ましけ映画サークル1月例会は、守○企画『みえない雲』(2006年/グレゴール・シュニッツラー監督/ドイツ)だった。
物語は、「シュリッツというドイツの町で暮らしている女子高校生のハンナ(パウラ・カレンベルク)は、気になっていた転校生エルマー(フランツ・ディンダ)に告白され嬉しかった。しかし、その数分後突然に原発事故を知らせるABC警報が鳴り響き、急いで帰宅しようとする生徒達で学校の中は騒然となる。帰宅後にハンナをクルマで迎えに行くと約束をして分かれた2人だったが・・・」という内容。
多くの人が普段通りの生活を送っている中、突如危険を知らせる警報(サイレン)が鳴り響くものの、余りに突然すぎて訓練なのか本当の事故なのか誰もすぐには判断できないという場面が出てくるのだが、もし現実の世界でこのような状況になった場合、おそらくこの映画のように誰もが瞬時の判断に戸惑ってしまうのではないだろうかと思った。
どうしても、「まさか、そんなことが」と考えてしまうはずだ。
情報が無い中、登場人物達はオープンカーで走り回ったり雨にうたれたりして被爆してしまうのだが、この災害はそこに何が潜んでいるのかを自分の目や耳や鼻で確認できる性質の危険ではないだけに、その状況はとても恐ろしい。
人間の生きる力の遥か上を行ってしまう危険な状況というものはもうどうしようもないわけだ。
ただ、被爆し髪が全部抜け落ちたあとのハンナは、再会したエルマーと自分の意思で肉体関係を持つ。
相手の健康や人生を考えるならば、悲しいけれども好きな人との接触を我慢するのが、大事な人を思いやる気持ちではないだろうか。
少し異質な感じの"原発事故を題材としたパニック映画風の青春ドラマ"だった。
物語は、「シュリッツというドイツの町で暮らしている女子高校生のハンナ(パウラ・カレンベルク)は、気になっていた転校生エルマー(フランツ・ディンダ)に告白され嬉しかった。しかし、その数分後突然に原発事故を知らせるABC警報が鳴り響き、急いで帰宅しようとする生徒達で学校の中は騒然となる。帰宅後にハンナをクルマで迎えに行くと約束をして分かれた2人だったが・・・」という内容。
多くの人が普段通りの生活を送っている中、突如危険を知らせる警報(サイレン)が鳴り響くものの、余りに突然すぎて訓練なのか本当の事故なのか誰もすぐには判断できないという場面が出てくるのだが、もし現実の世界でこのような状況になった場合、おそらくこの映画のように誰もが瞬時の判断に戸惑ってしまうのではないだろうかと思った。
どうしても、「まさか、そんなことが」と考えてしまうはずだ。
情報が無い中、登場人物達はオープンカーで走り回ったり雨にうたれたりして被爆してしまうのだが、この災害はそこに何が潜んでいるのかを自分の目や耳や鼻で確認できる性質の危険ではないだけに、その状況はとても恐ろしい。
人間の生きる力の遥か上を行ってしまう危険な状況というものはもうどうしようもないわけだ。
ただ、被爆し髪が全部抜け落ちたあとのハンナは、再会したエルマーと自分の意思で肉体関係を持つ。
相手の健康や人生を考えるならば、悲しいけれども好きな人との接触を我慢するのが、大事な人を思いやる気持ちではないだろうか。
少し異質な感じの"原発事故を題材としたパニック映画風の青春ドラマ"だった。