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大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

ガレージ整理 大和工機 NEWS クイックチェンジホルダー 旋盤のツーリング収納ラックの増設 ひな壇ツールラック 55歳の誕生日

2021-06-07 00:52:35 | ガレージツールの製作,改造,整備

旋盤で作業する際に旋盤の右側にある芯押し台というところに、いろいろ工具(ツーリング)を付け替えしながら作業します。

大きな丸いハンドルを回すと先端が出てきて穴あけや振れ止めを行います。

ツールを外すにはハンドルを逆に回して根元まで引っ込めないといけなくて、これが結構面倒。

 

 

例えばスペーサーやカラーを作ろうとするとセンタードリルが付いたチャックを取り付けて"芯モミ"(センターが出るようにちょこっとだけ真ん中に

穴をあけること)して、それからドリルキリのついたチャックに付け替えて穴あけ。

外形切削するのにブレないように今度は回転センターに付け替えて・・・と。

2個も3個もカラーを作ろうと思ったらこの作業の繰り返しで、ハンドルをクルクル、クルクルと

「何回クルクル回さすんかい」って思ったりして、もう電動化したいくらい。

 

そんなフラストレーションを解消してくれそうなやつがこれ。

オークションで買ったものですが、商品説明には「大和工機 NEWS クイックチェンジホルダー」とあったものの、どこにも刻印もありませんし、

メーカーももう存在していないので詳細は不明。

ひと揃え揃ってるので不自由しないですが、今さらホルダーを買い足そうと思っても今出品されてるのは日研やBIGのクイックチェンジばかり。

 

 

 

ヤフオクで見つけて買ったのが2016年のこと。いくらで買ったか調べたら20300円でした。

元々入ってたと思しき木箱に入って来たのですが、蓋も無くなっててオンボロでしたが"THE・昭和の工具"って感じを醸し出してました。

で、そのままじゃ邪魔で整理整頓を機に使いやすくて片付けしやいように置き場を作ってやることにしました。

 

 

旋盤の上には既にツーリング置き場を作っていたので、これを増設することにしました。

付けたり外したりといった非効率な作業が嫌いで、必要なのが装着されたままにしようとすると、どうしてもツールの数が増えてしまっています。

 

 

 

 

回転台の上に三段の"ひな壇"みたいなのを乗せたもので、回転台いっぱいにベースを広げて後ろ側にもひな壇を作ることにしました。

 

 

 

 

材料はラワン材。ほどほどに密度があって質感が良くて汚れにくく、とっても素敵なヤツ。

余談ですが、うちのテーブルソーのガイドが左側でおかしいらしいですが、どうやっても右には付けられません。

もう少しワークテーブルの広いヤツが欲しいです。

 

 

 

 

薄鉄板用のホールソーなので片側からだけでは抜けないので両側からあけます。

 

 

 

 

金工用なので木に穴をあけようとするとすぐ目詰まりします。

何度も木くずを取り除いてやらないといけないで、幸せではありません。

でも前回作った時のブログを見たらサークルカッターで抜いてました。たまにしかしない作業は忘れがち。嗚呼おっさんエレジー

 

 

 

 

穴あけ完了。

前に作ったのが2013年で娘が1歳の時。

抜いて残った丸い木が娘の遊び道具になるかと思ったのは昔も同じ。でもその娘も今は8歳。

ブログを見返すと幼い娘の姿がそこにあって、月日の流れと娘の成長を思い知らされます。

 

 

 

たまたま有った木なので表面が傷だらけ。

誰も見ませんし、旋盤のツーリングを置くだけなのでどうでもいいことですが、磨いてあげました。

 

敷いている大きなアルミのバット。

大学生のころ、初めて肉体労働のバイトじゃなくレストランでバイトした時にもらったもの。

女の子と一緒に働けて楽しかった。

 

 

 

 

アルミフレームがベースなので組み立ては簡単。

八の字のようなひな壇にしてみました。末広がり・・・・

 

 

 

ついでにクイックチェンジのタップコレットも置けるようにしました。

 

話が飛びますが、先日幼馴染が遊びに来てしゃべってた時のこと。

「なんか片付いて広くなったな~」って言われて「この年になって散らかってたらアカンやろ」という私に幼馴染は

「昔のごじゃついた方もワクワク感があってよかったよ」って言われました。

確かに知らない子が遊びに来て、バイクの部品や工具がそこら中にあったらそう思うかなって思って、自分の事を思い返してみました。

この年になったから小奇麗なガレージにしたいと思ってますが、昔はとにかくバイクの部品に囲まれてるのが幸せで何でももらってきて喜んでて、

親からガラクタばかりっておこられてました。

 

 

 

 

 

昭和の加工現場を支えてきたこういったツール類も、時代の流れで使われなくなったり廃業したりでオークションサイトによく出回ってます。

それこそ東大阪の機械団地に行けば買えますが、そこはやっぱり業界価格。

オークションのおかげでそれまで専門業者しか知らなかったツールがカタログショッピングのように見れて安く買えるのはプライベーターにはありがたい話です。

 

"大和工機 NEWS クイックチェンジホルダー"

幸せにしてくれるツールです。

 

 

 

わたくし事ですが今日8日で55歳になりました。

夕食はステーキを頂きました。

もちろんそんな高価なお肉ではないです。オージービーフ。

今日はお好み焼きテーブルを出してきて、焼いてみました。

火力と鉄板の熱容量が大きくて温度低下が少ないのでよく焼けてくれます。

味付けはキッコーマンの「ステーキしょうゆ ニンニク風味」。これ美味し。

 

