Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

久しぶりに半田こて

2018年12月21日 | ピュアオーディオ
昨日から久しぶりに「半田こて」を握っている。ケーブルも色々な処に使われ、その形状も様々。ただ一つのケーブルの代替の為作成に取り掛かった。長さが極端に短いケーブルになるが、端末処理の数は一緒だ。この端末処理の数が多くて非常に大変なのです。たった1セットの短いケーブルを作るのに、長さ1mの仕様と同じくらいかかる。

材料を集め、ケーブル材・プラグ類・道具類・熱収縮チューブ・・・と道具他も揃えないと作れない。コツコツと作業を積み重ねないと完成はない。根を詰めて(集中して)やらないと先に進みません。気持ちが散ったら中断です。

何とか1日で80%程仕上げました。後もう一息の処まで来ました。その間システムのお守も兼ねて、順番に鳴らしています。今日中には完成させないと・・・。何を作っているかは「秘密」。自分で作れるって事は非常に良い事ですね。専用にして作れますから。

自宅システムが更に良くなって来た

2018年12月20日 | ピュアオーディオ


久しぶりに自宅システムで音楽を楽しんだ。いつもはTV音声で「鳴らし込み」を続けている。6月1日から漸く半年を過ぎ7ヶ月になろうとしている。12月の初旬に聴いた時より更に良くなっている



ネットワーク方式でシンプルな1台のパワーアンプで7SPユニットを鳴らしている。クレルのパワーアンプにしたのは、「低インピーダンス対応」のアンプだからだ。今まで使っていたアンプでは「ローインピーダンス」の為に、7SPユニットを鳴らす事が出来なかった。少しづつ全ユニットが鳴り始め音のバランスが整いつつある。まだまだ「鳴らし込み」を続けて行けば更に良くなっていくだろう。最低1年はかかる。

使う電源ケーブルやラインケーブル・SPケーブルのグレードが高くなればなるほど「鳴らし込み」に時間がかかる。これは当方のケーブルを1年以上使った事のある方だけが知る症状だ。1年経った後に出て来るsoundはやった方だけにしか分からない「美音」になる。

自宅システムも着々と完成形に近づいている。もう慌てることもやり直す必要もなくなるだろう。このまま使い続けて行けば良いだけである。正月に分電盤からの電源ラインを「専用」配線で引こうと予定している。電気工事士(息子)にやらせて、腕前がどの程度なのか?確認してみよう。

手の込んだエンクロージャー方式は?

2018年12月19日 | ピュアオーディオ
古いスピーカーには色々な形や方式、装飾デザインの優れたものが有った。例えば、フロントロード箱・バックロード箱・フロント+バックロード組み合わせ箱、折り曲げホーン箱等、手の込んだ方式の箱が有った。それぞれに独特の世界を持ったサウンドがしていた。

最近は、バスレフ箱や密閉箱ばかりになって来た。何か面白く有りませんね。手の込んだ箱からシンプルな箱に替わってしまっています。

オーディオは「夢」のある趣味だと思う。それに対して肝心のスピーカーが「夢の無い形」になってしまっている。はなはだ悲しい事実である。そんなものが数百万円で販売されていることに驚きを隠さない。

装飾についても「布製サランネット」が一般的。これって実にチープな方法でもある。例えばJBL:C50オリンパス箱の菱格子を現在制作すれば、片側だけで¥50万円はくだらない。左右2面ならこれだけで¥100万円以上の費用が掛かる。これに対して布製サランネットならば数万円程度で作れてしまう。この辺にも価値観の違いと時代の流れの違いを感じる。

目指す「音質アップ」の頂も人それぞれ

2018年12月18日 | ピュアオーディオ
昨日は「人それぞれに音質アップのやり方が違う」事を書きましたが、又その目標も人それぞれです。目指す頂が高い程困難や技術力を必要とします。「この辺で良いや」とご本人が納得すれば良い事なので、頂は当然違ってきます。

自分の判断基準は一般の方に比べると遥かに厳しい目をしています。これは自分に課している事で、他人には当てはめません。外でシステムを聴かせていただく時は、出来るだけ褒める様にしています。他人の良い処を見つけて褒めてやる事で、その方の気分も良くなるだろうし、自分の持っていない部分をもっと深く吸収できるからです。

ステレオの音は「その人を表す」と思っています。どんな質感でどんな音楽を楽しまれているか?はその人しか知らない体験等が有るはずです。それらを受容できる器量が無いとトラブルが発生します。トラブルはお互いに気まずい思いをするだけです。無用な争いは無意味です。

先頭行に書きましたように、人それぞれにステレオに対する「体験」は様々。当然目指す頂も違う・・・と云う事を念頭に置いて、オーディオお宅訪問など楽しまれてはいかがだろうか?

