パラレルワールド 2013-03-31 18:38:48 | インポート 人によって興味や関心はことなる。自分にとっての常識が、隣の人にとっては全くのどうでもいいことであることはしばしばある。 してみると、我々は同じ世界を生きているように見えて、実のところパラレルワールドに住んでいる、と考えることもできる。ややこしいのは、この重層的に重なりあった世界は、多くの部分において密に関わりあっている、と言うことだ。 だから、両隣のひとと手を握りあいつつ、その間に己の二の足 でしっかりと立つ、と言うことが必要だ。どっちを忘れてもいけない。
合格率 2013-03-30 15:00:59 | インポート 塾や予備校の合格率は指導力を推し測る一つの指標ではあるだろうが、それ以外の要因の影響力が大きいので、必ずしも比例しているとは限らない。しかも、どのように算出するかで数値はかなり変わってくる。なかには胡散臭い数字を広告に使用しているところも見受けられる。残念なことだ。 しかし、高い合格力の広告的価値は大きいので、自分もそれを謳う者の一人だが、誠実な、誇張のない数字にすることが責務だと思っている。 ただ、できれば、あまり使用したくない気持ちがある。それは、通ってくれた生徒さんにとって、「合格率90%」なんて、何の意味もない数字だからだ。通ってくれた生徒さんにとって、あるのは合格か不合格、それのみ。塾が手放しで胸を張っていいのは、100%の場合のみだ。 だから、もっと世の中から、高く評価していただける塾を目指して、ゆくゆくは、合格率は掲載しないでもすむ実力をつけたいと思っている。
冷静さ 2013-03-29 15:55:26 | インポート 子供のころから、「もっと落ち着いて行動せよ」といわれる。 全くその通りであり、自分でもクールな人間になりたいと常に思っているのだが、うーん、である。 性分は変えられないのだろうか。それでも年を取って、多少外面を取り繕うことは覚えた。が、中身はちっとも変ってない。 このまま、落ち着きのない老人になるかと思うと、トホホ、だ。 唯一、苦労して覚えたこと、身に着けたことだけは、動揺しているときにでも自動的に実行することができる。 ということは、これから「クールな年寄り」になるためには、もう年だ、なんて弱音を吐かずに、失敗を恐れずに、醜態をさらすのを覚悟で、苦労して、挑戦していかなきゃならん、ということか。がんばんなきゃ。
小さな果物屋 2013-03-28 09:50:16 | インポート 通勤の途中に、小さな果物屋があった。おばあさんが、一人で店番をしている。 店といっても、本当に小さく、軒先に、わずかなリンゴやバナナが並んでいるだけ。そして、おばあさんが一人で所在なさげに店番をしている。ずいぶんと高齢で、いつまで続くのだろう、と思っていた。 何年も何年も、店は開いていた。いつもおばあさんが一人で店番をしていた。ときおり、近所のお年寄りと話をしていた。 真冬のある日、いつものように店の前を通ると果物が、すごく減っていた。 次の日はさらに減って、その次の日、完全になくなっていた。 店を閉める準備、だったのだろう。 でも、なにも並んでない店で、おばあさんはそれから3日ほど、いつものように店番をしていた。 店が終わってしまっても、急にはその変化を受け入れられなかったのだろう。 3日間、以前と同じように、ポツンと座っていた。 3日たって、なにも並んでいなかった店の扉は閉められ、おばあさんを見ることはなくなった。 それから半年たったが、いまだにその店の前を通ると、扉の向こうに並んでいる?果物に視線を向けてしまう。 そして、あのおばあさんは元気だろうか、と、思ってしまう。 おばあさんだけでなく、道行く人たち、自分もその一人だが、いつもの慣れ親しんだ日常の変化に、意外と心はついていっていないのだな、と思った。
部活 2013-03-27 20:42:24 | インポート 運動部の部活を学生時代にやっていた。 ずっと続けてきたが、続けられたのは本当に周囲の方のおかげだった。 中高大、どの部活もいったんはやめようと思ったのだが、引き留めてもらって、続けることができた。 得たものは大きい。なんといっても、自分はスポーツが苦手だった。結局大した選手にはなれなかったが、依然としてスポーツは苦手だが、なによりも、自信を得た。そいて、苦手なことに向かっていくための方法を学んだ。 もっとも、その自信ものちに打ち砕かれ、ボロボロになったが、立ち直るための拠り所になってくれた。 そのことを思うと、周囲の方々に対する感謝を、もっとちゃんと伝えるべきだったなあ。今からでも遅くはないか。