goo blog サービス終了のお知らせ 

(旧)小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

トラフルダイレクト

2025-02-24 23:38:52 | 口内炎

口内炎の薬は進化しているようで、口内炎に効くいいものが見つかりました。

 

といっても、患者さんに教わったもので私が見つけたものではありません。

 

 

第一三共ヘルスケアのトラフルダイレクトです。

つらい口内炎にトラフル | 第一三共ヘルスケア

 

今までもいろいろな口内炎の治し方がありました。

口内炎の治療 - 小幡歯科医院歯科話

 

なかなか特効的に口内炎を治す治療がなくて、最近は何もしないで様子を見ることが多かったです。

(通常は2周間あれば治ります。)

 

ただし、痛みを和らげることはしたいと思っていましたが、それにも特効的なものはなかったのです。

 

今回、実際に患者さんに「これを使っていると痛みが和らいぐ」と教わったのは、貼るタイプのものです。

 

今までも、口内炎に貼るタイプの「パッチ」と呼ばれる薬がありましたが、すぐに剝がれてしまい効果がないものがほとんどでした。

 

このトラフルダイレクトにはセルロースが入っていて、これに口内炎を刺激から守る効果があるようです。

 

セルロースは食物繊維の一種で、水に溶けにくいものです。

 

実際、口の粘膜にへばりついていて拭っても簡単には取れませんでした。その分、口内炎をカバーする力が強くて、外界からの刺激が口内炎には行かないのでしょう。

 

一人の患者さんの感想ですが、私もこれはいいと直に感じました。

 

このトラフルシリーズには錠剤、軟膏、スプレーなどいろいろな商品があります。

 

錠剤にはビタミンBが含まれているのもあります。口内炎になってからでは間に合いませんが、口内炎の予防にはビタミンBの補充は有効です。

口内炎とビタミンB - 小幡歯科医院歯科話

 

市販で買えるものですから、口内炎ができやすい人は試してみる価値がありそうです。

 

 

小幡歯科医院

目黒駅 品川区 小幡歯科医院


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2週間以上続く口内炎にはご注意

2025-02-21 00:36:25 | 口内炎

久しぶりに口内炎のお話です。

 

口内炎は口の中の粘膜の上皮部分が剥がれて、潰瘍のようになる状態です。

 

生傷ができるわけですから、かなり痛いです。口の中に刺激物が入ると強い痛みが出るので、食事も取りにくくなります。

 

基本的には自分の歯で粘膜を噛んでしまったり、食べ物がこすれて傷ができることから口内炎が始まります。小さい傷は毎日のようにできているものですが、それがどんどん大きくなって口内炎になります。さらに基本的には、体調が落ちているときに口内炎はできるものです。疲れやストレスによって体力が落ちているときに、普段ならすぐに治る傷が治らずかえって大きくなって口内炎になるのです。

 

ひとたび口内炎ができると、治るのに2週間くらいかかります。けっこう治るまでに時間がかかるものです。

 

口内炎ができると、だんだん痛くなって1週間くらいでピークを迎えます。1週間くらいはずっと痛いわけです。そして1週間を超えるとだんだんに痛みがなくなって、2週間くらいすると治るというのが一般的なパターンです。

 

一つ重要なのが、なかなか治らない口内炎は癌の疑いがあるということです。

 

口の中の癌には「口内炎型」のものがあり、癌になった場合は治ることがありません。

 

ですので、2週間経っても治らない口内炎は要注意です。少なくとも1か月経っても口内炎が治らない場合は、すぐに歯科医院や専門的な病院を受診してください。

 

口内炎にはなかなか特効薬がないのですが、最近患者さんにいい薬を教えてもらったので次回にご紹介します(続く)。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

口内炎とビタミンB

2014-07-29 06:54:00 | 口内炎

口内炎にビタミンBが効く、と聞いたことはありませんか。

              

                

チョコラBBの効能にも「口内炎」て書いてありますね。

                

          

今日はビタミンBが口内炎に効くメカニズムをお話ししたいと

思います。

             

                    

       

口内炎は何らかの原因で口の中の粘膜が傷ついた(歯で噛んだ、

硬い食べ物が当たった)ことが始まりです。

                  

        

普通は粘膜の傷は3日くらいで治るのですが、それがどんどん

悪化し治るまでに2週間くらいかかるのが口内炎です。

                          

              

ですから、口内炎は粘膜の傷の治りが悪い、つまりコラーゲン

合成がうまくいかない状態であるといえるでしょう。

             

              

                     

ビタミンBがコラーゲン合成に関わる場合のキーワードは

「ホモシステイン」です。

                       

              

このホモシステインはコラーゲンを弱く(劣化させて)してしまう

作用があって、なるべく多くない方がいいのです。

                    

                     

ホモシステインは「メチオニン」というアミノ酸の代謝の過程で

つくられます。(メチオニンは肉に多く含まれるとても重要な

アミノ酸です。)

                 

           

具体的には増えてしまったホモシステインは再びメチオニンに

なるようにリサイクルされます。

                    

            

このリサイクルに必要な栄養素が葉酸とビタミンB12です。

                     