音質アップの方法は人それぞれ・・・

2018年12月17日 | ピュアオーディオ
ステレオの趣味で「音質アップ」を考えるのがマニアの常。しかしその方法は人それぞれで有る。経済的な理由、環境的な理由、体験に基づく理由等に分かれると思う。一番拘りが多いのが「体験」から来る理由だろう。

ある方は、スピーカーのサイズ、箱の方式、ユニットの型番、シリアルNoにまで拘る方も居れば、アンプに拘り、こちらもA級・AB級・B級・D球アンプ、Tr型アンプや管球アンプ、果ては球に拘る。又ある方は、部屋の「残響」やサイズ(容積)、床面の強度・壁の材質等試行錯誤していらっしゃる方もいる。

最近は「ハイレゾ音源・再生」に情熱を燃やす方もいる。人それぞれに「拘り」の対象は違っても、「少しでも良い音質で楽しみたい」と云う点では共通項が有る。PCやデジタル系はどちらかと云えば「未知」の領域であるからどんどんやって欲しいと思う。

個人的にはどの方法も有りだと思っている。人それぞれに得意分野が有って良いと思う。10人10用の対応の多様性が有ってしかるべき。ただ「着眼大局」する目を必ず持っている事が一番大事だと思っている。どの分野も「完璧」はないのだと思う。要するに「終わり」はないと云う事。

今日は雨

2018年12月16日 | ピュアオーディオ
筑後地方では、朝8時頃から冷たい雨が降り出した。これから中国地方・近畿と雨になって行くだろう。雨が降ると外歩きが出来ない。代わりにストレッチやスクワットで身体を動かして、音楽を聴ける状態にしなければならない。



いつもの様にD208システムで岡村孝子/バラードを流しながらドリップコーヒーを煎れて一日の始まりの1杯。MD1枚を聴き終わったら、次はLE8Tシステムで大橋純子トリオで軽いJAZZを聴く、こちらもMD1枚が目安。毎日やっている事なので機器の調子も快調です。46年前のアンプ達だが、毎日こうやって鳴らし続けているおかげで「完全復活」した様です。鳴らし込みの期間はほぼ1年になります。

サブシステムでBGM風に鳴らしながらの時間に、ブログ記事をかいたり、Facebookをアップしたり、今日一日の予定を立てたり・・・と日常の細々とした事を片付けている。午後からはコタツに入ってメインシステムで好きなクラシック音楽を楽しみます。

こんな日程がこの音楽部屋に来てから約6年にもなろうかとしています。(仕事が趣味・趣味が仕事の様な生活を連続15年続けています)音楽好き・オーディオファンにとっては至福の時間となっています。あと10年こんな生活を続けて、振り返って見たらどんな印象を持つのであろうか?20歳頃に夢見た生活がたっぷり実現できました。そろそろ他の事に興味を移しても良いのではないかと思う様になっています。もっと「生産的」な事をしたいと思います。65歳を過ぎると「限られた時間」を意識します。若い時には思いもしなかった事です。

機器の内部配線について

2018年12月15日 | ピュアオーディオ
電源ケーブルの重要な点は、「大元(オオモト)」の電気の供給源であると云う事。ここがしっかりしていないと次に述べるラインケーブル・機器・SPケーブル(信号ライン)の情報伝送が変わって来ると云う事である。

どんなにラインケーブル・SPケーブルを良くしても、「機器の内部配線」(配線やプリント配線)の断面積や質が重要な要因となってくる。この点について、パイオニアのエクスクルーシブ ブランドの製品がアンプカタログで良く分かる。

多分1980年代初期にはこの原理が判っていたと思う。例えばエクスクルーシブのC3やM4が初代であるが、その後のC3aやM4aではプリント基板の配線の厚み(断面積)が大きくなっている。オーディオの足跡のアンプカタログを読めば分かる。電源ケーブルも太くなっている。

更にC5・M5やC7・M7とだんだんとプリント基板の配線が大きくなっている。電源ケーブルも変わってきている。自分のシステムでは、手配線できる管球アンプで、すべての配線を特殊な銀線で配線している。やっている原理はほぼ同じである。

