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大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

最近のこと① 血便が出て 痔の名医を頼って病院へ  痔瘻のジローズは解散

2018-01-15 23:33:16 | 潰瘍性大腸炎と健康
昨年の秋頃から最近までの出来事を書いておこうと思います。

パワーが無くなって以前みたいに夜更かしして書けなくなったので少しずつになりますのでお付き合いのほど宜しくお願いします。
少し汚い話も出てきますがご容赦ください。


遡ること昨年の春頃の事。テレビを見ていて便の話になったときに自分の便が小指ほどの太さしかないことをとら母に話しました。

とら母から返ってきた言葉が「それって良くないんとちがう?」。


思い出せないくらい前からそうだったので気にもしなかったけど、ちょっとびっくり。
どうよくないかを調べたら潰瘍や腫瘍、腸閉塞があると便が細くなるとあった。


で、思い切って4月に近所にクリニックで大腸の内視鏡検査を受けた。
検査の結果は特に異常はなかった。


原因は分からなかったけどホッとした。





そして昨年の9月頃のこと。
突然、血便が出始めた。

元々痔持ちな私。
4月の検査で異常がなかったのもあって血便は痔が原因だろうと思い込んでいて、そのまま一ヶ月が過ぎた。
身体は元気だけどそれでも血便は毎回のように出た。






職場に同じ痔で悩む痔仲間がいる。
痔の中でも最もたちの悪い痔瘻で、そこから自分達を「ジローズ」と呼んだ。
話題は症状とか治療とか、同士だからこそ分かち合える話題。


彼は熱が出たりしてたまらなくなり病院に行って手術をしている。自分は手術は未経験でひたすらウォシュレットでド清潔にすることで症状が悪化しないようにしてきたので
彼のほうがある意味先輩になる(年下だけど)。

彼は最初に行った病院で切ったけれど良くならず、名医と言われる先生を紹介してもらって違う病院に行ってまた手術をした。
合計4回も手術した経歴で、バリバリの先輩になる(年下だけど)。


痔瘻は化膿した膿がトンネルのように進んでいってやがて皮膚を突き破って体外まででる病気で、「穴痔」ともいわれる。
薬では治らなくて手術しなければ治らないと言われている。

「シートン法」という聞き慣れない手術法は知っている人にしか分からない、知っているあなたはジローズです。






一ヶ月以上血便が続いた私は日本で3本の指に入るその名医を頼って大阪の中心である梅田の病院に行くことにしました。







大阪駅から歩いてすぐにある病院は周りは高層ビルばかり。

年配の先生でしたが穏やかでいて、時間に追わることもなくコチラの話を聞き入ってそれで答えてくれる丁寧な先生でした。



肛門鏡で見なくても指先で分かると言うくらいの先生。

20才から苦しめられた痔瘻。ウォシュレットで清潔にすることで落ち着かせてきたことを話したら、意外な答えが
返ってきました。

痔瘻は治ってるな。

先生本当ですか? そう聞く私に「治った痕はある」


「締まりがきついな。肛門のしまりがきつくて切れ字はあるけど出血するほどではないな。」


肛門に指を入れながら「二つある括約筋のこれが外側。でこれが内側。ほらきついやろ。」

身をもって教わったのでよく分かりました。

肛門のしまりがいいのは、一見よさそうだけど過緊張といわれ実は痔瘻になりやすかったり切れ痔になりやすく、そのため括約筋の一部切開する手術があるらしい。



「症状から出血の原因は他にあるかも知れない。痔の手術の前に腸炎がないか確認してみないことには治療が出来ない。内視鏡の名医がいてその先生なら腸の状態を見極めれるから」
そう言って紹介状と軟膏を処方して消化器内科を受診することになってしまいました。



長年煩ってきた痔瘻は治ったと言われ、その代わりに腸の炎症が。
差し迫るものはないけれど、なんとなく後味が悪い感じが気持ちの中を巡ります。



翌日会社に行ってジローズは解散ととなったことを報告しました。


つづく





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