Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オーディオ 三分の計

2016年12月22日 | ピュアオーディオ
オーディオの「音質追及」を過去15年ほどしてして来て達観したことが有る。それは「三分の計」である。
①機器やその使いこなしの問題 
②ケーブル類の問題 
③部屋の問題 
に大きく分かれるという事。電源部への対策(マイ電柱等)をやられた方は更に④番目として捉えられるかも知れない。

機器の性能とその使いこなしのテクニック(セッティング他)の問題をケーブルでは解決は出来ない。ケーブルの問題を機器や部屋の性能で解決する事も出来ない。機器や使いこなしのテクニック、ケーブル類を完璧に仕上げても部屋の問題は解決できないという事だ。これらは密接に絡んでいて、それでいて全く違う側面を持つ。だから通り一辺倒な対策では解決は出来ない。

自分のシステムでは、①と②についてはそこそこの内容になっていると思っているが、「部屋の問題」で行き詰まっている。部屋の容積不足と強度不足、残響音の確保が出来ていない。だから、機器やケーブルに対策しても根本的対策にはならないし、対策してもまず効果が見えない。

自分のシステムでは「部屋の問題」と云ったが、音の「キレ・ヌケ・ノビ」が旧事務所の直打ちの床面の時と違って「ゆるい音」になっている。これは「部屋の床面の強度不足」から成る訳で、この部分に根本的な対策をしない限り改善は出来ない。

本来は、「オーディオ専用ルーム」を作って、直打ちの床(アンプとSPの設置場所)にして、広さも20畳くらいにして、壁面も反射板と吸音材を組み合わせてやる必要が有ると思っている。しかし、現実的には資金不足で手を出せない。何とか和風の部屋を洋風の部屋に作り替え、広さも現在7.5畳の部屋を、隣の6畳+4畳の部屋を合わせて17畳の広さにする事ぐらいだろう。それにも時間がかかる。計画と資金を集めて少しづつ理想の部屋に仕上げざるを得ない。自分の年齢を考えると、それをやる必要性も気弱になる。もう10年早かったらもっと違った展開になっていただろう。



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