『のるかそるか(原題LET IT RIDE)』(1989年/ジョー・ピトカ監督/アメリカ)を見た。
物語は、「ギャンブルで散財し、妻のパム(テリー・ガー)に苦労をかけ続けてきたタクシー運転手のトロッター(リチャード・ドレイファス)は、もう賭け事はしないと誓ったはずだったが、乗客の会話を録音するのが趣味の同僚ルーニー(デイヴィッド・ヨハンセン)から録音テープを聞かされ、"土曜日の競馬のレースでチャリティーという馬が1着になる"という録音を耳にして興奮する。ルーニーはガセネタだと馬鹿にして無関心だったが、トロッターは8連敗中のその馬に50ドルを賭けた。そして、なんとチャリティーは1着となり、トロッターは見事710ドルを獲得したのだった。帰り際、八百長馬券で儲けた礼をするため、競馬場で見かけた(八百長を仕掛けただろうと思われる)男に会いに行ったトロッター。男達は当初脅迫かと警戒していたのだが、安心したのか保険を掛けたのか、別のレースの勝ち馬を教えてくれ、さらには、ジョッキークラブにある自分の席を使わせてくれもしたのだった。そして、今度は700ドルを一点に賭けたトロッターだったが・・・」という内容。
ジョッキークラブという場所はそれなりのお金を払わないと席を確保できないようで、日差しが差し込む明るい雰囲気の中できちんとした身なりの金持ち風の男女がワインなどを飲みながら静かにレースの予想をしていた。
対して、一般の人達は薄暗いビアホールのような店で立ち飲みしながら、わいわいと予想をしている。
何だか殺伐とした雰囲気が映し出される。
しかも、パドックで馬の情報を集めるわけでもなく、働いたことがある会社と馬の名前が同じだとか、誕生日の数字だとか、宝くじでも買うようなノリ。
そこいらを金貸しがうろうろしているし、血液を買い取る施設さえあった。
何とも凄まじい世界だ。
(^_^;)
トロッターはジョッキー・クラブで、いかにもブルジョワ風のデイヴィス夫人(ミッシェル・フィリッブス)や、一流のギャンブラー風のグリーンバーグ(アレン・ガーフィールド)とその恋人ヴィッキー(ジェニファー・ティリー)などと知り合うのだが、何かと大騒ぎする彼は随分と浮いた存在になってしまう。
実はトロッターは最初のレースのために100ドルを用意していたのだが、金欠のルーニーのために50ドルを用立てた。
何かと面倒見のよい男のようだったし、いつものビアホールで顔なじみの連中とわいわいやっているのが楽しかったのだろう。
とはいえ、周囲の連中はトロッターの馬鹿ツキを信用していなかったようではあるが・・・。
物語は、「ギャンブルで散財し、妻のパム(テリー・ガー)に苦労をかけ続けてきたタクシー運転手のトロッター(リチャード・ドレイファス)は、もう賭け事はしないと誓ったはずだったが、乗客の会話を録音するのが趣味の同僚ルーニー(デイヴィッド・ヨハンセン)から録音テープを聞かされ、"土曜日の競馬のレースでチャリティーという馬が1着になる"という録音を耳にして興奮する。ルーニーはガセネタだと馬鹿にして無関心だったが、トロッターは8連敗中のその馬に50ドルを賭けた。そして、なんとチャリティーは1着となり、トロッターは見事710ドルを獲得したのだった。帰り際、八百長馬券で儲けた礼をするため、競馬場で見かけた(八百長を仕掛けただろうと思われる)男に会いに行ったトロッター。男達は当初脅迫かと警戒していたのだが、安心したのか保険を掛けたのか、別のレースの勝ち馬を教えてくれ、さらには、ジョッキークラブにある自分の席を使わせてくれもしたのだった。そして、今度は700ドルを一点に賭けたトロッターだったが・・・」という内容。
ジョッキークラブという場所はそれなりのお金を払わないと席を確保できないようで、日差しが差し込む明るい雰囲気の中できちんとした身なりの金持ち風の男女がワインなどを飲みながら静かにレースの予想をしていた。
対して、一般の人達は薄暗いビアホールのような店で立ち飲みしながら、わいわいと予想をしている。
何だか殺伐とした雰囲気が映し出される。
しかも、パドックで馬の情報を集めるわけでもなく、働いたことがある会社と馬の名前が同じだとか、誕生日の数字だとか、宝くじでも買うようなノリ。
そこいらを金貸しがうろうろしているし、血液を買い取る施設さえあった。
何とも凄まじい世界だ。
(^_^;)
トロッターはジョッキー・クラブで、いかにもブルジョワ風のデイヴィス夫人(ミッシェル・フィリッブス)や、一流のギャンブラー風のグリーンバーグ(アレン・ガーフィールド)とその恋人ヴィッキー(ジェニファー・ティリー)などと知り合うのだが、何かと大騒ぎする彼は随分と浮いた存在になってしまう。
実はトロッターは最初のレースのために100ドルを用意していたのだが、金欠のルーニーのために50ドルを用立てた。
何かと面倒見のよい男のようだったし、いつものビアホールで顔なじみの連中とわいわいやっているのが楽しかったのだろう。
とはいえ、周囲の連中はトロッターの馬鹿ツキを信用していなかったようではあるが・・・。