娘が色んな表情を見せてくれて、それを見ると気持ちがホッコリします。娘は存在だけで感謝です。

 

 

 

娘が頑張ってとら母(嫁)と一緒にケーキを作ってくれました。

うれしくて美味しかったです。

 

 

 

55歳。

延長雇用はあるものの定年の60歳と考えると、あと5年。

ここ最近、会社生活も終わりが見えてきた気が強くします。

男性の平均寿命が81歳とか言われていますが、健康寿命はもっと短く人それぞれ。

残り時間をどう生きるか。そんなことをよく考えます。

健康でいること、悔いのないことなんて大雑把には言えるけど具体的に何をするか。何をしていくか。

お金をケチって修理してることを一つとっても、それって満足度なのか、習慣なのか。その結果時間を無駄にしていないか。

そんな小さなことなんかも考えたりします。

お金を貯めることが大切と思ってやってきましたが、時にお金を使っていくことも大事なんじゃないかと今さらながらに思ったりします。

無駄がないように、効率がいいように、失敗しないように・・・・その考えを少し脱ぎ捨てないと幸せは近づいて来ないんじゃないかって思ったりします。

ガレージには昔から温めてきたやりたいことが詰まっていますが、それこそホコリをかぶってしまっています。

それをいくつ具現化できるか。

 

最後にくだらない話を書いてしまってすみません。

55歳のおっさんのたわごとでした。

 

でも、いつまでも熱く生きたいです。

そんじゃまた。

 


フライス盤に照明を付けてみた。 予想ではイケてたはずなのに、お気軽工作ではやっぱりイケてません。

2019-03-24 04:19:17 | ガレージツールの製作,改造,整備
時折使っているフライス盤。

使う度に思うのがもう少し照明を明るくしたいということ。

デスクスタンドを付けていますが役不足。
目は良い方だったのに「老眼」という何とも響きの悪いヤツにやられたおかげで、照明はバカに出来ません。


それに起動とブレーキのレバーがその上にあって操作しにくいです。








LEDランプも明るくなって実用的になったけど、近接でまんべんなく照らす照明をとなると、なかなかコレって言うのが無くて、いろいろ試して良かったのが
サークラインタイプと言われている環形(丸形)蛍光ランプのやつ。









口金はG10q。4ピンのうちLEDランプでは二極しか必要ないので上か下かの2ピンで光ります。









口金を取り付ける際の向きで接続される二極が入れ替わるのでLEDの電源基盤からは四本のケーブルがつながっています。
結局、プラスマイナス(LとN)の二本がつながればいいので、双方のケーブルは導通があるかと思ってましたがテスターで当たってみると
導通していませんでした。










どちらのペアでもつなげば点灯するので手っ取り早く片方を絶縁処理して、片方に電源線をつなごうかとしましたが、ケーブルの引き出し穴をあけようと
しらた、パカっとケースが分離できたので基盤を見てみることにしました。








基盤には「L」「N」ともう一つのペアの「LA」と「NA」の文字が印刷されていました。









不要なケーブルを取っ払って電源ケーブルを直接半田付けしました。
やっぱりこの方がすっきりします。









LED側はこんな感じ。
これは20Wタイプですが、チップの配置が広いのでまんべんなく照らしてくれます。









フライス盤への取付は簡単に100均のネオジウム磁石をボンドで貼り付けで磁石でペタっと。安直です。









ケーブルの接続は安直にはいけないので、圧着端子です。

小学生の頃は親父に教わって電線をよじって、それをネジの大きさに環状にしたあと、終端をまたよじって。

単純にネジに沿わして巻き付けるだけでは締めこんだ時に接触が悪くなるからだと思いますが、この最後のよじるのが大切と言っていました。










スイッチも安直に露出タイプのスイッチボックスにフルカラースイッチ。











空いた時間を使って二日でできた照明。
構想段階では割とイケてたはずなのに、LEDもそのままではやぼったいし、スイッチも・・・かっこ悪い。


構想(予想)と完成形のギャップをもう少し縮めないといかんなと反省。










名機と言われたフライス盤に似つかわしくない照明になってしまいましたが、照明としては非常に明るくなりました。







このままでは実用性はあっても見る度に気持ちが萎えそうなので、そのうちもう少しエレガントになるように手直ししたいと思います。
イケてないオヤジのちょっとした工作ネタでした。




夜更かししている私をサークルの中からじっと見ている輪太郎。
サークルから出してやると足の上に乗ってきて眠ります。
昼間はやんちゃな小悪魔も夜は天使に見えます。

寅次郎はいつもおとなしかった。

寝顔に少し寅次郎の面影を感じてしまいました。




ではまた

ガレージの動力コンセント アースのIV線には保護管が必要? とら母は電動アシスト自転車試乗

2015-01-31 06:59:36 | ガレージツールの製作,改造,整備






フライス盤が購入して旋盤やその他の動力機器をガレージに配置してものの,電源はまだ仮設のまま.

掃除のたびにほうきがケーブル類にひっかかるので邪魔に思えてなりません.




少しずつガレージの環境整備を続けていて,今はこれら動力機器のつなぎ込みを何とかしようとしています.

通常なら機械の裏の壁にコンセントを付けるのですがケーブルが床の上を這わすと掃除がしにくかったり
キャスター付きの台車を転がすのに引っかかったりするので電源コンセントは壁ではなく天井に付けようと考えています.




