ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

選ばれる家Ⅱ

2008-06-23 | ペット・動植物
1週間にハトが2羽も玄関先で動けなくなり、涙ながらに世話をするベット。2羽目はSPCA(動物愛護協会)が捕獲に来る直前に、姿を消してしまいました。野生動物ならではの勘で事態が飲み込めたのではないかと思います。明らかに1羽目とは違っていました。

そのハトは土曜日よりももっと天気が悪化した昨日、ベットの心配をよそに1日中姿を見せませんでした。そして今朝、彼女が起きて玄関のガラス戸の前に立つと、待っていたかのようにドアの前でうずくまっていたそうです。

選ばれる家―― 
ハトは間違いなくベットを訪ねてきていました。食べることができなくなっていたそうで、エサのおねだりではないでしょう。彼女に助けを求めていたんだと思います。

すぐに私が残していったバナナ箱に捕獲し、友人を呼んでSPCAに紹介された鳥の救助を専門にしている女性を訪ねると、女性は羽や足を丹念に調べ、どこにも骨折がないと言ったそうです。

「多分、クルマかなにかに当たって別の問題があるのでは?」
と言われ、安楽死ではなく彼女の元で保護することになりました。
「ホーミング・ピジョン(伝書バト)だから元気になって飛べるようになったら、自分で帰るから心配しないで。」
とも言われたそうです。

1羽目と違い、回復の見込みがあることをハト自身が知っていたのかとも思います。SPCAではなく鳥専門の場所に保護されたことも何かの思し召しのような気がします。ベットはもちろん大喜び。笑顔が戻っていました。



実はここ数週間、庭でグレーの猫を見かけるようになりました。

大きかったタビよりさらに大きな、犬と見まごうような大きさです。

(雨で毛が寝ていますが本当に大きな猫です→)

「誰か引越してきたのかな?」
タビをよく見かけるようになったときのように思っていましたが、
大雨の日でもびしょ濡れになって姿を現すのを見て、
第2のタビの予感がしています。
飼い猫だったらそんな日にはあえて外に出てきません。

すでに「グレコ」と名付けて心の中で呼びかけています。

うちもまた、「選ばれる家」かもしれません。


(↑何もないはずの裏庭で大雨の中、必死で探し物?!みなしごの兆候大です)

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