仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

ビバリーヒルズ・コップ 2

2017年09月26日 | ムービー
『ビバリーヒルズ・コップ2(原題Beverly Hills Cop 2)』(1987年/トニー・スコット監督)を見た。
物語は、「3年前の事件の後、親交を持つようになったデトロイト市警のアクセル・フォーリー刑事(エディ・マーフィ)と、ビバリーヒルズ市警のアンドリュー・ボゴミル警部(ロニー・コックス)、ジョン・タガート巡査部長(ジョン・アシュトン)、ビリー・ローズウッド(ジャッジ・ラインホルド)だったが、捜査の都合により、釣りに出かける予定が立たなくなった。事件のからくりを解明しつつあったボゴミルだったものの、重大事件の捜査中ながらテッド・イーガン市長(ロバート・リッジリー)の都合を最優先するハロルド・ルッツ新署長(アレン・ガーフィールド)により、指揮官として不適格であり、さらに上司に盾突いたとの理由から、ボゴミルが停職処分を科され、タガートとローズウッドの2人は交通係に配置転換されてしまうのだった。そんな折、捜査中の"アルファベット強盗"の犯人マックスウェル・デント(ユルゲン・プロホノフ)、カーラ・フライ(ブリジット・ニールセン)らによってボゴミルが襲撃され、生死をさまよう。いてもたっても居られないアクセルは潜入捜査中ではあったものの、上司ダグラス・トッド警部(ギルバート・R・ヒル)の目を欺いてビバリーヒルズへと応援に駆け付けるのだったが」という内容。
前作ではローリングストーン誌の記者を騙って超一流ホテルのスイートルームに滞在したアクセルだったが、今回は建築物捜査係を名乗り、改築中のプール付き大邸宅に入り込む。
工事が済むまでの1週間、そこの家主がハワイに滞在して留守になるので、好き勝手に使えるというわけだが、警察官なのか犯罪者なのかまったく分からない人間なのがアクセルだ。
(^_^;)
デトロイト市警でも、捜査に投入している真っ赤なフェラーリを同僚のジェフリー・フリーマン(ポール・ライザー)に乗り回させて、自分のアリバイを偽装するのだから、普段から無茶苦茶なやり方で捜査をしているようだ。
また、そんなアクセルの影響を受けたビリー・ローズウッド刑事がどんどん過激になっていくのが楽しい。
脇役ながらも、なかなかに面白い演出がなされていて、彼が主人公のスピンオフ作品が造られたとしてもそこそこヒットしたのではないかと思ったほどだ。
(^。^)
そういう人気もあって、第3作『ビバリーヒルズ・コップ3(原題Beverly Hills Cop III)』1994年/ジョン・ランディス監督/アメリカ)が作られたのではないかとも思える。
これは面白いシリーズ作品だ。

のるかそるか

2016年11月14日 | ムービー
『のるかそるか(原題LET IT RIDE)』(1989年/ジョー・ピトカ監督/アメリカ)を見た。
物語は、「ギャンブルで散財し、妻のパム(テリー・ガー)に苦労をかけ続けてきたタクシー運転手のトロッター(リチャード・ドレイファス)は、もう賭け事はしないと誓ったはずだったが、乗客の会話を録音するのが趣味の同僚ルーニー(デイヴィッド・ヨハンセン)から録音テープを聞かされ、"土曜日の競馬のレースでチャリティーという馬が1着になる"という録音を耳にして興奮する。ルーニーはガセネタだと馬鹿にして無関心だったが、トロッターは8連敗中のその馬に50ドルを賭けた。そして、なんとチャリティーは1着となり、トロッターは見事710ドルを獲得したのだった。帰り際、八百長馬券で儲けた礼をするため、競馬場で見かけた(八百長を仕掛けただろうと思われる)男に会いに行ったトロッター。男達は当初脅迫かと警戒していたのだが、安心したのか保険を掛けたのか、別のレースの勝ち馬を教えてくれ、さらには、ジョッキークラブにある自分の席を使わせてくれもしたのだった。そして、今度は700ドルを一点に賭けたトロッターだったが・・・」という内容。
ジョッキークラブという場所はそれなりのお金を払わないと席を確保できないようで、日差しが差し込む明るい雰囲気の中できちんとした身なりの金持ち風の男女がワインなどを飲みながら静かにレースの予想をしていた。
対して、一般の人達は薄暗いビアホールのような店で立ち飲みしながら、わいわいと予想をしている。
何だか殺伐とした雰囲気が映し出される。
しかも、パドックで馬の情報を集めるわけでもなく、働いたことがある会社と馬の名前が同じだとか、誕生日の数字だとか、宝くじでも買うようなノリ。
そこいらを金貸しがうろうろしているし、血液を買い取る施設さえあった。
何とも凄まじい世界だ。
(^_^;)
トロッターはジョッキー・クラブで、いかにもブルジョワ風のデイヴィス夫人(ミッシェル・フィリッブス)や、一流のギャンブラー風のグリーンバーグ(アレン・ガーフィールド)とその恋人ヴィッキー(ジェニファー・ティリー)などと知り合うのだが、何かと大騒ぎする彼は随分と浮いた存在になってしまう。
実はトロッターは最初のレースのために100ドルを用意していたのだが、金欠のルーニーのために50ドルを用立てた。
何かと面倒見のよい男のようだったし、いつものビアホールで顔なじみの連中とわいわいやっているのが楽しかったのだろう。
とはいえ、周囲の連中はトロッターの馬鹿ツキを信用していなかったようではあるが・・・。