小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

「糖質制限がすごい!ケトン体生活のススメ」

2017-04-02 22:50:11 | 栄養

雑誌の共同著者になりました。

              

「糖質制限がすごい!ケトン体生活のススメ」というムック本です。

               

産婦人科、皮膚科、内科、小児科、外科、歯科、教育者という様々な分野の専門家が糖質制限をキーワードに集結しました。

            

私も歯科の専門家として糖質制限を歯周病の関係について書かせていただきました。

                           

10人の専門家が同じ方向を向いて、それぞれの分野について語っているのは壮観です。

                

日本に糖質制限を広げる礎を築いた江部先生にも特別寄稿していただいています。

                

糖質制限メニューのレシピも載っています。

               

最後にはそれぞれの専門家が普段何を食べているかも記されています。

               

               

目次も公開します。

                

レイアウトもよくて、とても読みやすくわかりやすい内容になっています。

              

4月3日発売です。

             

是非、お読みください。

                 

             

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/

 

             

 


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CTを導入しました。

2017-03-26 12:18:55 | 歯科話

CTを導入しました。

 

               

今まで、CTが必要な場合は大学病院や専門のCT撮影機関に行っていただいていました。

     

                  

今後は当院で、必要になったらその場で撮影できます。

               

                 

それに伴い、パノラマ撮影や小さいレントゲン(デンタル撮影)もデジタル化されます。

               

画像はすべてコンピュータ上で管理されます。

                 

レントゲンはチェアーサイドのモニター上で確認することになります。

                

デジタルのレントゲンはその濃さを自由に変えることができます。

               

虫歯を診たい時や歯ぐきの中の骨を診たい時に、必要に合わせてレントゲンの濃さを変えられるのはとても便利で診断もしやすくなります。

              

さらに、デジタルになるとアナログのレントゲンよりも放射線量が少なくて済みます。

              

アナログのカメラがほぼデジタルに変わったように、歯科のレントゲンも今後デジタルに変わっていくでしょう。

             

                    

今回、CT設置工事には2日間を要しました。

            

       

多くのパーツによってCT撮影機がつくられているのがわかります。

                

アナログの撮影機よりも複雑なのは明らかです。

                    

アナログの機械にデジタルの機械が劣る部分があるとすれば、その保守の難しさです。

                   

特にコンピュータ部分が故障してしまったら、基盤ごと変える必要があるそうです。

                  

今までのアナログのレントゲン装置は29年使いました。

                 

一度オーバーホールしましたが、大きな故障なく使うことができました。

          

         

デジタルの装置も長く使うことができるように祈っています。

                

 

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レジンのカメレオン効果

2016-12-15 00:22:13 | 審美歯科

レジンという歯科用プラスチックがあります。

           

削ったところをすぐに埋める材料で処置は一日で終わります。

http://blog.goo.ne.jp/obatadc/e/372f9c39c0e561526ce7775f9643744b

                     

プラスチックなので色は経年的に変色してしまいますが、処置当初は綺麗です。

             

その綺麗さはメーカーの開発によってどんどんレベルがアップしていて、最近のレジンは歯と見まがうほど艶が出ます。

                 

ところが、色合わせという難題があります。

           

周りの歯と色を合わせるのが難しいことがあるのです。

                 

そして、この色合わせもメーカーの努力によって改善してきています。

                  

上の前歯にレジンが詰めてあります。古いので変色しています。

                         

ホワイトニングをした後に、上の歯4本のレジンを取り換えました。

             

境目が目立たなくなりました。

                  

カメレオン効果といって、多少歯とレジンの色が合わなくてもおかしく見えないようになりました。

                  

すごい材料の進歩です。

                  

治療のニーズの高い歯科用プラスチックですから、メーカーもこぞって開発競争をしているようです。

                

色合わせの苦労が減るのは診療の効率アップにもつながりますし、色が合えば患者さんにも喜ばれます。

                

歯医者にも患者さんにも恩恵がある材料の進歩です。

 

                

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「割れた歯の再植」の立ち位置

2016-12-11 19:14:29 | 移植、再植

最近、割れた歯を再植できるかどうかのお問い合わせが多いです。

                 

割れた歯を再植する治療は特殊な治療法です。

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/ishoku.html

             

割れた歯は本来抜歯です。

              

本来抜歯すべき歯を、頑張って残そうとするのが再植という治療方法です。

              

インプラント治療が一般的でない時代は重宝された治療法でした。

               

 

ところが、インプラント治療が一般的になると再植よりもインプラント治療を選ぶことが増えました。

               

インプラント治療の方が、将来的には確実な治療だからです。

                   

ただ、インプラント治療も万全ではありません。

                    

失敗例もあります。

                 

それがメディアで盛んに叩かれた時期がありました。

                    

4,5年前のことです。

                    

インプラントが万能であるかのように宣伝した歯科界にも問題はありましたが、メディアのネガティブキャンペーンも現実離れしたものでした

                   

そして、再植治療が再びクローズアップされたようです。

               

やはり、自分の歯が復活することには意義があります。

              

