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重すぎた夏合宿の思い出

2007年08月13日 | 自転車系
ホントはこのお話、blogに書いてよいのかずいぶんと悩みました。けど毎年この時期になると毎年思い出して、大変気が重くなっております。書くと少しはスッキリするのかな・・。


昨夜、テレビニュースを見ていたら22年前起きてしまったJAL123墜落事故の22周忌を報道していました。
そうか・・・・あれから22年も経ってしまったのか。


忘れもしないあの暑い日の夕方。



1985年夏、山陰合宿に参加するため、およそ3週間前に私は自宅を出発。
まずは、列車を乗り継いでミーハーな清里まで目指したのだが、小淵沢で乗り換えができなかった。あまりのギャル激混みで。
一列車逃して、次の列車になんとか乗り込み清里下車。
ここからはフル装備のランドナーを転がし、その日は八千穂駅で野宿。

そののち、大河原林道、白樺湖、松本城を経て松本市街地で同期生のB男と落ち合った。
その日は、新島駅でテンパク。翌日早朝、始発列車の空調の爆音で起こされよく寝れなかった。

自転車には大変厳しい、そしてトンネルばかりの道を進み、最後釜トンネルで生死をさ迷いながら天国の上高地へ。
ここは、山屋さんたちの起点でもあり大変にぎやか。テンパクも楽しい。

翌日、安房峠を越え高山市街地に入りYHに宿泊。
夕飯は、B男とともに高山市街地に繰り出し定食とビールで乾杯。

ふと、定食屋のテレビニュースを見入ってみると先日発生してしまった123の事故について報道しており、ご遺族の記者会見が開かれていた。

今回の事故はあまりにも悲惨すぎる・・・・。
B男とともにぶつくさと評論家ぶりながら定食をかっこんでいると、ブラウン管に見覚えのある人物が・・・


「えっ?今のR男?R男じゃないか!なんで?」私は絶叫してしまった。

「R男?おめーなんでだよ?どうしてオマエがここに出ている?」 なぜか目の前のB男も絶叫している・・・・。

嗚呼、これはなんということだ・・まさか・・・・どうして・・・・・・絶句・・・・・・・。


R男は高校時代の同期生。そして、最後にあったのが高校卒業後の夏、隣町のモスバーガーだった。
まだこちらが浪人生であった頃、どうしてモスバーガーが食べたくて、ランドナーを運転しわざわざ隣町まで食べに行ったモスバーガーで、偶然彼は彼女を連れて入店してきたのだ。勝ち組だったな・・・彼は・・・。
いろいろ話をして、最後に「がんばれよ!」と有難い言葉をいただき店を後にした記憶がある。その励ましの言葉は嫌味のない純粋なものであったことを今でも鮮明に覚えている。
心が優しく人間ができたいい奴だった。


そして、目の前で絶句していたB男はなんと!中学時代の同期生でもあったのだ。こちらもまた偶然なこと。B男も絶句し言葉を失っており、目が宙をさまよっていた。

二人は、食欲がなくなりビールも定食も残してしまい意気消沈のまま店をあとにした。


毎年、この時季になると何周忌を報道しているが、これを見るたびに高山の定食屋のブラウン管に映るあの映像が鮮明によみがえってくる。

そして今年もその季節がやってきたのだ。


品質にうるさい安全大国美しきニッポンは、人命に関わる輸送品質を常に向上させなくてはいけないはず。なのに最近では本業のコストダウンを図り、副業で稼ごうなんてしており、恐ろしいことこの上ない。

この未曾有の大事故を絶対に風化させてはいけないのだ。
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2 コメント

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Unknown (goiss)
2007-08-14 01:53:12
これは是非書くべき話と思います。この事故があった20年前と異なり、今ではインターネットで個人が大勢の人々に向けて広く情報発信することができます。そして、一人ひとりが体験談を大勢の人に公表することが、この事件を風化させない一助となると思います。
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Unknown (noahpon)
2007-08-14 08:28:05
◇goissさん

おはようございます。goissさんにそう言っていただくとホッといたします。まるで喉につかえた魚の小骨が取れたような感じであります、ありがとうございました。年々、この事故についての報道が縮小してきている気がし、風化してきているのではないかと心配しております。ただ、goissさんのおっしゃる通り、現代はネット社会なので潜在的には根付いていると思われます。来年もまた私はこの事故を思い出し、何らかを書いているかと思います。
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