、

気分が悪くなり容体が急変したそうです。

18日夕、長男の一茂さんが報道陣の取材に応じましたが、

長嶋茂雄監督の悲しみが伝わってきます。

以下、その様子です。

記者「長嶋さんの様子は?」

一茂「そりゃ、長年連れ添った夫婦なので…」

記者「遺言などは?」

一茂「そういう状況ではなかったので」

記者「最期まで意識は回復せず?」

一茂「まぁ、はい」

 …………

記者「監督は何と声をかけていた?」

一茂「『亜希子』と名前を何度も呼びかけていた……」

記者「今の監督の様子は?」

一茂「…現実を受け入れられないような状態…」

 …………

四苦八苦(しくはっく)とはもともと仏教のことばのようですが、

その一つに「愛別離苦」という苦しみがあります。

愛する人やモノと別れねばならない苦しみ、悲しみで、

四苦八苦の中でも最も切ないといわれるようです。

いつまでもいてくれる、いつまでもあると当たり前に

思っているものがどれだけあるか分かりませんね。

「いつまでもある」のを前提として生きていると、

その大前提がひっくり返り「いったいなんだったんだ」

となってしまうかもしれません。

「無常」が分かると生き方もより深いものに変わるといわれます。

他人事で終わらせたくないものです。

・・・・・・
以下、記事から

亜希子さん密葬でミスターが気丈に応対…王氏、金田氏ら弔問(サンケイスポーツ) - goo ニュース

 前日18日に心不全で他界した巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(71)
 
 の妻、亜希子(あきこ)さん=享年64=の密葬が19日、
 
 東京都大田区の自宅で執り行われた。
 
 最愛の妻との別れに、ミスターは悲しそうな表情を浮かべたという。
 
 それでも、ソフトバンク・王貞治監督(67)ら親しい弔問客を
 
 玄関先まで見送るなど、気丈に振る舞った。

 空を見上げても、太陽は見えない。
 
 最愛の女性の名を何度、心の中で叫んでも、もう戻ってはこない。
 
 厚い雲に覆われた空のように、長嶋さんの心は鉛色だった。


 「長嶋さんは外に感情を出すタイプではないが、悲しんでいるように見えたな…」

 朝一番で弔問に駆け付けた王監督が盟友を気遣った。
 
 亜希子さんの遺志により、長嶋邸で午前中に近親者のみで密葬が執り行われた。
 
 弔問も親しい知人だけで、球界からは名球会の金田正一会長(74)、
 
 張本勲氏(67)ら少数。ミスターは終日、公の前に姿を見せなかった。


 報道陣の前で普段は明るい笑顔を絶やさない「太陽」も、
 
 この日ばかりは輝くことができない。
 
 最愛の妻がいなくなる現実は、受け入れられなかった。
 
 王監督は「長嶋さんは(亜希子さんの)最期を看取れなかったみたい。
 
 われわれの世界は家庭を守るのは本当に大変。
 
 夫婦間じゃないと、分からないことがある」とミスターの気持ちを代弁した。


 午後、亜希子さんは自宅近くの斎場で荼毘(だび)にふされた。
 
 長男・一茂氏(41)ら4人の子どもたちとともに最期の別れ。
 
 さようなら、亜希子…。ミスターはいま、「太陽」ではなく一人の夫だ。

長嶋茂雄氏の妻・亜希子さんが死去(スポーツニッポン) - goo ニュース

最愛の妻のあまりにも突然な死を、ミスターは受け入れることができないでいたという。

 長男・一茂氏(41)によると、亜希子さんが急に体の不調を訴えたのは前夜のこと。一茂夫妻ら家族とホテルで会食し、双子の孫と楽しく過ごした後だった。一茂氏運転の車で帰宅する途中に呼吸困難になり、そのまま都内の病院へ。到着したときには意識がなく、駆けつけた長嶋氏は必死に名前を呼んだという。「亜希子、亜希子…」。その声に応えることなく、一茂氏、二女・三奈さんら、4人の子供にみとられて息を引き取った。

 「体調も考慮しないといけない」(一茂氏)ため、先に自宅に戻った長嶋氏は、無言の帰宅をした妻の傍らに付き添ったままだったという。

 亜希子さんは長年、膠原(こうげん)病を患って人工透析を繰り返していた。一茂氏は「持病が多く、循環器系も良くなかった」と話したが、最近は体調に変化はなく、それだけに突然のことで「父は消沈や落胆ではなく、受け入れられない状況。僕もまだ寝ているだけとしか思えない」と話した。

 長嶋氏と亜希子さんとの出会いは64年の東京五輪。五輪コンパニオンとの座談会の席で、4カ国語を話す才女に長嶋氏が一目ぼれし、出会いからわずか4カ月での電撃結婚だった。ミスターのモットーは「男の職場に顔を出すな」。それを忠実に守る一方で、自宅へ取材に来た番記者に「昼食は済ませましたか?」と聞き、時には手料理を振る舞った。2男2女の子供4人を育て上げ、04年に脳梗塞(こうそく)で倒れた長嶋氏のリハビリも支えてきた。

 「長嶋茂雄を陰から支え、家族にも言えない苦労があったと思う。それは最後まで聞けなかったけどそういうことを口に出さない気丈な母でした」と一茂氏。まさに良妻賢母の象徴だった亜希子さん。ミスターの悲しみは計り知れない。


長嶋亜希子さん葬儀、巨人OBら弔問(日刊スポーツ) - goo ニュース
長嶋氏夫人の亜希子さん心不全で死去(日刊スポーツ) - goo ニュース



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1 コメント

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ご冥福祈り申し上げます (Ash)
2007-09-21 02:12:37
あるべきものを突然失ってしまう人もいれば…。
あらなければならないものを、
自らの手で無くしてしまう人もいる…。
世の中不思議なものですね(苦笑)。

ご冥福をお祈りいたします。

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