Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

45年前のパワーアンプのファーストインプレ

2017年11月23日 | ピュアオーディオ
まだペアとなるプリアンプを入手していないので写真を出せないがご了承ください。或程度は想像でどこのメーカーの何と云うパワーアンプかは判ると思います。現時点で正確なファーストインプレにはならないが、鳴らし込むに従い音数が増えている。

SP(JBL:#4311Bオリジナル)と自作プリ(管球式・・・内部配線を交換したハイエンドモデルに相当)と今回のパワーアンプ(ノーマル状態)の組合せである。多分にプリアンプのおかげで「苦行」は少なく済んでいると思える。意外と「まとも」なサウンドで45年前のシステムとは思えない程です。それでもあえて現時点で気付いた点を列記して置きたいと思う。

1)音が痩せている・・・ヒューズ、電源ケーブル・ラインケーブルへの対策が未完了。
2)パワー感は有る。・・・音の押し出し感は素晴らしい。150W/chも有れば当然とも・・・
3)弦楽器系・打楽器系共に良く再生する。質感も悪くない。
4)SN比が悪い。・・・無音時ノイズを感じる。・・・活性化させると消える筈。
5)音量を上げると金切り声になる。・・・活性化させればもっとましになる。

ファーストインプレとしてはこんなもの。45年も前のアンプがノーマルで生き残っていただけでも褒めてやりたい。前オーナー宅で多分「死蔵」されて居たと思うので、「生き返らせる」事がまず先決。「音質アップ」等先の話です。当分(約半年)は電源ケーブルもヒューズ、ラインケーブルもノーマルなまま、一日5時間以上鳴らし続けます。約半年慣らせば累計時間が約1000Hr程になります。これ位鳴らし込めば「音質アップ」の諸対策が打てるようになるでしょう。それまでは「苦行」の連続です。

まずは「生き返らせ」と「機器の活性化」をさせて初めてこのアンプの実力が出て来ます。普通の方は「連日5時間以上」の稼働は出来ないでしょうから半年以上かかります。その間の「苦行」に耐えきれるか?・・・多分耐えられないでしょう。耐えられないからと云って「音質対策」を急げば「機器の故障」に繋がります。ノイズが出たり、パーツがパンクしたりと予期せぬことが起こります。「音質対策」=「電気の流れる量が増える」=「負荷が増大」します。メーカー製のアンプで「音質対策」をして故障した機器は今まで有りません。ただ「死蔵」されていた機器なので用心して置くべきです。ノーマルの状態で使っても壊れるモノは壊れます。

メインシステムをほぼ活性化した状態で3セットも保有し、なぜサブシステムを慣らすのか?・・・音質ではメインシステムには絶対に届かないと判っていて、それでもトライするのは何故?「音遊び」を楽しんでいるから?・・・ノウハウや技術の証明を考えている。サブシステム+古いアンプでも「ここまで鳴らせる」を実感したい。