                           

この栄養素が足りないと、コラーゲン合成を邪魔するホモシステイン

が増えてしまいます。

              

               

さらに、ホモシステインはビタミンB6によって、「システイン」に

変換されます。

                       

              

逆に、システインはコラーゲンの合成に役に立つアミノ酸です。

                        

                 

ビタミンB6が足りないとシステインはつくられませんし、

ホモシステインが増えることになります。

               

                      

                

葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12、これらのビタミンB群が歯ぐきの

コラーゲンをつくるのに働いています。

                         

                  

ビタミンB群を多く含む食品は、酵母やレバー、未精製の穀物、肉、

魚介類、野菜などです。

                    

           

お肉を食べるのを控えると口内炎ができたりします。

                      

             

タンパク質補給はとても大切です。

     


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チョコラBB

2011-01-27 06:21:00 | 口内炎

私自身口内炎がよくできる体質です。

                  

口内炎に効く薬はないですか?とよく聞かれるのですが、これといった特効薬に

めぐり合ったことはありません。

                       

口内炎ができるのは生活習慣が乱れていると考え、そのリズムを改善するよう

心がけています。。

                   

最近ツイッターで口内炎にはチョコラBBがよい、という話があったので試しに

買って服用してみました。

         

効能に「肌荒れ、にきび、口内炎」とあります。

                        

その結果は、、、、、、。

              

少し治りが早かったように思えました。

                 

サプリメントというものは万人に効くものではなく、人それぞれ合う合わないが

あります。

                  

チョコラBBが合う人はいるのではないか、と感じました。

                   

口内炎で悩んでいる人なら試してみる価値はありそうです。

             

                    

なお、服用していたら尿が黄色くなりました。

                   

吸収されなかったビタミンB2が尿に排出されたようです。

                  

これを見て、私は服用するのをやめようと思いました。

                  

単なる精神的なものですが、薬嫌いなもので、、、、、。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なかなか治らない口内炎の原因は歯周病菌か?

2011-01-24 06:42:00 | 口内炎

                

口内炎の発生原因に細菌がからんでいるという説があります。

               

ただ、その原因菌は歯周病菌ではなく溶血性連鎖球菌(以下、溶連菌)

です。

                  

溶連菌は咽頭炎(のどが痛くなる)を起こすことが多いので、歯ぐきや舌にできた

1つや2つの口内炎が溶連菌でできたとは考えにくいです。

                  

ただ、たまたまできた口内炎を溶連菌が治りにくくするということは考えられます。

         

その場合には抗生物質の入った軟膏が有効です。

              

この軟膏は一般の処方では手に入らないので、1ヶ月以上治らない口内炎が

ある場合は大学病院をご紹介します。

          

           

細菌の他にウィルスが原因で口内炎ができることがあります。

                 

その原因は

           

ヘルペス(ヘルペスウィルス)

手足口病(コクサッキーウィルス)

はしか(麻疹ウィルス)

          

です。

                

これらのウィルスによる口内炎は口の中にたくさんできます。

                

また、全身的にも熱があったり倦怠感があったりします。

               

ものによっては抗ウィルス薬の入った軟膏が有効です。

                

重症な場合は軟膏だけではなく、点滴したりする必要がありますので

口腔外科や内科の受診が必要になります。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

親知らずが歯ぐきに当たって噛むと痛い

2010-03-22 09:59:00 | 口内炎

             

                

親知らずが上下両方なくて、片方だけ生えている時に、噛むと顎の歯ぐきに

当たってしまうことがあります。

                    

これは痛いです。

                   

噛むたびに歯ぐきに傷をつけることになるので、歯ぐきに炎症や口内炎が

生じます。

                 

                  

この痛みを回避するには

          

親知らずを削って歯ぐきに当たらないようにする

         

親知らず自体を抜く

                  

しかありません。

            

                      

この2つの選択肢の中ではほとんどの人が「親知らずを削る」方を選びます。

(抜くのは嫌ですからね。)

                   

それでいいのですが、削って当たらないようにしてもいつかまた当たるように

なってしまいます。

           

親知らずには「生涯、生え続けようとする」性質があるからです。

                       

抜けば、その後歯ぐきが痛むことはありません。

               

どちらかというと、抜くことを勧めています。

                         

            


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

体調が悪い時に歯が痛い

2009-12-12 09:42:00 | 口内炎

              

              

歯のトラブルが起こる理由に「体調が悪い」ということがあります。

            

口内炎、噛むと痛い、歯の根の化膿、歯がぐらぐらする、歯がしみる、歯が浮く、

歯ぐきから血が出る、歯ぐきが腫れる、歯周病、知覚過敏、親知らずの痛み、

顎の痛み

      

これらは体調の悪い時に痛みが出るものです。

             

体調が戻れば痛みがなくなる場合もあるので、体調が戻っったときにもう一度

診断して治療が必要かどうか判断します。

 

            

                 

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歯が痛いのか口内炎が痛いのかわからない

2009-04-13 09:43:00 | 口内炎

                

                     

