別荘を使う難しさ

2016-08-16 10:25:51 | 安曇野生活
中綱湖・湖畔の蓮畑

 簗場生活の中で知り合った名古屋の隠居。 その別荘は佐野坂スキー場エリアにある快適な作りの別荘だ。 ショージ君と共に去年の夏以降、押し掛け管理人の様な形で鍵を預かっている。 目的は「別荘に来たは良いが、鍵を忘れたとか、行方不明になった場合、 現地近くで鍵を預けてあるなら、何かと便利だろう。」 そんなオーナー側の思惑があっただろう。

 隠居がお元気だった頃は毎年夏の時期に暑い名古屋を脱出して長期に滞在されていた。 ご家族友人の方たちもお盆の時期には車を連ねて滞在しに来ていた。 今年も、そんな人々にお会い出来るかと昨日(15日)に立ち寄って見たのだが、 どなたも見えておらず、 別荘の雨戸も閉まったままになっていた。 別荘の敷地には亡くなった隠居を偲んでの記念植樹とその根元への散骨などがされていたのだが、 その植樹の周辺は草が伸び放題になったままだった。

 敷地内の車を置くスペース等の草刈りは押し掛け管理人の僕達がやっておいてあげたけれど、 「墓域の様な場所の草取りは故人ゆかりの人々の手で除草すべきだろう」 そんな考えが有ったから、僕たちは手出しをしないままにして置いた。

 夏の時期に誰も別荘に来なかったか? 見回すと、僕達が草刈りした以降に、 建物の外壁から30cmほど離して除草剤だか防虫剤だかの粉末がグルリと散布されていた。 だから現オーナーである息子さんあたりが出かけて来て、 その折に薬剤散布をされたのだと想う。 でも暮らしのための仕事に忙しい年代の人にとっては、 別荘での長期滞在なんて思うに任せないだろうし、 「維持管理なんて負担が大きいだけかも知れないなー」と想ってしまう。 また隠居の奥様も年配だから、 体調を悪くされて、 今年は遊びに来られないのかな? そんな事供を想い浮かべつつ立ち去ったのでした。 
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