若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

創る人たち

2008-09-17 11:49:03 | その他
親しくしているデザイナーの方は、「こーんな感じで」なんていう超曖昧なオーダーをしただけで、欲しかったデザインをいきなり2つも出してくださいました。選ぶことに難航中ですが、近日、マツモト写真のオシャレな商品券を発売予定です。

お店を新築したときも、建築家の方に、「こーんな感じ」とお話しただけで、「おぉぉぉ!」と驚くほど、私達の欲していた家の顔を描いてきてくださいました。その1発目の画から、殆ど修正することなく、現在のマツモト写真になっています(その画を実際の建築資材で造っていくのは、大変なことなのでしょうねー)。

当然、二代目もそういった人々の一員。彼は撮影前にじーっと考えて、突然動き出し、色々な機材をいじりまくって、突然とっても美しい光を作り出します。その光は、ある時は何十万円もする指輪を、ある時は涎が出るほど美味しそうな食べ物を、ある時は笑顔の輝く女性を、一番美しく残すために、イイ働きをします。

vox humana というグループのコンサートに行きました。現代を生きる作曲家の方々が「これでもか!」という剛速球で投げた新曲を、カッキーーーンと場外へ歌い返す舞台でした。一瞬も気が抜けない音(声)の世界はすさまじく、私は段々前のめりになり、終演後には歌ってないのに、グッタリ疲れて、達成感がありました(聴いていただけですが)。

こういった人々を前に、昔の私は「すごいなー。私は才能ないから残念ですが。」と思い込んでいましたが、最近は些細なジェラシーさえ感じ、「私だって」と希望みたいなモノが頭に浮かんだりします。上質な創り手さん達に囲まれて、私にも少し「創り手」の空気が染み込んできたのかも!おばあさんになる頃には、私も『無から何かを創る人』になっているのかも!!

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