割れた歯の再植治療の成功率は歯科の治療の中では高くはありませんが、条件を選べばとても価値のある治療となります。

http://blog.goo.ne.jp/obatadc/e/52d0a4a9eca5cceb63350985fdd09991

                  

再植かインプラントか。

            

どちらが適切かは専門家にご相談ください。

             

                 

小幡歯科医院

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血糖値とケトン体には負の相関関係がある

2016-11-30 18:12:26 | 栄養

血糖値は血液中のブドウ糖の濃度です。

             

ブドウ糖は解糖系のエネルギー源です。ケトン体はクエン酸回路のエネルギー源です。

http://blog.goo.ne.jp/obatadc/e/2e7bead9089026497cb673462c198ea8

 

そして、解糖系とクエン酸回路は同時に働きません。

          

エネルギーをつくるのにはどちらか一方が働きます。

(解糖系は瞬発力のような瞬間的なエネルギー産生システム、クエン酸回路は持続力のような長期的なエネルギー産生システムです。)

               

血糖値が高いということは、血液中にブドウ糖が多いということです。

        

その場合、解糖系が優先的にエネルギー産生に働きます。

                

ブドウ糖がなくなって、脂をエネルギーとして使わなければならなくなって初めて、体はケトン体を溜め込もうとします。

            

ですから血糖値とケトン体濃度は反比例する傾向にあるのです。

        

ただし、インスリンが働けば血糖値は下がりますし、頭や体を使ってケトン体を消費していればケトン体は下がりますので、必ずこの両者が反比例するとは限りません。

      

私自身測ってみると、綺麗に両者が相反するデータが出ました。

 

 ケトン体    血糖値

①  100      110

②  400      103

③  800       89

④ 1200       74

             

①は糖質のやや多い食事をした後です。(牛丼屋のつゆとトン汁の根菜類です。)

②は糖質の少ない食事をした後です。(ステーキに付け合せがブロッコリーです。)

③は食後8時間経ってかなり空腹になっている時ですが、途中で補食をしています。

④は同じ食後8時間ですが、その間何も食べていない状態です。空腹でブドウ糖が枯渇するとケトン体が動員されることがわかります。

             

ところが例外もありました。

         

             

ケトン体も血糖値も低い状態です。血糖値は下がり過ぎの警告がついています。

         

これは激しい運動をして体が疲弊している状態で測ったものです。

               

エネルギー切れの様相です。

          

         

一時間の休憩をとったら、ケトン体は上がり血糖値は回復していました。

                

ブドウ糖の枯渇に対してケトン体が上がり、糖新生によって血糖値も回復しています。

(何も食べていません。)

              

激しい運動が体に悪いことが伺えます。

                 

少なくとも激しい運動をする際には、エネルギー不足にならないように脂肪を補給する必要があるでしょう。

                 

運動が激しくなるタイミングに合わせて糖質を摂るのもいいかもしれませんが、私は糖質を補給しないようにしています。

         

ケトン体と血糖値を測ることによって、体の中でエネルギー代謝がどのように行われているか推し量れるので興味深いです。

                     

 

 

小幡歯科医院

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血糖値とケトン体

2016-11-28 17:43:38 | 栄養

空腹時の血糖値の正常値は100mg/dl以下です。

           

これが110~125mg/dlであれば境界型糖尿病、126mg/dlであれば糖尿病と診断されます。

                

糖質を摂ると血糖値が上がります。

               

血糖値が140mg/dl以上になると体に悪影響を及ぼすようになると言われていますので、血糖値が不安定だったり糖尿病の人は血糖値が140以上にならないように気をつけています。

       

私の測定では80mg/dlでしたが、逆に60mg/dlと低いのは低血糖状態でありこれも体にいい状態ではありません。

                

これは今まででも常識だったのですが、ケトン体は違います。

              

                

 

正常値は28~120μmol/Lです。

              

私の1100μmol/Lは異常値です。

               

ですが、糖質制限をしてケトン体をエネルギーにする食事をすると、ケトン体が1000どころか2000,3000果ては5000μmol/L以上という方もいます。

          

ケトン体は体に悪影響を及ぼす物質ではなく、血液中の濃度が高くても問題はありません。

            

今までの常識と異なっています。

          

ケトン体を積極的にエネルギーとして使う食事スタイルをケトジェニックと言いますが、

101~999μmol/Lをセミケトジェニック

1000μmol/Lをケトジェニック

の状態といいます。

           

以前はケトン体が高いことは体が酸性に傾いて害があると言われていましたが、現在ではケトン体が高いことは問題とはなりません。

         

ただし、インスリンが分泌していないとケトン体が高いことが体の酸性化につながることがあるので、専門家の受診が必要です。

              

 


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ケトン体測定

2016-11-27 17:01:31 | 栄養

血中のケトン体濃度は血液検査で調べますが、最近は一滴の血で測定できるようになりました。

 

           

この器具から針が飛び出して、血が一滴出るようになっています。

        

その血液をセンサーに塗りつけて測定器に挿入すると、検査データが出ます。

                

ケトン体の測定です。

            

1100μmol/Lです。(機械では単位がmmol/Lです。)

            

この測定器では血糖値も測ることができます。

              

80mg/dlです。

                     

この測定器は医療従事者でなくても購入することができます。

               

フリースタイルプレシジョンネオという商品でいろいろなところで販売されています。

http://products.abbott.co.jp/general/diabetes/product.html

                     

ケトン体と血糖値を測ることで、自分の体の中のエネルギー代謝がどうなっているか想像することができます。


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東京ケトン体講演会

2016-11-03 14:48:07 | 栄養

遅れましたが、10月2日の東京講演会のご報告です。

         

                

宗田先生、三嶋先生と行った、大阪、福岡講演会に次ぐ第三弾でした。

                

今回もケトン体の効能を中心に宗田先生が産婦人科医の立場から、三嶋先生が塾の先生の立場から、私は歯科医の立場からお話をしました。

             

今回特筆すべきは専門家の方々に参加いただいたこと。

                 

写真は韓国からいらした4名の医師の方々と、新宿溝口クリニックの溝口先生とご一緒したものです。

                

              

さらに特筆すべきは、溝口先生に質疑応答に参加していただいたことです。

              

少し難しく講師3人とも専門外の質問が、会場から出ました。

              

そこで溝口先生にご登壇いただいたのです。

                   

もちろん栄養療法の第一人者の溝口先生は、明確にお答えになりました。

                  

講演を聞きに来ていただいた先生に、質問に答えていただくという荒業に快く応じていただいた溝口先生に感謝いたします。

            

溝口先生はブログにも書いて下さいました。

http://orthomolecule.jugem.jp/?eid=1275

 

 

また、会場にはたがしゅうブログで有名なたがしゅう先生もいらしていました。

http://tagashuu.blog.fc2.com/

                

糖質制限を推奨する神経内科の先生なのですが、とても理知的に質問をしていただきました。

             

実際にもお話ししましたが、とても知的な先生でした。

                 

             

講演ももちろんですが、質疑応答にとても刺激を受けた講演会となりました。


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プレバイオティクス

2016-09-03 19:05:26 | 栄養

プレバイオティクスとは「腸内細菌叢のバランスを改善して免疫機能などの生体機能を調節し、疾患の予防や治療が可能な非消化性食物成分」です。

       

これも分かりにくいですが、平たく言うと腸内細菌のエサです。

            

具体的には、食物繊維、オリゴ糖、難消化性でん粉のことです。

                  

これらは腸で吸収されません。

 

人のための栄養素ではなく、腸内細菌のための栄養素であるといえます。

               

この中で食物繊維には2種類あります。

               

不溶性食物繊維と水溶性食物繊維です。

               

不溶性の食物繊維は便をつくり腸のぜん動運動を促進させます。少ないとゆるい便になりますが、多すぎると便秘の原因になりますので注意が必要です。

                

不溶性食物繊維は穀物、野菜、豆類などに含まれます。

             

             

水溶性の食物繊維がまさに腸内細菌のエサで便を柔らかくする作用があります。

            

水溶性の食物繊維は果物、イモ類、海藻類、キノコ、オクラなどに含まれます。いわゆるネバネバ系のものに多いです。

             

           

食物繊維は少ない方が調子がいい人と、多く摂った方がいい人がいます。

           

人それぞれです。

             

便通をみながら自分なりの食物繊維の適切な量を把握していきましょう。

 

                

 


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プロバイオティクス

2016-08-25 15:25:22 | 栄養

プロバイオティクスとは「消化管内の腸内細菌叢を改善し、宿主に有益な作用をもたらし得る有用な微生物とそれらの増殖促進物質」のことです。

             

これではよくわかりませんね。

                  

これは具体的には善玉菌のことを指します。一般的には乳酸菌とビフィズス菌のことです。

               

食べ物から善玉菌を取るには発酵食品が有効です。

 

味噌

納豆

チーズ

ヨーグルト

漬け物

ザワークラウト

キムチ

昆布茶

テンペ

        

などです。     

             

どの食品が有効かは人それぞれです。

            

日本人には味噌が一番いいのでは、と漠然と考えています。

              

            

この善玉菌の補給ですが、死んだ菌でも有効であると考えられています。

            

それが、「増殖促進物質」です。

            

一般的に細菌は胃酸の強いPHによって死んでしまいます。

             

ですが、死んでしまった乳酸菌やビフィズス菌でも有効であるということは、補給した善玉菌が腸の中に居つくのではなく、補給した善玉菌が腸の中の善玉菌が増える手助けをするということです。

                

手助けするのにその善玉菌の生死は関係がないということです。

                

ですので、サプリメントの形でも効果は期待できるということです。

                

ただし、乳酸菌やビフィズス菌にはたくさんの種類があります。

             

どの種類の菌が自分に効くのかは、試してみないとわかりません。

             

自分でいろいろ試してみるのもいいですが、必要なら専門家の指示を仰いだ方がいいでしょう。   

 


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