仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

仁左衛門賞 / 2013年

2013年12月25日 | 映画サークル
2013(平成25)年のましけ映画サークル例会は、
【1月/守○企画】『みえない雲(原題Die Wolke)』(2006年/グレゴール・シュニッツラー監督/ドイツ)
【2月/忠○企画】『大アマゾンの半魚人(原題Creature from the Black Lagoon)』(1954年/ジャック・アーノルド監督/アメリカ)
【3月/小○企画】『アンノウン(原題Unknown)』(2006年/サイモン・ブランド監督/アメリカ)
【4月/中止】
【5月/中止】
【6月/中止】
【7月/小○企画】『崖っぷちの男(原題Man on a Ledge)』(2012年/アスガー・レス監督/アメリカ)
【8月/仁左衛門企画】『ロボジー』(2012年/矢口史靖監督)
【9月/守○企画】『デンジャラス・ラン(原題Safe House)』(2012年/ダニエル・エスピノーサ監督/アメリカ・南アフリカ共和国)
【10月/忠○企画】『ロンドンゾンビ紀行(原題Cockneys vs Zombies)』(2012年/マティアス・ハーネー監督/イギリス)
【11月/小○企画】『宇宙人王さんとの遭遇(原題L'ARRIVO DI WANG/THE ARRIVAL OF WANG)』(2011年/アントニオ・マネッティ、マルコ・マネッティ監督/イタリア)
【12月/仁左衛門企画】『ジャズ大名』(1986年/岡本喜八監督)
と、以上の9作品を楽しんだ。
これらの中から恒例の"仁左衛門賞"を選考しようというわけだが、まず候補作品としてノミネートされるのは、『アンノウン(原題Unknown)』、『崖っぷちの男(原題Man on a Ledge)』、『ロボジー』、『ロンドンゾンビ紀行(原題Cockneys vs Zombies)』、『宇宙人王さんとの遭遇(原題L'ARRIVO DI WANG/THE ARRIVAL OF WANG)』の5作品といったところか。
そして、その候補作の中から栄えある【ましけ映画サークル・仁左衛門賞/2013年】に選ばれたのは、【10月/忠○企画】『ロンドンゾンビ紀行(原題Cockneys vs Zombies)』(2012年/マティアス・ハーネー監督/イギリス)。
おめでとう!!マティアス・ハーネー監督!!今年はあなたに"灰色のモアイ像"を進呈しよう!!
老人とゾンビが繰り広げるデッドヒートの場面は最高だった。
観衆はハラハラしたり笑ったり、これ以上ないほどの葛藤を体験することができたのではないだろうか。
これからも小説を忠実になぞるだけではない楽しいイギリス映画を世界に提供していただきたい。
ちなみに、これまでの仁左衛門賞受賞作は、
【2005年】『デイ・アフター・トゥモロー』(2004年/ローランド・エメリッヒ監督/アメリカ)=守○企画
【2006年】『ショーシャンクの空に』(1994年/フランク・ダラボン監督/アメリカ)=守○企画
【2007年】『トム・ヤム・クン!』(2005年/プラッチャヤ・ピンゲーオ監督/タイ)=小○企画
【2008年】『地獄のモーテル』(1980年/ケヴィン・コナー監督/アメリカ)=忠○企画
【2009年】『アイアンマン』(2008年/ジョン・ファヴロー監督/アメリカ)=長○見企画
【2010年】『画家と庭師とカンパーニュ(原題Dialogue avec mon jardinier)』(2007年/ジャン・ベッケル監督/フランス)=小○企画
【2011年】『クモ男の復讐(原題『EARTH VS. THE SPIDER)』(2001年/スコット・ジール監督/アメリカ)=忠○企画
【2012年】『リミット(原題Buried)』(2010年/ロドリゴ・コルテス監督/スペイン)=忠○企画
というよな映画だったのだが、忠○企画は今年で3年連続の受賞となった。
仁左衛門も来年こそは"仁左衛門賞"を受賞できるような楽しいエンターテインメント作品を"ましけ映画サークル"例会で企画したいものである。
(^_^)

宇宙人王さんとの遭遇

2013年11月29日 | 映画サークル
ましけ映画サークル11月例会(2013年11月26日)は、小○企画『宇宙人王さんとの遭遇(原題L'ARRIVO DI WANG/THE ARRIVAL OF WANG)』(2011年/アントニオ・マネッティマルコ・マネッティ監督/イタリア)だった。
物語は、「中国語の同時通訳を依頼されたガイア(フランチェスカ・クティカ)は、別の翻訳の仕事が締め切り間際だったものの、高額な報酬に惹かれ、その謎めいた仕事を引き受けてしまう。自宅まで迎えに来たキュルティ局長(エンニオ・ファンタスティキーニ)に目隠しをされ、行き先も知らされず謎のアジトに連れていかれた彼女は、鍵をかけられた暗い部屋で相手の姿も見えないままに通訳を始めるのだが・・・」という内容。
事前情報を何も持ち合わせていなかったので、タイトルを耳にした時にはギャグ映画なのだろうと思ったのだが、見始めてみるとそういう類いの映画ではないことがすぐに分かった。
どうにも雰囲気が暗い・・・。
(^_^;)
あまりにも高圧的な態度で取調べをするキュルティ局長に対してガイアが憤慨し、最悪な雰囲気が続くその密室に、途中からファルコ医師(ジャーデー・ジラルディ)が加わり、さらに長時間の取調べが続く。
上映時間は約80分と短い割には取調べの場面があまりにも長く、同じようなことの繰り返しなことから、見ていて少しうんざりしてしまったし、物語の結末は仁左衛門の予想と大差がなかった。
その突飛な発想をさらに面白く発展させることが出来なかったようで、そのひねりの無さを少しばかり残念に感じたのだった。