見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

余分なひと手間、贅沢ですね

2017-11-15 21:10:41 | 自然農業

 久しぶり!そんな感じの畑の作業は、終日大豆の収穫作業。
 まだ青い鞘がありますが、今日の強い風と最近のいいお天気でしっかり乾いています。
 ということで、大豆の株を抜く作業や根っこを切り離す作業中などに、大切な大豆くんがはじけ飛んでしまうことがママあります。

黄色いダイヤ
 特に、今日は終わらせたいよなあなどと思う時って、効率を考えてそのまま放置、そんな展開になりそうな感じなんですが、貧乏性だから勿体ない、と思う?
 実はそうではなくて、折角実ってくれたんだから、手間をかけてもなるべく拾ってあげようって思ってしまうのと、なにより、黒っぽい畑土に落ちたまるで宝石のような黄色い大豆が訴えかけるんですね。
 子どもの頃だったか?小豆相場もあってか、小豆を赤いダイヤと呼んでいたように思いますが、大豆って心を揺さぶる黄色いダイヤと言っても過言ではありませんね。

畑のドラマ
 また、畑ではいろいろなドラマが繰り広げられていますが、今日の畑にもあるんです。
 先日も草刈り機で草刈り中に発見!小鳥の巣です。
 ただ、巣立っていたから事なきを得たのですが、以前には卵を草刈り機で真っ二つ!
 今日も小さい小鳥の巣と、きっと、鴨か何かと思いますが、大型の巣を発見。実に見事に作っていますよね。

 そして、山ほどカエルさんが活躍している僕の畑ですが、今日は、引っこ抜いた大豆の根元に何事が起ったのかとキョトンとしているツチガエルがいました。
 入ったばかりの冬眠から起こしてしまい、ちょっぴり後ろめたい気がしますが、草刈り機や鍬でバッサリ、などという物騒なことじゃないから許してね。


何という贅沢
 今日は、朝から終日畑で、そんなつもりでしたから、あり合わせでお弁当を詰めました。
 ご飯はヤブツルアズキ入りの酵素玄米、みそ汁はシジミを特製スペシャル味噌仕立て。
 おかずは、有り合わせの大根の煮付け、柿と大根の酢の物、黒豆煮、ニンジンの葉とシラスのフリカケ、おやつ用の蒸かしたさつま芋、お茶はレモングラスとホーリーバジル。
 お米とシラス以外は、全部僕の畑でできたものたち。


 風が冷たかった今日は、そんなお弁当を、弟の“いまみや工房”で、英子さんと修一さんの暮らしぶりの本を読みながら頂きましたが、何と言うぜいたくなんだろうと。
 きっと、効率第一の普通のお百姓さんは、落ちた大豆なんて見向きもしないんでしょうが、それを黄色い宝石のように感じて拾い集める自分を英子さんたちに重ねました。
 余分なひと手間をかけることは、とても贅沢なことだなあとしみじみ。

 それにしても、一族の祖国、欲しいなあ。

コメント
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