口内炎はひどくなると、口を開けたり食事をすることも困難になります。

             

そのため、歯が悪くなったのかと心配になることもあります。

           

とくに歯の根の先の部分に口内炎が起きると、歯の根の化膿と似たような痛みを

覚えることがあります。

            

歯が痛いのか、口内炎が痛いのか、、、、、。

            

              

口内炎は2週間もすれば自然に治ります。

               

ただ、化膿しても自然に収まることもあります。

                  

その鑑別を確実にするにはレントゲンを撮ることです。

        

レントゲンを撮れば、歯が悪いのか口内炎なのかはっきりします。

                 

         

同じ場所が繰り返し痛む場合は、レントゲンを撮って調べる必要がでてきます。

            

              

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サホライドを塗っても口内炎が治らない

2009-03-24 09:44:00 | 口内炎

          

                       

経験上、口内炎にはサホライド(乳歯の虫歯進行止めの薬)を塗るのがもっとも

有効だと思っています。

                 

ただサホライドを塗る時期は大切です。

                

口内炎のでき始めに塗ってもあまり効果がないことがあります。

              

かえって痛くなることもあるくらいです。

              

口内炎は1週間目をピークとして2週間くらい続きます。

                  

サホライドを塗るにはピークかピークを少し過ぎたくらいがもっとも有効で、うまく

いくと2~3日で痛みがすっかりなくなります。

               

ですから一旦できた口内炎を瞬時のうちに治すという方法がないのが現状です。

                 

ただし、軽い口内炎はサホライドですぐに治ることもあります。

            

                 

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

口内炎ができた

2008-09-02 10:00:00 | 口内炎

口内炎ができたらどの科を受診するでしょうか。

           

内科か歯科ではないでしょうか。

              

普通の口内炎で軟膏を処方してもらうのであれば、どちらを受診してもそう違いは

ないでしょう。

                

口内炎は体調の悪い時にできやすいので、風邪をひいたりしていれば全身の状態

も診てもらえるという点で内科の方が良いでしょう。

            

なかなか治らない口内炎(難治性口内炎)で、ウィルス性口内炎や粘膜疾患が

疑われる時は口腔外科の方が良いでしょう。

                 

なお、一般の歯科医院では軟膏だけではなく口内炎を直接治療することができ

ます。

               


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

口内炎とストレス

2008-03-23 10:00:00 | 口内炎

口内炎について面白いサイトを見つけました。

http://www.geocities.jp/kounaien01/kolumnmain01.html

         

臨場感あふれる文章で、的を得ています。

        

私も月に1回は口内炎ができる体質(再発性アフタ)ですので、この気持ちがよく

わかります。

           

レーザーは効かなかったみたいですね。

          

私も口内炎の最大の原因はストレスだと思います。それに口内炎になりやすい

体質が加味されて、やたらと口内炎ができるようになってしまうのでしょう。

         

口内炎は自分の体調を知るバロメーターになると考えると少し気が楽になります。

          

しかも口内炎は自分で発見できるし癌になる恐れもないので、ストレスで胃潰瘍に

なるよりは不安が少ないです。

        

ただ口内炎が治る2週間のうち1週間は食事が満足にとれないので、食いしん坊

にはとてもつらい症状ですね。

              

           

もう一つ内容の濃いサイトがありました。

http://www.yk.rim.or.jp/~tara/al_kounai.htm

           

これを読めば歯科医院で説明を受ける必要がありません。

        

レーザーは効いたり効かなかったりのようですね。

       

硝酸銀は評価は高いのですが、痛みを伴う治療ということが不評です。(確かに

表面麻酔をしても痛みはあります。)

            

その他にもいろいろな治療方法があります。(私が知らないものもたくさんあり

ます。)

                

万人に効く治療方法はないので、自分にあった治療法をさがしましょう。

               

             

            


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

口内炎の治療

2008-03-06 10:00:00 | 口内炎

口内炎は粘膜の皮がはがれてしまっている状態です。

            

はがれたところは生傷と同じで、醤油や果物そしてお湯でもしみます。

          

ですから食事をすることも困難になります。

                 

治療は皮がはがれたところに早くかさぶたをつくることです。

                

口内炎にはいろいろな治療方法があります。

               

軟膏を塗る

ステロイドの軟膏を口内炎に塗ります。

口内炎の炎症をステロイドで抑えて、治りを早くしようとする治療法です。

              

シールを貼る

口内炎に直接貼る薄い透明のシールがあります。

人工のかさぶたです。

            

レーザー

レーザーでかさぶたをつくる治療法です。

            

私のお勧めの治療は「薬で口内炎にかさぶたをつくる」方法です。

               

使う薬はサホライド(フッ化ジアンミン銀)という子供に使う「虫歯進行止め」の薬

です。

         

このサホライドを塗ると口内炎に強いかさぶたができます。

           

レーザー、軟膏などに比べてこの薬でできたかさぶたは持続します。

                

ただしこのサホライドを口内炎に塗ると涙が出るくらい痛いです。

           

ですので、表面麻酔(塗るだけで注射はしない)は必須です。

             

           

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/index.html


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする