何年も講師業をやっていると、過去に問題を解いたノートもたくさんたまってくる。
4,5年前に解いて、今また久しぶりに解くと、その解き方において向上していればいいのだが、そうでもない場合も多い。むしろ4,5年前の方が鋭かったり、あるいはわかりやすい解き方をしていたりする。
若いころは、頑張ればその分成長したが、ある程度の年齢になれば、「頑張って現状維持、サボればたちどころに劣化、伸ばすには強烈に頑張らなければ」となってくる。むろん、何らかの楽しみとして物事に取り組むのであれば、いちいち比較しなくても熱中できれば幸せ、ということなのだが、客観的基準において向上するように取り組むのは相当に気合のいることだ。
始終気合入りっぱなしでも、途中で血管が切れてしまって倒れてしまうので、そこそこにリラックスも必要だが、それでも、攻める気持ちを失わないジーさんになりたいものだ。