マキノのフライス盤の主電源のスイッチは背面に電装ボックスにあって,電源を入れるには毎回裏に廻らないとだめ.
面倒なので手前にブレーカーかスイッチを付けようと家の中を物色していたら親父が残した古いメーター付き開閉器が
出てきたのでそれを取り付けたりして作業を進めています.





動力コンセントとプラグは引っかけタイプ.
これら部材は廃棄処分する装置からいただいたものばかり.
リユースばっちり.

材料は揃ったので配線の取り回しをどうしようかと考えていたら,ふと分からないことが出てきました.





屋内配線をいじるには資格が必要なことはもとより,いろいろと法規でやってはいけないこと,やらなければならないことが
規定されています.

電線にも種類があって銅線を単に絶縁被服で覆っただけの“電線”と呼ばれるものや,さらにそれを保護するために
被服で覆った“ケーブル”と呼ばれるものがあります.

下の写真の上側の3本線のがVVFと呼ばれるケーブルです.親父はこれを“VA”と呼んでいたので私にはVVFと聞いてもあまりピンと来ません.
下側の赤い単線のものがIV線と呼ばれる電線です.





電気工事で電線を天井裏や壁の中を這わす際にVVFは保護被服があるため保護管を通さずにそのままま引き回ししても良いと
されているので非常に便利です.
対してIV線は絶縁皮膜だけなので保護管内に通さないといけない(またはガイシ引き)決まりになっています.



今回はアース付きのコンセントを取り付けたいため単純に電気工事をしようとすると4本線入りのVVFが必要ですが
あまり一般的ではないので2本や3本入りのVVFよりもずいぶん値段が上がってしまいます.


こういった場合,一般的には電線が3本入ったVVF1本とアース用のIV線の2本を引き回すそうなのですが,
ふとこの場合IV線は保護管が必要なのではと疑問に思ったのでした.

できれば面倒な保護管の敷設は避けたいですが法規を無視して他人から笑われたくありません.


ネットで検索すると“知恵袋サイト”に同様な質問がありましたが,どうも電気工事の世界は厳しい人が多いようで,
すんなり回答がなくて「資格があるならそれぐらい知っていて当然」とか「分からないなら電気工事屋に頼む方がよい」ってな
手厳しい回答が多く見受けられました.

電気事故は火災などにもつながるので用心して身構えるのは分からなくはないですが,バイク関連の質問のレベルの
低さからしたら全然大人な質問の仕方.
それなのになあと思ってしまいました.


明確な規定が分からないまま悶々とする日々.
悩んでいても仕方が無いので潔く4本線のVVFを買ってしまおうかとも考えましたが100m巻きで2万円以上するので
なかなか踏ん切りがつきません.

3本線のVVFなら在庫で持っているだけに余計に悩んでしまいます.



電気工事屋をしている幼なじみにも聞いたのですがやっぱり不要と言っていました.


さらにいろいろと調べたらそれらし理由を見つけました.
それは『アースは“電路”ではない』,『該当する項目が内線規定にない』というものでした.


いずれにせよ,『天井に照明器具をつけようと木ねじをねじ込んだらアース線をかすめた』なんてことにならないように
注意して配線取り回ししようと思います.


そんなことを考えながらの一週間でした.


追伸
とら母は結婚する前は北海道の小樽に住んでいました.
坂の町なので移動は基本,車.
とら母はパジェロのマニュアル車の乗っていました.
山の中腹にある北海道ワインで勤めていたので雪道もへっちゃら.

大阪に出てきたら狭い道に車の多さが祟ってペーパードライバーに仲間入り.
自転車は未だに不得意.
『Uターンってどうしたっけ』と北海道弁で不慣れさを露呈するありさま.

そんなとら母も友和子が生まれていつまでもベビーカーで買い物はつらいということで子乗せ自転車を買うことにしました.
普通の自転車にしようかアシスト自転車にしようかと迷いましたが聞く人聞く人がみな“電動です”というので
試乗しに行ってみました.

いまだUターンが苦手なとら母.そんな人がアシスト自転車に乗って子供を乗せて大丈夫なんでしょうか.
ちょっと心配だったりします.





ではまた






ガレージの照明のLED化 バイクリフト用照明を付けてみた 大正川のイルミネーション

2015-01-22 04:05:34 | ガレージツールの製作,改造,整備
ガレージは元々店舗だったため,普通の部屋よりも照明器具の数が多く,電気代が気になっていました.

これまでも不要な照明器具を外したり,Hf(高効率電子安定器型)の器具に換えるなどしてきましたが代替えLEDランプも
手頃になってきたので交換していくことにしました.


使用している蛍光灯は40Wの直管型.長さが120cmのもので店舗やオフィスでよく使われているタイプ.
流通が多いせいか他のLEDランプよりも値段が安いです.

オークションでも多数出品されていますが,送料で元を取るような販売方法に違和感を感じるのと送料や保証を考えると
Amazonの方が良いように思えたので,そちらの中から2年保証があって“ボリュームディスカウント”で10本セット11800円と
安いのがあったので買ってみました.

保証については会社自体がこの先も存続し続けるなんて分からないので,それよりも保証をうたっている会社は比較的初期不良の
対応もが良いようなのでお店選びの条件としました,






とりあえず蛍光灯器具の安定器を取り外して直結仕様に改造します.
内容自体は大したこと無い作業ですが電気工事の資格が必要と言っているサイトが多いです.

引っかけシーリングタイプの照明器具なら資格が不要らしいので,屋内配線が直結してある器具だから資格が必要なのかもしれません.

