ステージ素材の実験

2016-01-17 07:31:01 | 雪の結晶撮影
 これから長野へ出かける目的は言わずと知れた雪の結晶撮影だ。 その撮影機材の内、雪を載せるステージのに使う素材の幾つか試してみる計画だ。

 ところでステージの素材は銅ワッシャー、 つい最近はその穴の空いた銅ワッシャーの表面に食品包装用のラップフィルムを両面接着テープを用いて張って使用していた。 ところがこいつの寿命は未使用のままでもせいぜい10日が良いところ。 最初に皺なくピーンと貼って置いても、時間の経過でたるみ皺が生じてしまうのだ。

 そこで2つめの素材として、 食品収容の透明プラスチック容器の平坦部分を切り出して使用してみた。 まあ一応は使えるし、 時間経過で皺がよる事も無い。 それで万事OKかと言えばプラスチックの悲しい性質で静電気が帯電して細かなゴミを吸着しやすいのだ。 そして吸着したゴミを筆先で払って除去する作業を繰り返すと、 透明なプラスチックの表面に傷がつくのだ。 それはチョット見判らないほど微かな傷なのだが、 マクロレンズでの撮影ではハッキリ傷と判るほどになる。

 それで3つめ、 顕微鏡観察で使われるプレパラート、その上に載せた試料を保護する目的で使用されるカバーガラスを購入してみた。


 それはサイズが18x18mmの正方形で厚さが0.2mmほどの薄い板硝子だ。 これなら表面にゴミが乗って、何かで拭いて除去する場合にプラスチックの様に表面が傷つく心配は少ないだろう。 しかし、 なにせガラス素材の場合はプラスチックに比べたら比熱も大きく、熱伝導率も高いから、その温度が氷の融点より高ければ、観察する雪の結晶が短時間で溶解してしまう可能性が大きいのだ。 もちろん雪のシャーベットを利用するスージ予冷ユニットも用意してあるけれど、 どの程度の効果が期待出来るか? 実験してみないと判らない。

 追記 :

 そんな3種類のステージ素材によるステージ試用実験を行うために長野に向かうが、 今夜そして明日にかけて東京でも雪が降るらしいが車が動かなくなる程の降雪になると困るから、明日出発の予定を急遽変更。 食べた昼飯がお腹の中で落ち着くのを待って、 明るさの残る内に安曇野に到着すべく、 これから出発する事にした。


 
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