Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

グスタフ・ホルストのカプリッチョ(H185)を聴く

2010-12-15 06:54:18 | グスタフ・ホルストの交響曲・管弦楽曲
昨日は歯医者に行くため、ウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、ホルストの管弦楽曲である。
カプリッチョ(H185)は、1932年に作曲された作品である。
1932年2度目の渡米をしたホルストは、ハーヴァード大学で教え、
この時、演奏バンドのための放送用の小品を作るよう依頼された。
この音楽は結局、放送されることもなく、忘れ去られた。
「ジャズバンド用小品」とされたこの曲にはタイトルがなかったが、
娘イモージェン・ホルストがこれを管弦楽用に1967年編曲し、
翌年クイーンズ・エリザベス・ホールで初演された。
この時、イモージェンは「カプリッチョ」というタイトルを付けた。
聴いたCDは、イモージェン・ホルスト指揮、
イギリス室内管弦楽団の演奏による。
弦楽器のソロで始まる旋律はイギリスの叙情的な民謡風である。
これにハープが入り、弦楽器全体で主題を奏し、ホルンも入る。
そのあと曲調は変わり、軽快な感じの旋律が奏でられ、
トランペットにより行進曲風の旋律が高らかに奏される。
そして最初の叙情的な民謡風の旋律が再び現れ、絡んでいく。
後半ではイングリッシュホルンも登場し、最後は軽快なトッティで終わる。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« グスタフ・ホルストの「2つ... | トップ | 星川から横浜まで歩く、そし... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

グスタフ・ホルストの交響曲・管弦楽曲」カテゴリの最新記事