危険度は同じなのにね.知っている人がいたら教えてください.

今回買ったのは両側で給電するタイプ.
このタイプの方が多い気がします.







生産はおそらくお隣の大陸製.
全部すぐには使えないので初期不良を懸念して一応全数点灯試験をするようにしています.





勢い付いたので以前買って安定器を付けたまま使っていた器具も直結に改造し,ついでに使い勝手が良いようにと
引き紐スイッチも取り付けました.

こいつは給電が片側だけのタイプ.

忘れないと思いながらも一応テプラーで表示しときました.ボケ対策





どこから交換していこうかと考えてるうちに欲が出てきて,せっかくなんで暗いと感じていたバイクリフト上に新たに器具を
取り付ける事にしました.


真上から照らすと側面が暗くなるので幅を持たせて2灯を天井から吊してやろうと構想をたてていました.




アルミフレームで枠組みしたものに器具をとりつけました.



天井から吊すのにφ1.5mmのステンレスワイヤーを買ってきましたが,ワイヤーの末端処理のカシメなんて経験がなく,カシメが甘くて
外れたらどうしようなんて心配になってしまいました.





ハの字にワイヤーで吊るようにして安全のため中央に一本命綱を設けました.





天井に直接ワイヤーを固定せずツールバランサーで吊すようにしました.

器具を下げると多少明るさが増すのでバイクリフトの昇降に合わせて調整できるようにしています.






器具の間隔など考えながら作っていったのですが,いざ取り付けてみるともう少し器具の間隔は広い方が良いようにおもえました.





LEDも高輝度で広拡散となったといえど所詮“点光源”が並んだだけなので陰が出やすいです.

ということで間隔を広げるためにアルミフレームを組み直し中です.







夜,散歩がてら地元の公園のイルミネーションを見てきました.

冬になるとイルミネーションで彩られ5月になると川をまたぐように鯉のぼりがワイヤーで張られる公園です.






膝の調子はあいかわらず.
走ると3日ほどは言うこと聞かなくなるので,ボチボチです.

1月7日
10.34キロ 61分47秒 平均速度10.04キロ ペース5分58秒/km




1月13日
5.13km 31分51秒 平均速度9.66キロ ペース6分12秒/km




1月16日 
5.18キロ 30分34秒 平均速度10.18キロ ペース5分53秒/キロ





ではまた





ガレージ整理 旋盤裏のメンテスペースを有効活用.材料を置くワゴン製作 ランニングは10キロ

2014-05-06 04:12:54 | ガレージツールの製作,改造,整備
グラインダーを収納していたキャビネットを整理するために壁掛けラックを作って,ようやくキャビネットの
一段分が片づいたので
次は材料の保管手段を考えています.

棒材やパイプ材などの長尺物は簡易ブラケットと呼ばれる単管パイプの部材を利用し
天井に近い所に保管していますが,10センチ角くらいのブロック材やその他,コンテナに入れて置くような物が床に置かれているため
邪魔になってしまっています.





どこに持って行っても同じ事なので空いたスペースに置くことを考え,旋盤と壁との間に隙間があるのでそこに置くことにしました.


旋盤を設置する際に切り子の掃除のためにメーカーは1メートルほど空けよとうたっています.
実際はそんなに空けて置いているのを見たのはポリテクセンター(職業訓練学校)か大手企業のくらいで,中にはベタ付けしている人も
いたりします.
私は念の為,人がぎりぎり入って何か出来るようにと40センチほど空けていてます.





頂き物のエレクターと呼ばれるステンレス製のメタルラックがあったのですが市販のラックやツールカートの幅は大抵が45センチ.


35センチ幅のステンレス板があったのでこれを棚板にしてアルミ押出し材で組むことにしました.


骨組みとなるアルミの押出し材は所望の長さに切れば大きさも自由に決めれて,ボルトで固定すれば組み立てられるので誰でも出来て
いいのですが,ちゃんとした平面で組まないと歪んでしまうのが欠点.

多少歪んでも気にならない人ならいいですが,気になり出すと後から修正は大変.
なので最初から定盤の上でスコヤーで直角を確認しながら組むことが結果的にいい気がします.





フレーム材にはスリットがあって,そこに専用のナットを入れてボルトで固定するのですが,入れ忘れると分解しないと入れられない
場合も有ったりします.よくよく考えて組まないと二度手間三度手間になってしまうのもこれの欠点.

今は後から入れられる少し幅の狭いナットもあって改善されていますが,接触面積が少なくなるのでガッチリ固定するには最初から
ちゃんと入れる“先入れナット”が安心できて自分好みです.






固定するためのブラケットと呼ばれる金具やボルト・ナットをアホほど使うので汎用性は高いですが何か“ちょっとなあ”と
思うアルミフレーム材です.

テンション上がらない作業.淡々と組み上げていくしかありません.
どんどん組み上げていったら重くなって下ろすの肉労しました.






棚板を仮に置いてみました.
明日,固定用に穴をあけて完成させます.








連休もあと一日.
いつものランニングの日,雨がやんだので走ってきた.
ペースを落とさないように走るのが苦しい.
雨で少し気温がさがったけど,走り終えたら汗だくになった.

