仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

ゴースト・エージェント R.I.P.D.

2017年08月10日 | ムービー
『ゴースト・エージェント R.I.P.D.(原題R.I.P.D.)』(2013年/ロベルト・シュヴェンケ監督/アメリカ)を見た。
物語は、「アメリカ合衆国マサチューセッツ州の都市ボストン。刑事のニック・ウォーカー(ライアン・レイノルズ)は、相棒のボビー・ヘイズ(ケヴィン・ベーコン)にそそのかされ、押収した金塊を一度は横領してしまうのだが、翻意したことを伝えると、次の捜査中、ヘイズによって殺されてしまう。死後のニックは、生前の警官としての手腕を買われ、人間に成りすまして現世にとどまり続けるゴーストを取り締まる組織"R.I.P.D."にスカウトされ、アバターを与えられるのだった。彼の相棒は19世紀に亡くなったロイシーファス・パルシファー(ロイ/ジェフ・ブリッジス)という保安官。ゴーストを逮捕するという、思ってもみなかった新任務が始まったのだが・・・」という内容。
ロイのアバターが金髪の若い女性(マリサ・ミラー)なのには笑ってしまう。
誰もが振り返って見返すような美人に見えるが、本当の姿はいかついガンマンだ。
(^。^)
対して、ニックのアバターは中国人の爺さんチェン(ジェームズ・ホン)。
ゴーストエージェントは生前の記憶をそのまま持っていることから、ニックは奥さんのジュリア・ウォーカー(ステファニー・ショスタク)のことが気になって仕方がないのだが、見た目はまったくの別人なのだから、心配だからとまとわりついてしまっては、迷惑をかけるだけだ。
ただ、ゴーストエージェントの任期は100年だというから、奥さんに自分のことを分かってもらえないニックが少し可哀想な気がした。
「あんた、死んでるだろ? 」という捜査中の台詞が妙に面白かった。
(^_^)

RED / レッド

2016年09月19日 | ムービー
『RED/レッド(原題RED)』(2010年/ロベルト・シュヴェンケ監督/アメリカ)を見た。
物語は、「引退して一人穏やかに暮らしている元腕利きのCIAエージェント、フランク・モーゼズ(ブルース・ウィリス)。地下室で身体を鍛えるほかの楽しみは、送られてくる小切手を破り捨てては、年金係のサラ・ロス(メアリー=ルイーズ・パーカー)に軽くクレームを入れ、世間話をするくらいだった。一方のサラも日常に退屈していたことから、上司の目を気にしつつ会話を続けていた。ある夜、訓練された武装集団がモーゼズ宅を襲撃したが、彼はこれを撃破し、通話の盗聴記録から彼女にも危害が及ぶことを恐れ、サラの住むアパートへ向かったのだが・・・」という内容。
電話では良い感じで話していたかもしれないが、一度も会ったことがない相手が帰宅後の電気もつけない部屋の中に立っていたんじゃ、そりゃあ驚くし、その男を犯罪者だと思って対処するのは当然だ。
これはどうしたって変質者だ。
(^_^;)
だが、ゆっくりと事の次第が明らかになってくることで、物語はそれなりの方向へと進んでいく。
ただ、それが良い方向なのか悪い方向なのかの判断は、「まだ生きている」ということでしか判断できないのが、まるで戦争のようでもある。
スパイ戦だ。
モーゼズのかつての上司ジョー・マシスン(モーガン・フリーマン)は老人介護施設で穏やかに暮らしていたようだが、元同僚のマーヴィン・ボッグス(ジョン・マルコヴィッチ)は、武装して四六時中ギラギラして暮らしていた。
彼は少し変人のようにも描かれてはいたが、国家機密に触れたり、諜報活動に携わった人達というのは、心の底からは安心して暮らせないものなのらしい。
そうなると、モーゼズのように体を鍛え続けたり、ボッグスのように武装して要塞のような家で生活し続けなければいけないわけだが、現役のCIAエージェント、ウィリアム・クーパー(カール・アーバン)も、自分の家族に危害が及ぶことを最も恐れていた。
国家権力の僕として働くのは、割のいいことではないようだ。
ちなみに"RED"とは、引退した超危険な年金生活者とのことらしいが、確かに彼らは超危険だ。
(^_^)