Whatever will be, will be.

気まぐれ日記。

ジャパンカップの展望-その4

2012-11-22 13:34:15 | G1
調教編。
グリーンチャンネル水曜放映分から

・ソレミア
 東京芝77.8-64.8-51.9-38.5-13.0
 単走。馬なり。
 一応、軽快な動き。
・ジャッカルベリー
 東京ダート85.8-71.2-54.5-43.0-14.1
 単走。馬なり。
 軽めの追い切りということもあると思うが、動きが重そう。
・レッドカドー
 東京ダート93.5-77.4-61.3-45.2-15.0
 単走。馬なり。
 キャンター並みの軽めの追い切り。
・マウントアトス
 東京ダート(キャンター)
 特になし
・スリプトラ
 東京ダート(キャンター)
 特になし
・フェノーメノ
 美浦W83.7-67.3-52.8-38.7-12.7
 2頭併せの内。追走から一杯に追い2馬身ほど先着。
 良い意味で平行線。
・ダークシャドウ
 美浦W67.7-52.9-38.1-12.7
 2頭併せの内。強め追走から3馬身ほど先着。
 前走よりは良いと思う。
・オルフェーヴル
 栗東坂路53.2-39.2-25.5-12.9
 2頭併せ。一杯に追い3馬身ほど先着。
 抜け出した後、右に寄れ気味だったが及第点だろう。ただ逆に言えば完調ではないと思われる。
・ジェンティルドンナ
 栗東坂路53.0-38.9-25.6-12.8
 単走。一杯に追う。
 順調。
・オウケンブルースリ
 栗東坂路55.4-41.1-27.6-14.1
 2頭併せ。一杯に追い併入。
 動きもイマイチ。物足りない。
・メイショウカンパク
 栗東坂路54.8-40.3-26.6-13.6
 2頭併せ。一杯に追い半馬身程度遅れ。
 動きもイマイチ。物足りない。
・ビートブラック
 栗東坂路54.6-40.0-26.4-13.2
 単走。一杯に追う。
 脚裁きは悪くはないが、タイムがあまりでなかっただけにもう一歩か。
・ローズキングダム
 栗東坂路53.7-39.9-26.5-13.6
 2頭併せ。一杯に追い2馬身ほど先着。
 この馬としては上々。低迷しているが復調を感じる動き。
・エイシンフラッシュ
 栗東CW82.8-66.6-51.0-37.4-11.9
 2頭併せの内。強め追走から大きく先着。
 追い切りは動く馬ではあるが、相変わらず良い。
・ルーラーシップ
 栗東坂路CW85.1-68.4-52.9-38.9-12.2
 3頭併せの中。強め併入。
 目一杯は追っていないからタイムはこんなもの。それよりも前走よりは素軽さが出た印象。上向き。
・トーセンジョーダン
 栗東CW82.9-67.7-53.2-39.1-12.5
 3頭併せの外。一杯に追い、最内の僚馬に1馬身程度遅れ。
 反応がイマイチ。一杯に追っての変わり身に期待か。
 

良かった馬
ジェンティルドンナ
ローズキングダム
エイシンフラッシュ
ルーラーシップ

ジャパンカップの展望-その3

2012-11-22 07:27:55 | G1
オッズバランス編。
寸評。

天皇賞・秋組から。

1着エイシンフラッシュ。
ダービー以来の久々の勝利を大舞台であげた。
(最近は言われることがなく死語になりつつある)最強世代の現5歳のトップレベルの1頭。
ブエナビスタの存在などで、善戦はするものの勝ちきれずにいたが、ようやくの勝利。
ただ、オルフェーヴルはいなかったし、結果的に同じ5歳のライバルたちは完調手前。
また、何よりインを巧みに回れた幸運も大きかった。
もし詰まっていればそこで終わっていたし、そこに持ち出していれば、勝てていたかも分からない。
嵌った部分があったのは否定できないところ。
特に着差を考えれば、2,3着馬の方が内容は上。
今回も嵌るかもしれないが、他が上積みがありそうなことなどを考えると今回は微妙な立場だろう。
ただ、天皇賞・秋を勝っても、せいぜい4,5番人気だろうから、その点では妙味はある。

2着フェノーメノ。
エイシンフラッシュに足を掬われた内容。
ダービーと言い勝ち馬を凌ぐ内容は見せているから、G1での勝ち運がなかった。
前走、古馬のトップレベルと互角以上の内容を見せているし、距離延長も不安なし。
当然、有力だろう。