10.75キロ 61分31秒 平均速度 10.49キロ ペース 5分43秒/km
【Run&Walk】2014/05/05 19:56, 10.75km, Time 61:31, 650kcal




ではまた

公園の桜ももう少し キャビネットを改造したボール盤のスタンドのその後 途中で痛くなったランは8キロ

2014-03-30 05:47:58 | ガレージツールの製作,改造,整備
夕べも友和子を寝かしつけたら自分も寝てしまい,そのせいで朝4時に目が覚めた.

パソコンで調べ物をしてもう一度寝ようかと思ったけど,なかなか寝付けない.

寝るのをあきらめてEOS Kissにトキナーの広角を取り付けて寅次郎の散歩に出掛けた.

なんだかスッキリしない空.
今日は夕方から雨らしい.





公園の桜はつぼみが膨らみ,所々で花が咲き出した.

あと少しかな.





今日はとら母が地元の保健センターで健康診断を受ける日なので寅次郎と友和子と一緒についていくことにした.


友和子は外に出るのが楽しくて仕方がないみたい.





寅次郎は今日二回目のお散歩.
友和子ほどはしゃがないけど,寅次郎も一緒に出掛けると喜ぶ.




とら母は受付の時間が迫っているというので,自転車で先に行ってしまった.

友和子は相変わらず行っては戻りで全然前に進まない.
結局保健センターまで肩車していった.




健康診断といっても今日は胃がん検診だけ.
バリウムを飲むあれ.

検診車の前で待つ間も友和子はウロウロ.
寅次郎は私の体に身を寄せておとなしく待っている.くっつくと落ち着くみたい.





寅次郎は甘いマスクで男前だと思う.
通り過ぎる女の子からよく“かわいい~♡ ”と言われる.

私も男前に生まれて,そんな事言われてみたいと今でも思う.




とら母は下剤が効いたみたいで慌てて自転車で家に帰っていった.
帰りも寅次郎と友和子の三人,トボトボ散歩しながら帰った.

のどかな朝のひと時.




先日から作業している“邪魔”なキャビネットをボール盤のスタンドに改造するというアレ.

あまり高くなり過ぎないようにと小径のキャスターに交換し,取り付け位置も変更したのですが,本来の
キャスター取り付け位置ではないので,なんとなく補強をしてやりたい気分になってしまいました.

適当な材料を探すと有るのは鉄のアングル材だけ.
ちょっとサビが出ていたのでサンダーでサビを落として水性のさび止め塗料をハケで塗って・・・.

手間がかかるからやっぱり鉄は好きになれない.




重いボール盤と万力を乗せるのでキャスターを前後連結し,補強してやりました.
(でも後で不必要になってしまった.)




車で言う“シャコタン”になったキャビネット.
幅がピッタリな大きさの20mm厚の合板があったので天板にしてみた.




さて,ボール盤を乗せると思いの他“頭でっかち”な感じでちょっと不安定.

いろんな事を予測や予想しながら作業を進めるものの,現物を見たらハッと思うことがやっぱり出てきます.




さて,どうしようかと考えて・・・
アルミフレームで作業台を作り,キャビネットとボルトで合体させ強度を持たせることにしました.

材料が届いたので今,組んでいます.

と言うことでアングル材で作った補強はあまり意味の無い事になってしまいました.




あともう少し.




暖かかったせいか夕方,寅次郎の散歩に出たとき朝見た桜がだいぶ開いていました.

今日は夕方から雨の予報.
散歩を終えた頃にはかなり曇ってきていました.
雨が降る前にいつものランニング.

いつも頭にタオルを巻いて走っているのに,今日みたいな日に忘れてしまい汗がダラダラ滴り落ちてきて
目に入ってうっとうしい.

途中で左足に嫌な感じがした.
アキレス腱からふくらはぎにかけて,踏み出すと痛みが走る.
“こむら返り”したときの痛みに似ている.


歩くのは“負け”のように思うので,あれこれ痛みが少ない方法を試しながら走ったら家まで辿り着けた.

最後まで走ったから勝ちと言うことにしました.

8.45キロ 51分37秒 平均速度 9.83キロ
【Run&Walk】2014/03/29 18:43, 8.45km, Time 51:37, 532kcal [web]




足の痛みも随分ましになった気がします.

ではまた






邪魔なキャビネットと中途半端なボール盤の台の合体 ポンチの後の下穴はちゃんと ランは遠回りの12キロ

2014-03-22 03:46:55 | ガレージツールの製作,改造,整備
キッチンユニットを買ったものの,まだ何も手付かずのまま.

何をするにも先ずは空いたスペースが必要なので,毎日暇を見つけては家の片付けとガレージの整理に追われる毎日.

捨てるモノもかなり減ってきて,残るはオークションで売りさばく物ばかりになってきました.
オークションも売る側に回ると意外とまじめにしないとトラブルになるのでなかなか気持ちが切り替わらず進みません.

目立って進捗が無い状況を見て,いつまで続くのだろうかと弱音を吐いてしまうこともしばしば.

ちょっと何をすれば良いか分らなくなってきているので,とりあえず目の前にある片付きそうなことをやっていると
言った感じです.


ガレージにある,赤く塗ったキャビネット.
元はベージュ色した実験室とかにありそうなやつで,20年くらい前に会社の払い下げ品で買ったもの.
たしか20円くらいだったと思う.

こういった物を捨てると一気にスペースが広がるのですが,中に物があるのでそうは簡単には捨てれません.
中身も整理したけど,まだ半分くらい残っていて中途半端な状態.







捨てれないなら,どこかで効率よく使えないかと周りを見渡す.

で,ボール盤の下がごちゃごちゃしているので,このキャビネットを台代りに出来ないかと考えました.





