吹き出し

心が、マンガのセリフの吹き出しのように透けて見えるなら、いろいろとマズい。
でも、その心配はない。
一つの場面に、一つのセリフ、とは限らないから。
心の声は、いくつか重なり合って、その中には自分では聞き取れないものもあって、何が本当なのか、よくわからない。
人様の心のうちはわからない。同様に、自分の気持ちだって、怪しいものだ。
言葉にならない部分まで考えれば、マンガの吹き出しのようにはならない。
「本当は・・・」と考えることは、interestingだが、それだけだ。