今年のこの辺りの山は、ヤマブドウが鈴なりです。
21号台風では木を倒すほどの強い風、ヤマブドウの房もたくさん落ちました。
房を拾い集め、落ち葉の敷き詰められたモミジの木の下で記念撮影です。
結構な量になりましたので、ヤマブドウの果汁を作ることにしました。
房からヤマブドウの粒を取り外すのが大仕事です。
ゴム手袋をつけないと、手が紫色に染まり、なかなか落ちません。
果汁を搾りやすくするため、ブドウの粒をすりこぎで根気よくていねいに潰します。
ミキサーを使っても良いのですが、山の恵みに感謝しながらの手仕事は楽しいものです。
日本手ぬぐいで作った袋に潰したブドウを入れ、力いっぱい果汁を搾り出します。
無駄なく搾るコツは、袋の強度、握力と腕力、そして「ま、いいか」と妥協しないことかな?
搾った果汁を火に掛け軽く沸騰させ、蒸気滅菌した容器に移して冷蔵庫に保存します。
加熱するのは、酵母菌による発酵や保存中の腐敗を抑えるためです。
ポリフェノールいっぱいのヤマブドウ果汁の出来上がり、今年も楽しめます。