天板のサイズがW900×D400mm.
幅に余裕がないのでそんなに大きな物は置けない.
おまけに重い物を載せるキャビネットでないのでキャスターも弱そう.

天板がもう少し小さければ何とかなりそうなので,不要な所を切り取ってやろうと思い外してみました.





キャビネットのサイズに合わせて切断したら・・・・

一枚物の板と思ったら張りぼてでした.





身長が高いのでボール盤の台もある程度高い方が使いやすいのですが,ちょっとこのキャビネットは高過ぎな感じ.

弱そうなキャスターも,小径でちょっと丈夫なキャスターと交換することにしました.





取り付ける場所もキャビネット高さが少しでも低くなるような場所に変更することにしました.

そのままでは強度不足しそうなのでアルミ板で補強をいれます.
前回のフライス盤のコネクタの補強板製作に習ってポンチを打った後の一発目は小径ドリルで下穴をあけました.





おかげで今回はヤスリで穴の修正をしなくてすみました.





明日は天板を切り出してボール盤とバイスを載せるように加工します.







今日はプリウスαの点検の日.

買って2年ちょいですが走行距離は5000キロにもなっていません.
購入時に4年分の税金と車検費用,法定点検費用も前払いしているので,何もなさそうですが持って行ってきました.
小一時間ほどかかるというので,ボーッと待っているのも何か勿体ないので,その間ランニングしてくることにしました.

休みの日にわざわざ時間を作ってまで走るほどマラソン好きでもないので,こんなタイミングで走る方が時間を無駄にしなくて
良いように思えるので自分には合っている気がします.

今日は風が強く向かい風のときは全然スピードが出ません.
一時間なのでちょっと遠回りしてみました.

12.46キロ 69分24秒 平均速度10.77キロ
【Run&Walk】2014/03/21 13:04, 12.46km, Time 69:24, 725kcal [web]




ちょっと左足のふくらはぎに乳酸が溜まっている感じがします.

ではまた.

ガレージ整理 コレット置きと旋盤ドリルアーバー チャック ツール置き台 譜面台も便利ツール

2013-11-11 04:09:04 | ガレージツールの製作,改造,整備

旋盤とフライス盤用に作ったツールワゴン.




ガレージが狭くなるという事態に陥ったものの,整理整頓に一歩近付いたのに気をよくして,さらに整理グッズを
作ることにした.


フライス盤で溝を掘ったり,削ったりするのに使う“エンドミル”(ドリルの親戚みたいなヤツ).

このエンドミルにも太さが色々あって,それに合った“コレット”と呼ばれるモノでサイズを合わせてフライス盤の
チャックに取り付けます.


フライス盤に付属していたチャックにはメーカー製と思しきスタンドが付いてきた.




他にもチャックや切削ツールがあるけどスタンドがないので置き場に困っていたので,それら用にも似たような
スタンドを作ることにした.


ラワン材だと思しき木にホールソーで穴をあける.




このホールソーは薄鉄板用なのですぐに目が詰まってしまう.
何度も何度も木屑を取り除いて,両面から穴をあける.




ツーバイフォー材みたいにザクザクしていない,しっかりした木は質感も良い感じ.




アルミフレーム材の切れ端でサンドイッチしてゴム足を付けて完成.




フェイスミルやキーレスチャックとかを置いたらもっと穴の数を増やせば良かったと後から気付いた.
何でもやってみないと分からない愚かな脳みそです.







最近,依頼を受けて加工している部品があります.
材料は“SS400”という鉄の棒.
鉄は錆びるから嫌いなのであまり接っすることがないので詳しくは知らないですが,一般的な“ふつ~の鉄”です.




これを削って穴をあけてネジを切って・・・・




旋盤でこんなモノをあと7個ほど作らないといけない.




旋盤もいろんなツール(刃物)を使いながら加工していきます.




穴を開けるためのツールも沢山あって,ごちゃごちゃ状態.
これまで単品の加工が多かったので騙し騙し使って来たけど複数個の加工を効率よく作業するにはこれではあきません.





なので続いて旋盤用ツールスタンド製作です.

木に穴を開けるのに苦労したので,他に良いものが無いか探したら出てきた“サークルカッター”.




木工用なので目詰まりもなくて一発で穴があけれて快適.




でも片面から一気にあけるとバリが出て醜くなるので,両面から優しくあけてあげます.
(素材の妖精さん,出てくれるかな)





材料は同じくラワン材(たぶん).
以前,YouTubeで見て買った“コンビネーションスクエア”.
意外と重宝しております.




ツールの数が多いのでフライス盤の様に平置き二列では足りません.
色々と温めてきた構想を注ぎ込んでいきます.




ベース(土台)はアルミフレーム.
アルミにアルマイトは錆び知らずでグッド.





“ひな壇”式のスタンドにしてみました.




後ろ側はこんな感じ.
昔,エンジンを組むのに使っていたテレビ用の回転台が余っていたのを思い出し,取り付けてみました.




ツールも随分スッキリしました.




マグネットが有ったのを思い出したので急遽付けてみました.
もうテンション上げ上げです.




当初,前方から手を伸ばして取るつもりで,ドリルの刃で怪我しないようにと“ひな壇”にしましたが,
ターンテーブルのお陰で,クルッと回せば後ろのツールもスッと取り出せるので,安心して取り出せるように
なってくれました.




久しぶりに出来上がりも嬉しかった工作でした.



勢いついて,亡き親父が残した不良在庫の山を整理していたら“譜面台”と書かれた箱があったのを思い出し
活用することにしました.





