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サッカーニのルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの交響曲第7番イ長調作品92を聴く

2013-01-03 06:38:41 | ベートーヴェンの交響曲・管弦楽曲
昨日は二俣川から緑園都市まで歩きました。
途中聴いたのは交響曲第7番イ長調作品92。
1811年から1812年にかけて作曲されたこの作品を、
リコ・サッカーニ指揮による1999年10月19日のライヴ盤で、
ブタペスト・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で聴いた。
今回も曲の解説ではなく、CDを聴いた感想を述べたい。
第一楽章の序奏が始まる冒頭で、指揮者の息の音が入っている。
指揮者が気合を入れている感じで、力強い始まり方である。
提示部に入っても演奏に力が漲っており、提示部の反復はなく、
展開部に入る中、指揮者の歌う声も時々聞こえてくる。
弦楽器の音で聴きなれない部分が時々浮かんでくるが、
この辺のバランスはどうなのか気になるものである。
最後は金管楽器の音とともに力強く終わる。
第二楽章は、比較的速いテンポで主題が奏でられていく。
淡々と進めているようでいて、力がこもっているところもある。
各楽器が歌うように旋律が奏でていくような印象である。
第三楽章は軽快で、荒々しさの部分がある楽章である。
ここでも盛り上がる部分など指揮者の息遣いが聞こえてくる。
第四楽章も指揮者の意気込みが冒頭からの息の音からもわかる。
力のみなぎった演奏で、あっという間に聴かせてくれる。
この楽章は弦楽器同士の旋律のやりとりが聴き所だが、
そこもよく聴かせてくれているとは思う。
先日のシューリヒトやノリントンとは対照的な演奏であるが、
まあ、こういう熱血的な演奏も時にはいいのかなという感じである。

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