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Mars&Jupiter

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マルティン・コダスの「ガリシアの抒情歌曲」を聴きながら横浜から星川まで歩く

2010-02-14 01:40:40 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
昨日は横浜から星川まで歩きました。
途中聴いたのは生没年不詳のマルティン・コダスの作品。
CDの解説によるとコルーニャの吟遊詩人であった彼の作品の存在は、
1914年マドリードの書籍商ペドロ・ビンデルが発見した
「ガリシアの抒情歌曲(カンティガス・デ・アミーゴ)」により確認された。
彼はビーゴ近郊に住んでいた隠者であったようだ。
フェルディナンドのレコンキスタの戦争に随行した
フグラール(放浪楽人)の一人であった可能性があるようだ。
途中聴いたCDはグレゴリオ・パニァグァ指揮、
アトリウム・ムジケー古楽器・合奏団の演奏である。

「ガリシアの抒情歌曲」は、12世紀から13世紀に作られた。
「ビーゴの海に立つ波よ」は、弦の前奏に導かれ、
恋人を思うゆえにこぼれるため息を歌う。
「このわたしに知らせが」も素朴な感じの歌で、
ビーゴにいる恋人に会いに行こうとする女性の歌である。
「わたしのきれいな姉さま」は、打楽器も加わり華やかな曲。
ビーゴに行こうとする女性の心を軽快に舞曲風に歌う。
「ああ、神様、いまもしも知ったなら」はビーゴに居ながら、
恋人に会えない女性の気持ちを歌った素朴な歌である。
「波よ、お前を見に来たものを」も恋人に会えない
切ない女性の気持ちを歌った聖歌風の曲である。
「恋を知る乙女らみんな」は、ビーゴの海に行って、
恋人に会おうとする女性のはやる気持ちを歌ったもの。
打楽器とリコーダ、そして弦が加わった軽快な短い曲である。


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