3着ルーラーシップ。
出遅れで流れに乗れない中、大外強襲を見せての3着。
特に最後の勢いでは際立っていただけに不完全燃焼の内容だし、負けて強しのものだった。
また、そもそも重め残りで仕上がり途上の状態であったはずで、目標はJC、有馬記念なのだろう。
それだけに今回は上積みが期待できるし、距離が伸びるのも良いだろう。
上昇度はこの路線からは一番見込める。

4着ダークシャドウ。
札幌記念を使っての臨戦過程は万全かと思ったが、結果的に完調一歩手前だったように思える。
そんな調教だったようにも思える。
それだけに上積みは考えられる。
ただ、距離延長は実績がないだけに微妙な部分がある。

7着ジャガーメイル。
この2年、天皇賞・秋を叩き台にしてJCで健闘してきている。
今年も同じパターン。
しかし、過去2年よりメンバーレベルは高そうだし、この馬自身もさすがに衰えが見えてきているだけに苦戦だろう。

13着トーセンジョーダン。
臨戦過程に問題があった前走は参考外で良いだろう。
問題はそこからどこまで復調してくるか?
ただ、厩舎コメントを信用すればまだ完調には程遠いようだ。
しかし、典型的な逃げ馬不在の1戦。
場合によっては逃げもあるのではないか?
去年も2番手追走からあわやの2着。
展開を握る存在だけに注意は必要だろう。
今回はおそらくまったくのノーマーク。人気大暴落の1戦だろうから。


その他。

ジェンティルドンナ。
秋華賞を勝ち3歳牝馬3冠を達成。
牝馬4冠には目もくれず、最高峰のこのJCへ挑戦してきた。
それも見合う走りをしてきているから、当然の選択だろう。
特にJCと同じ距離のオークスでダービーを上回るタイムで楽勝しているのだから、
それだけの走り+秋の上積み+斤量差がうまく働けば普通に勝ち負けがあっても良い。
その走りができるかどうか。それに尽きる。
結果的にはエリザベス女王杯は道悪。
ジェンティルドンナがそこに出ていても馬場は不向きだったはずで、勝てたかも怪しかった。
それだけに選択の正しさ。運を持っている部分もありそう。
有力。

オルフェーヴル。
凱旋門賞はあわやの2着。
それでも3着以下には完勝。
世界レベルにあることは証明した。
ただ、凱旋門賞は相当ひどい道悪。
日本の道悪とはわけが違うだろうが、やはり日本でも道悪巧者ぶりを発揮している。
馬場適性も大きかった。
あとは気性に難のある馬。
よく言われるように、道悪になると馬が足元に気を取られることで、気性の悪さを見せない。
凱旋門賞では見事なまでに折り合えたのは道悪の効果もあったのだと思う。
これまでの圧勝振りからして強いのはもちろん。
特に調教師が宝塚記念のときに言った「6分の出来」でも圧勝してしまったのだから、
他馬との能力差は違うものがあるかもしれない。
ただ、最も得意とするのはスタミナ勝負や持久力勝負。
バテずに長く良い脚を使えるのがベスト。
どちらかといえばJCはスローになりがちなレース。
特に今年はスロー必至のメンバーだろう。
直線の上がり勝負になったときに果たして、それでもねじ伏せられる力はあるのか?
まだ強敵相手にそういうレースはしたことはない。
あとはスローになったときに、果たして折り合えるのか?
気性難は完全に解消されたとは思えない。
特に鞍上はスミヨンではない。池添である。
果たして折り合ったレースを、あるいは力を存分に発揮できるのか?
気性難があるだけに展開や鞍上など不安がないといえば嘘だろう。


外国馬。

ソレミア。
凱旋門賞でオルフェーヴルの勝利をもぎ取った。
逆に言えば、道悪でこその馬だろう。
だいたい凱旋門賞好走馬が日本で通用しないのは今に始まったことではない。
凱旋門賞の重い馬場が得意な馬は日本の馬場に適性がないと思って良いのではないか。
どの程度人気になるかは不明だが、オルフェーヴルに勝った凱旋門賞馬として人気になるようなら特に軽視で良いだろう。
付け加えれば自国フランスでしかレースをしていない馬。
同じ欧州内でも良いので、他国への遠征経験のない外国馬はだいたい不発に終わる。
その点からも軽視で良いだろう。
基本的にはカモと考えたい。

その他の馬。
基本的にたいした馬とは思えず、日本馬も揃っている事を考えても軽視で良いだろう。