親父は現役のころ学校放送やホールの放送を市から依頼を受けて仕事をしていました.
この譜面台もそのときのモノ.
このほかにも直径50センチくらいの馬鹿でかいホール用のスピーカーとか300ワットくらいのアンプが
残っています.
ライブとかしている人が居たら買ってください.



さて何十年も前のモノ.箱を開けたらちゃんと中身が入っていました.




何かに使えないかと思ってたら,使えました.
ツールワゴンに有り余っていた支柱を付けて取り付けてみました.




マニュアルや図面を置くのに丁度よかった.(これまた,うれしかった.)





ややこしい依頼品の加工があるので,この勢いで頑張ります.

ではまた.









ガレージ整理 自作ツールワゴン SUS(エスユーエス)のアルミフレーム

2013-11-05 05:17:42 | ガレージツールの製作,改造,整備
随分前のこと.
ガレージにフライス盤が来て,作業性を上げる為に旋盤とフライス盤にそれぞれ専用のツールワゴンが欲しくなり
オークションやツールショップに良いものか無いか見ていた.

某輸入工具屋さんにお手頃価格のツールワゴンがあり,ゴールデンウイークセールとやらでさらにお安くなるというので
楽しみに待っていた.




セールが始まり会社の帰り,意気揚々とお店に行き現物を発見.
ちょっと触ってみる.

あれれ?
何かフニャフニャ.
強度というか,剛性が足りなくて頼りない.

意気消沈して店を出た.

何かつまんない.

その後もオークションを見るが,どれも似たり寄ったり.
”諭吉さん”が数人ともなればしっかりしたのがあるけど,これに諭吉さんは出せない.


ということで作ることにした.
骨組みはアルミ商社に勤める友人から譲ってもらったアルミフレームに,棚板はその昔コーナンの特価で買った
スチール製の三段棚
の棚板を流用.




アルミフレームの切断は今でこそ高速カッターで“ぎゅい~ん”って切るようになったけど,作り始めはわざわざ
フライス盤で端面切削していた.




キャスターが付くベースプレートは板厚10mmのアルミ板で作って補強を兼ねさせた.




板厚2mmのアルミ板を“今は亡き”エイシンのブレーキプレス(折り曲げ機)で曲げ加工.




こんなプレートを作ってみた.




これを足下に入れて更に補強する.
接合部が“ぐらぐら”する要因なので念の為に入れてみた.




アルミフレームは金具をボルトで固定するだけで組み立てられるのがお手軽なところ.
でもこれが以外とチマチマした作業で,なかなかはかどらない.
地味に組み立てて骨組みがなんとなく出来てきた.





市販のツールワゴンには引き出しが付いているので真似てみる.
コーナンの処分品で売っていたスライドレール.これも買ってから10年くらい経つ.
活用するのが遅すぎると自分ながらに思ってしまう.




スチール棚の棚板を流用したものの,アルミフレームに合うようにと穴を開けたりするのが意外と面倒.
他に良い棚板があればこの流用はあまりおすすめできません.




引き出しからモノが落ちてしまいそうなのでアルミ板を曲げて柵にした.




ツールワゴンのハンドルは普通こんなの




新幹線の車内販売の売り子さんでもないのでこんなハンドルは不要.
フライス盤が来て嬉しい頃だったのでアルミを削り出しして作ってみた.




押して歩くというよりも,向きを変えるためのハンドルです.




一号機,フライス盤用のツールカートの完成.作ったのが今年の5月の事でした.





月日は流れ,あるところからM14,ピッチ1.0mm,逆ネジのパイプ加工の依頼を受けた.
複数個作る必要があり,旋盤での加工だったため旋盤用のツールカートを作ることにした.



特価になったスチール三段棚を期待してコーナンに行ったけど,“普通の値段”を払って店を出た.




キャスターの付くベースプレートに使った厚み10mmのアルミ板は実は廃品.




液晶パネルを製造する装置の電極板だったそれは,裏側には溝が碁盤のマス目状に掘ってあり,表面には無数のガス吹き出し穴が
開いてる.

大きな面積の電極から均一にガスが吹き出すためにこんな風になっている.




キャスターの取り付け穴が異様にでかい.
廃品の流用なので贅沢は言えないけど,何か“ぶ~”って感じ.




ワッシャー入れてごまかしてもいいけど,自分が“ぶ~”になりそうなのでごまかさないことにした.

バンドソーでアルミパイプを千切りにする.
同じ厚みになるようにマグネットベースを置いて“突き当て”で切っていく.




4×4で16個.失敗しそうなので余分に切り出した.




それをハンドプレスで圧入.
廃品の流用はお財布には優しいけど,オッサンになって終焉の見え始めた自分の残り時間のことを思うと
ちょっとブルーになる.





M6ボルト用に所望の穴径になった.





「浦島太郎」や「かぐや姫」ではないけど,こうやってちゃんと部品を使ってあげてたら,いつか“部品の妖精”なんか
出てきて恩返しなんて事にならないかと,妄想を抱きつつ作業する日々.




ガレージ整理のために何か作り出すと,作り始める前以上に散らかるのが悲しい.




さすがに2台目なので引き出しを作る気力が湧いてこなかった.




フライス盤用はハンドルも気合いを入れて削り出しで作ったけど,これも気力が無くて,以前ユニットバスの会社に
勤める友人がくれた手摺りを流用してみた.


とても不細工.
楽して良いものは出来ないという典型的な例.

