仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

RED リターンズ

2016年11月26日 | ムービー
『RED リターンズ(原題RED 2)』(2013年/ディーン・パリソット監督/アメリカ)を見た。
物語は、「元CIAエージェントのフランク・モーゼズ(ブルース・ウィリス)は、恋人になったサラ・ロス(メアリー=ルイーズ・パーカー)と一緒に穏やかな生活を楽しんでいたが、出会いの際に刺激的な大事件を体験したサラは、その後の平凡すぎる生活に飽きがきていた。そこへ元同僚のマーヴィン・ボッグス(ジョン・マルコヴィッチ)が現れる。フランクに新たな危険を告げるが、直後に彼のクルマが爆発しマーヴィンは死亡。葬儀に参列したフランクは、FBI捜査官に連行されてしまった。監禁され、かつての"ナイトシェード計画"について尋問されている最中、ジャック・ホートン(ニール・マクドノー)率いる謎の特殊部隊がフランク抹殺のため、襲撃を仕掛けてきた。手錠を掛けられ身動きが取れないフランクは・・・」という内容。
CIAの機密情報がインターネット上で公開されたことが事の発端らしいのだが、暴露話というのはそれを持っている誰かがその気になりさえすれば、簡単に、際限なく世の中に公開されてしまうのだろうから困ったものだ。
大体において後先を考えない人間がそういうことを実行に移すのだろうから始末に悪い。
(^_^;)
また、引退してから何年も経っているのだろうに、いまだに狙われ続けるフランクは可哀想な気もするが、「みんな命を狙ってくる」と嘆く彼に「あなたにぴったりよ」と言い放つサラが面白い。
「標的補足と移送の実行計画は!?」などと、まるで自身がCIAエージェントであるかのようで、危険な状況を楽しみ、どんどんと深入りしていく。
(^。^)
一連の行動には、フランクがかつて濃い関係にあったというロシア諜報機関のカーチャ・ペトロヴィッチ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)に対するライバル心が大きな影響を与えていたようだが、マーヴィンによるとカーチャはフランクにとって、"力を吸い取るクリプトナイトのような存在"なのだそうで、これはアメコミファンにとってはとても分かりやすい例えだ。
(^_^)
前作同様とても面白い物語だったのだが、第3作も作られるのだろうか!?

RED / レッド

2016年09月19日 | ムービー
『RED/レッド(原題RED)』(2010年/ロベルト・シュヴェンケ監督/アメリカ)を見た。
物語は、「引退して一人穏やかに暮らしている元腕利きのCIAエージェント、フランク・モーゼズ(ブルース・ウィリス)。地下室で身体を鍛えるほかの楽しみは、送られてくる小切手を破り捨てては、年金係のサラ・ロス(メアリー=ルイーズ・パーカー)に軽くクレームを入れ、世間話をするくらいだった。一方のサラも日常に退屈していたことから、上司の目を気にしつつ会話を続けていた。ある夜、訓練された武装集団がモーゼズ宅を襲撃したが、彼はこれを撃破し、通話の盗聴記録から彼女にも危害が及ぶことを恐れ、サラの住むアパートへ向かったのだが・・・」という内容。
電話では良い感じで話していたかもしれないが、一度も会ったことがない相手が帰宅後の電気もつけない部屋の中に立っていたんじゃ、そりゃあ驚くし、その男を犯罪者だと思って対処するのは当然だ。
これはどうしたって変質者だ。
(^_^;)
だが、ゆっくりと事の次第が明らかになってくることで、物語はそれなりの方向へと進んでいく。
ただ、それが良い方向なのか悪い方向なのかの判断は、「まだ生きている」ということでしか判断できないのが、まるで戦争のようでもある。
スパイ戦だ。
モーゼズのかつての上司ジョー・マシスン(モーガン・フリーマン)は老人介護施設で穏やかに暮らしていたようだが、元同僚のマーヴィン・ボッグス(ジョン・マルコヴィッチ)は、武装して四六時中ギラギラして暮らしていた。
彼は少し変人のようにも描かれてはいたが、国家機密に触れたり、諜報活動に携わった人達というのは、心の底からは安心して暮らせないものなのらしい。
そうなると、モーゼズのように体を鍛え続けたり、ボッグスのように武装して要塞のような家で生活し続けなければいけないわけだが、現役のCIAエージェント、ウィリアム・クーパー(カール・アーバン)も、自分の家族に危害が及ぶことを最も恐れていた。
国家権力の僕として働くのは、割のいいことではないようだ。
ちなみに"RED"とは、引退した超危険な年金生活者とのことらしいが、確かに彼らは超危険だ。
(^_^)