Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

楽器は「響き」をうまく利用している

2017年03月07日 | ピュアオーディオ
楽器は「響き」をうまく利用して作ってある。例えばチェロの脚は弾き易い様に高さを稼ぐ脚を持っているが、本体の「響き」を生かす様な部位に付けられている。バイオリン等も「共鳴板」を使って「響き」や「倍音」をうまく出せるように考えて有る。ドラム(太鼓)も革の振動が自然減衰する様に作られている。金管楽器は「ラッパ」(ホーン)を使っているので「響き」を非常に大切にされている。

ステレオの再生で非常に大事なのは「SPの響き」を自然減衰させる様にして、「生かす」事が重要だと思う。どんなにアンプやソース機器が良くても、スピーカーのセッティング一つで「生きた音」にもなり「死んだ音」にもなる。SPのセッティングは非常に大切だ。SPは楽器であると思う。

ただ歴史的に見て、SPのセッティングはメーカーも研究不足であったと言わざるを得ない。例えば「袴」や「スパイク」・「脚」と云ったフロアー型SPのSPについている「セッティング材」は「適当」にやられてきた感が有る。15年ほど前に「SPのセッティングの原理追求」をして来た。その為には「原理・原則」を理解する必要が有る。楽器のセッティング方法が一つの答えになると確信した。

実際に小型のSPで実験して見ると良い。大型では一人ではできない。小型のSPなら一人であーだこーだと色々と実験出来る。小型SPで「原理・原則」を掴めば大型SPにも適用できる。小型SPでOKでも大型SPでダメならそれはまだ「原理・原則」を完全に把握しているとはならない。


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