仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

ジャッキー・コーガン

2014年12月30日 | 映画サークル
2014年12月9日(火)のましけ映画サークル12月例会は、守○企画『ジャッキー・コーガン(原題Killing Them Softly)』(2012年/アンドリュー・ドミニク監督/アメリカ)だった。
物語は、「2008年、アメリカ合衆国ルイジアナ州のニューオーリンズ。ジョニー・アマート(ヴィンセント・カラトーラ)は、マーキー・トラットマン(レイ・リオッタ)が支配人として雇われている賭場の襲撃計画を立て、チンピラのフランキー(スクート・マクネイリー)に話を持ちかける。支配人マーキーの自作自演に見せかけようとするその強盗計画はまんまと成功したかに思われたが、フランキーの相棒ラッセル(ベン・メンデルソーン)が、手に入れた大金で麻薬ビジネスを始めたことから、その存在が、組織に雇われた殺し屋のジャッキー・コーガン(ブラッド・ピット)の知るところとなり・・・」という内容。
支配人のマーキーは過去に一度自作自演の賭場強盗を実行したことがあって、その秘密を仲間に話してしまったことが、ジョニーのこの計画を生んだ。
いくら時間が経ったからといって、自分の裏切り行為を仲間に話してしまうのが馬鹿なところだ。
(^_^;)
また、ラッセルはそれまでの犬泥棒をやめ、賭場の襲撃で手に入れた大金を元手に麻薬の売買に手を出したのだが、その相棒ケニー・ギル(スレイン)に襲撃の実行犯が自分であることを話してしまい、それがやはりジャッキーに伝わることになるのだから、自慢話というのはほどほどにしておいたほうが良いという話である。
(^。^)
何となく『パルプ・フィクション(原題Pulp Fiction)』(1994年/クエンティン・タランティーノ監督/アメリカ)に似たような雰囲気の、まさに"パルプ・フィクション"といった内容の物語だった。
さて、例会終了後は、"ろばた"(畠中町4丁目)に移動して忘年会。
映画談義もさることながら、2015(平成27)年2月7日に投開票が行われる増毛町長選挙の立候補予定者等について、自然と話題が移っていき、なんだかんだと盛り上がったのだった。
(^_^)

グッドフェローズ

2010年11月03日 | ムービー
『グッドフェローズ(原題Goodfellas)』(1990年/マーティン・スコセッシ監督/アメリカ)を見た。
物語は、「子供の頃からマフィアの世界に憧れ、ブルックリンのボスであるシセロ(ポール・ソルビノ)の組織で使い走りを始めたヘンリー・ヒル(レイ・リオッタ)は、やがて本物のマフィアとして犯罪に手を染めるようになる。カレン(ロレイン・ブラッコ)との結婚後も、仲間のジミー・コンウェイ(ロバート・デ・ニーロ)、トミー・デビート(ジョー・ペシ)と共に強奪を繰り返し、1978年、遂にケネディ空港で犯罪史上空前の600万ドル強奪事件を成功させるが、当然、威信をかけたFBIの捜査が始まって・・・」という内容。
これと同じくアメリカのマフィアを取り上げた映画『ゴッドファーザー』(1972年/フランシス・フォード・コッポラ監督/アメリカ)が幹部達の世界を描いた物語だったのに対して、これは下っ端達の物語。
幹部になる絶対条件の一つは「イタリア人であること」らしく、下っ端はいつまで経っても下っ端のようだ。
原作は実話を元にしているとのことなので、おそらくそれも本当の話なのだろう。
何としても立場は変えようがないので、自分達で悪事を企画してボスの了解を得た後、仲間を集めて実行し、上前は撥ねられるが身の安全は図れるという構図になっているのか。
しかし、仲間内での裏切りが激しいことから、どうやっても安全ではない。
まったく凄い世界だ。