アキュフェーズでは内部配線やプリント基板の案内はないが、多分良くなって来ていると思う。アキュフェーズのアンプの良い処は「端子類」のグレードが高い点だ。ここだけでも相当な音質アップにつながっている。

気に入った機器でも20年使えば・・・

2018年12月14日 | ピュアオーディオ
ようやく念願の機器が揃い、サウンドも決まって使い続けていても、20年もしないうちに「トラブル」が出て来る。使わなくても使ってもトラブルは発生する。どちらかと云うと使わない方がトラブルが発生しやすい。

毎日使っていてもトラブルは出て来る。主にコンデンサーの劣化やICの脚部の接続、真空管とソケットの接続部分等に酸化膜が出て来て、CDPなら「読み込み不良」や「回転異常」等が出て来る。DAC等でもチャタリングが出てきたり、「音が出ない」等の不具合が出て来る。

コンデンサー関係のトラブルは、気温の低い冬場に発生しやすい。温度が低いとコンデンサーの活性が下がるからだ。こうなるとその機器の「コンデンサー交換」のメンテが必要だというシグナルです。古い機器をお持ちの方は定期的なメンテをしなければ、サウンドの維持ができない。

実は、私のメインシステムでもCDPとDACもそのシグナルが出て来ている。スチューダーのCDP:A730はどうやら8年程度しか「内臓バッテリー」の寿命がない。前回交換から8年、その前も8年後にオーバーホールしている。修理費用も頭の痛いところです。

機器の故障と使用頻度

2018年12月13日 | ピュアオーディオ
オーディオの趣味を続け来て、アッという間の40年だったような気がする。その間に使ったアンプやスピーカーは数知れず・・・。その中でも「気に入ったもの」しか手元には残らない。

40年前に入手してお気に入りだったスピーカーやアンプも、仕事に追われたり、ステレオに興味をなくしたりして「使わなくなる」と自然と機器は死んで行く。機器の故障の多い方は使用頻度が低い事が多い。逆に繁茂にレイアウト変更される方は、取り扱いのミステイクで壊される方が多い。

「機器の自然劣化」は放置する事で「コンデンサーの容量ヌケ・パンク」や「半田部の酸化・クラック」で起こる事が多い。半導体はBV(逆耐圧)に弱い。TrのQAT試験や実際に起こったトラブルの原因などからそう推測している。逆耐圧はどんな時に起こるか?と云うと、「電源オフ」する時に出るサージ電流の事だ。電源入れっぱなしで使用していると、使わない電源SWのオフ側に酸化膜が厚く蓄積する。半導体が壊れるのはそればかりではない。

「コンデンサー」は電気を一時的に蓄積したり、放電したりして使う様に出来ている。自動車の「バッテリー」と同じ様なものと考えれば説明はつく。長い間放置した自動車のエンジンをかけようとしたら「バッテリー上がり」でまず始動できないだろう。それと同じことがオーディオ機器でも発生しているとお考えいただきたい。だから「使用頻度」も機器を維持する為には重要なファクターとなります。

D208・LE8Tシステム共に良く鳴っている

2018年12月12日 | ピュアオーディオ


写真の上段のD208システム(C3+M4)・LE8Tシステム(C200+P300)の2つのサブシステムとも非常に良く鳴っている。現在は、D208システムの方を先に鳴らし出している。いつも聴くのは「岡村孝子/バラード」。これが良い感じに鳴っています。良く弾む低音と伸びと張りが有るヴォーカルが絶妙です。余韻もスーッと伸びて嫌な音が有りません。CD1枚分をMDに録音した物でそのまま鳴らし切ってしまいます。

D208システムを鳴らしてからLE8Tシステムの順です。こちらでは大橋順子トリオや「君の詩」(自分仕様)のMD録音品を鳴らします。こちらはLE8Tユニット1発です。追加ツィ―ターは取り合えず外していますが不足感は殆ど有りません。音のバランスはどちらも絶妙ですね。

D208もLE8Tも20㎝フルレンジユニットです。D208システムにはフィリップスのツィ―タ―と、オイルコン及びスプラグ社コンデンサー使用の自作ネットワークのシステムで、高域が伸びています。BGMで鳴らすにはもったいないほど良くなっています。(組み合わせるアンプの方がハイグレードですので当たり前と思います)

手放さなければ・・・と思いつつ一人聴き惚れています。まだまだ決心が付きません。多分D208の方が残るでしょう?