“部品の妖精”達もこれを見て帰ってしまった.




出来上がって分かったこと.
2台は邪魔.





せっかく作ったけど,1台に集約して棚数を増やそうかと・・・・


ではまた

続・ガレージ整理 面取機「C.フェイサー」の削りかす対策

2013-08-24 02:37:28 | ガレージツールの製作,改造,整備
フライス加工の度に行うバリ(面)取り.
なのでフライス盤の立ち作業と同じ姿勢で面取が出来るように面取機の設置台を作ったのは前回の話.




作業性は改善されたものの,周囲を見ると削りかすが付着していたり,床に落っこちているのが気になる.





私が居ない平日は寅次郎がくつろぐ場所.
削りかすの上で“まったり”では気の毒.
なので対策を打つことにしました.


面取機のプラテン(カバー)を開けると,ご覧の通り研磨パッドがむき出しで,削りかすに対しては考慮されていません.




削りかすが飛散しないようにするには研磨パッドを囲うしかないのですが,そんなものを取り付けるようには
作られていないので,どんな形状にするか現物を見ながらイメージします.

で,イメージできたら作れるかというと,そんな器用に出来る訳でも無く,プランと現実の加工性のジレンマの間を
行ったり来たりする時間が流れます.

これが非常にアンニュイな時間です.



今回使う材料は厚みが1mmのアルミ板.
強度の必要な物には使えないアルミ板ですが,金ノコでも切れるくらいの手軽さなので,こういったカバーや
ケース製作には丁度良い材料かと思います.

実際の切断は金ノコでは無く“押し切り”と呼ばれる,裁断機を使います.

この“押し切り”は実は私の親父が使っていた物です.
私がまだ小さい頃,それこそ物心ついたときにはすで見た記憶があるくらい古いもので,そう考えると
40年以上前の道具になります.

“押し切り”という名称も正しいかどうか分かりませんが親父がそう呼んでいたので私もそう呼んでいます.





なんとなくプランが固まってきたら今度は切れっ端を“切っては宛がい”を繰り返し,より具体的に形状に
具現化していきます.

単なる削りかす飛散防止カバーですが,作り始めるまで沢山の時間を要します.





どれほど切れ端を屑鉄(実際は屑アルミ)にしたか分かりませんが“何となく”な方向性と言うか,形状が見えてきます.


不要な部分は切り取り,縁を曲げて強度を持たせ・・・

面取機本体にも取り付け用のタップを立てたりして,少しずつですが作業の進む速度が上がってきます.




研磨パッドを囲うように形状と大きさを現物を見ながら製作します.





曲げ加工ですが,この世界では随分ポピュラーになったこの折り曲げ機を使っています.
一頃,一世を風靡した“エイシン”(今は倒産してありません)が世に広めたツールです.
元は中国製(たぶん)なので現在は他の輸入業者,数社が販売しています.
あれば便利なツールです.




接合は溶接でもいいのですが,薄物なのとフライス盤を搬入する際に溶接機の配線を“ばらした”ままで
使える状態では無いのでアルミのリベットを使います.





使い方は簡単.
叩いて潰すだけ.
ブラインドリベットは裏に出っ張りが出来るので今回はこれを使いました.




上側の部分のカバー.縁を折り曲げるさいに,折り曲げ機の制約で一部端っこが切り欠いた形状になっています.
本来なら弁当箱のフタみたいなモノにしたかったのですが,気持ちが持ちませんでした.






研磨パッド周りは一応出来た感じです.





次に削りかすが落ちる下側.





削りかすを受ける“受け皿”まで曲げ加工で作る気力が無くなってきたので,転がっていた「百均」のタッパーを流用します.






これを,こんな風に受け皿として使うために,どうすれば上手く固定できるか・・・・
また,アンニュイな時間が流れます.





“この部分が邪魔やな・・・”マジックで切り取る所に印を書きます.

一つ一つの作業は,ほんとちっぽけな事です.
モノ作りを愛する者は皆,こんな事の積み重ねを面倒だと思いながらも楽しんでいるんだと思います.
(そうですよね.Zoomの店長さん





不要な箇所を切り取り,削りかすが少しでも受け皿に集塵しやすいようにと(願って)曲げ加工を追加します.





受け皿の“受け台”です.
アルミ板の曲げモノをリベットで追加しました.





ようやく完成です.





単なる面取機だったのですが,使ううちに色々改善したい点が見えてきます.
そのために寄り道ばかりして,本来の製作物が出来ないですが,程度の良い機械やツールに出逢うと
ついつい寄り道がより遠回りになってしまいます.



工夫することが好きで,工夫している製品や一生懸命工夫してモノ作りする人には魅力を感じます.

この“工夫”という言葉,英語で何て言うのか翻訳サイトで調べてみました.


contrive 

think out

contrivance

use one's brains


日本語だと「工夫」の一言ですが英語の場合,色々あるみたいで,どれが適切なのか私には分かりませんが

“think out”ってのが語呂がよさそうな気がしました.


面取機“C.フェイサー”もこれでようやく一人前になったので,ガレージ整理の作業に戻ります.

とにかく,めんどくさかったです.






おまけ
親戚から梨を頂きました.
いつもありがとうございます.




もう一つ
十年以上前,北海道の釧路で出逢ったバイク乗りの夫婦の方が,今年も北海道ツーリングに出掛けられ,
富良野からメロンを送ってくれました.

うれしかった.




何としても北海道ライダーに復活したいです.




ではまた.