Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

これから終のシステムにしたい方の機器の購入について

2016年03月04日 | ピュアオーディオ
これから終のシステムにしたい方の機器の購入についてアドバイス。アンプやソース機器類については西暦2005年以降のモノをチョイスされる事を進めたい。その理由は、「鉛レス半田」の使用に代わっているから。一般の鉛はんだと「鉛レス半田」では抵抗値が1/10程も違う。抵抗値が違えばまずSN比が格段に向上している。抵抗値が低い事は「音数」にも効いてくる。

入出力に「バランス伝送」(XLR端子)が常備され、電源がインレット方式(交換方式)のモノは1990年代から高級機には常備されつつある。この辺も重要なポイント。1990年と云えば今から25年も前の機器になる。だから勧めない。寿命の来ている部品が有り、復活は難しくなる一方だからだ。それ以前の機器は避けた方が良い。

スピーカーについては、上述は当てはまらない。確かに最新のSPは鉛レス半田で抵抗成分が低く、サウンドも良くなっているかの様に感じられるかも知れない。ここは「試聴」をして決めるべき。「生演奏派」ならもっと古いユニットを自分でアセンブリーして使った方が良いが、「空間際現」に主眼を置かれている方は最新のSPでも満足できるはずだと思う。

アンプ類のお勧めは、アキュフェーズ製かマッキントッシュ製ならある程度の音質が有るので無難に勧められる。しかし、「アキュフェーズの音」や「マッキントッシュの音」が有る事は忘れてはならない。好みの範疇になるとこの辺に別メーカーを選択する余地が有る。FMやゴールドムンド、クレル、ボルダー等高級機メーカーはあまた有る。結局は財力とデザインと音の好みで決めれば良い。

問題はその後の事だ。いくら機器を揃えても「魂」を入れないとまたすぐに手放して彷徨いになる。自分で幾らか手を加えて、自己満足できるレベルに努力する事が重要。


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2 コメント

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違う発想 (かべ )
2016-03-04 21:29:08
何時も楽しく拝読しております。確かに終のシステムについて考えますが発想が全く異なります。まず軽くて小さいこと。確かに大きいスピーカーやアンプは魅力的ですが年を取ると交換も大変です。意外に大きいシステムが壊れて難儀されている話を聞きます。
次に安いこと。確かに高級機は良いのですが壊れた時の修理代も馬鹿になりません。病気をすれば億単位のお金が出るかも知れずやはり趣味とは言え慎重にならざる得ません。勿論改造等十分な音質対策は必要です。
最後になるべく現行品を使う事。保証期間も有り又メーカーに修理をお願いする事も出来て安心して使えます。
多分これじゃ良い音なんて出ないよ!そう言われるのは良く判りますしトレイン様の選択の有り方は大正解なのですがなるべく少ない支出で良い音を出す算段を考えるなんて事も良いのではないかと思ってます。
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違う発想 (しき(トレイル))
2016-03-04 22:24:38
かべ様 コメント有難うございます。

違う発想こそ趣味であると思います。画一化した趣味なんて面白くありません。

自分も歳を経ると重量と複雑さに対応出来なくなると思い、サブシステムにその役目を持たせています。アンプ等の機器は「重量10Kg以下」になる様に考えています。
自宅システムはSPだけ変えれば直ぐ当てはまります。WE101ppアンプは10Kg以下になっています。真空管も一生持ちそうです。

それでも音質に妥協は有りません。手一杯手を入れて作っています。

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