釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】釣行前記 (2019/07/26 野毛屋)

2019-07-29 05:44:12 | 釣り
先月、今年船釣りを始めると目標を立てたYさんのデビュー釣行をプロデュースする計画を立てていたところ、バッドコンディションで見送りになった。

なかなかスケジュールが合わないところ、休暇を取って行ってしまおうと予定したのが7月26日(金)。

前回参加予定だったIさんは都合が付かず、代わりにT1さんが参戦。
3名で野毛屋さんに出動することにした。


(朝は晴れてます。)

ところがT1さんが参戦を決めた途端、南海沖に低気圧が発生、台風に成長するという「嵐を呼ぶ男」の健在ぶりを発揮する。
もうビックリだよ。

でも、雨の降り出しは夕方遅くだし、波風は大きくない。
午後からのうねりが多少気になるもののかろうじて大丈夫でしょう。

ということでYさんのデビュー戦のリトライで、東京湾の脂ノリノリ金アジとシーズンラストの白子を狙いに出撃しますよ。


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【釣】親子DEエンジョイフィッシングスクール2019 (シロギス 2019/07/21 島きち丸)

2019-07-25 06:03:26 | JOFI神奈川
JOFI神奈川が主宰する「親子DEエンジョイフィッシングスクール」。

釣りが始めてや初心者の親子向けに、JOFI神奈川のインストラクターが同行して支援しつつ、釣りを楽しみましょう。というイベントです。

今年2回目は片瀬港の島きち丸さんでシロギス釣りです。

シロギスは釣り教室では初の釣りもの。

釣ってはブルブルと手にも感じるアタリと、体に似合わない強い引きが魅力。
食べてはホクホクの天ぷらなんて堪りませんよ。


(江ノ島を望む港です。)

総勢18名の親子に集まっていただきました。

リピーターの方々もおられますが、私の担当は船は勿論、ほぼ釣りが初めてというご家族5名。
テレビの釣り番組を見た息子さんが、やってみたいと言ったのが申し込んだきっかけだとか。

ご家族揃って来ていただいてありがとうございます。



(こちらの7号船で。)

釣り座に着いたら出船前に基本的なことをレクチャーします。

今回はスピニングタックルでキャストもするので慣れるまでちょっと難しいかな。

エサはジャリメですが、お母さんを初め2人のお姉ちゃんもエサ付けは大丈夫でした。


(葉山沖で実釣。)

天気は曇りで風はそよそよ、暑くもなく過ごしやすいです。
波もなかったので釣りやすいコンディションです。

出船して20分ほど移動して葉山沖で釣り開始です。


(頑張るお父さんと息子さん。)

キャストに挑戦してくれますがなかなか難しいようです。
仕掛けがテンビンに吹き流しの2本バリだったので手前マツリが多く苦労します。
胴突き仕掛けの方が良かったかもしれません。

途中から枝バリを落として1本バリで釣っていただきました。

早くもお姉ちゃんがシロギスを釣って、ご家族順番に本命が揚がります。
他にはトラギス、メゴチと、天ぷらでイケちゃうゲストが脇を固めます。

この日はシロギスの食いが浅いようでアタリが小さく難しいようでした。


(ヤラレましたね。)

お父さんが、微妙で掛かったか分からない、と言って揚げてみると下身がキレイに食われていたこともありましたよ。

段々と釣り慣れてきた息子さんは上手にキャストが出来るようになり、本命を何匹も釣ってくれました。


(頑張るお母さんとお姉ちゃんたち。)

船中が沸いたのは、お母さんが一際大物を揚げた時でした。
丸々した25cmオーバーの大型シロギスです。

今日イチの良型で、デカイ!とあちこちから歓声が挙がりました。

初めてでこんな大物を揚げたら釣りにハマっちゃうかもしれませんね。


(堂々の25cmオーバー。)

1日通して初めてには難しいコンディションでしたが、ご家族で食すに十分な釣果を揚げていただけました。

釣りたての魚たちを刺身や天ぷらで堪能いただけたでしょうか?



(JOFI神奈川のホームページから。)

これを機会にレジャーとして気軽に釣りを楽しんでいただけたらと思います。

インストラクター一同、またのご参加をお待ちしています。


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【食】ショウサイフグのサイ鍋

2019-07-21 05:03:25 | 釣魚料理
今から4年前の2015年に「ザ!鉄腕DASH!」で、野毛屋さんでショウサイフグ釣りをして食すという回があった。

その時はエビエサではなくアオヤギを使うカットウ釣りが紹介されて、家族と一緒に見ながら、外房か?と突っ込んだ記憶がある。

で、番組内で宿で振る舞われていた料理、サイ鍋をいつかは食べてみたいと、ずっと気になっていた。


(これですよ。)

サイ鍋。

ショウサイのサイから取ったのだろうか、江戸前のフグで仕立てる、すき焼きのフグ版という鍋で、江戸時代からの伝統で昭和初期まで良く食べられていたと紹介されていたと思う。

野毛屋さんでは冬場はアカメフグになってるから、我が家ではこれまでフグの鍋はアカメのしゃぶしゃぶばっかり。
ショウサイではチリ鍋を1度やったのみだな。

このところ、7月なのに気温が上がらず5月並の涼しさが続いたんで、丁度良かろうと仕立てることにした。


(ショウサイとサバフグも共に。)

ショウサイフグ4匹とサバフグ2匹をぶつ切りにして、他はすき焼きの具と一緒。
春菊を忘れてたけどね。

サイなのにサバを入れちゃうのには目をつぶろう。


(フグ投入。)

まずはフグに軽く火を通すために油で炒めて、



(ネギ投入。)

続けてネギも合わせて火を通す。
香ばしい匂いが食欲を誘うよ。


(その他をブチ込む。)

適当に頃合いを見て他の具材をドサドサと入れ、割下を注入。
煮込みにかかる。


(グツグツと。)

男料理だから見てくれは気にしない。
中身で勝負ですよ。

煮過ぎるとフグが固くなるかも、と全体に火が通ったろうという程度を見定めていただく。

すき焼き同様に溶き卵に絡めていっちゃうよ。


(出来上がり。)

味は想像出来てたものの、食すとなるほどと思う。
牛肉よりあっさりしているもののフグは割下の濃い味付けに負けてない。
大したもんだ。

ぶつ切りだと味が染みるほどではないから、フグは薄く切った方が良かったかもしれないな。

かみさんの評価も上々。
もっと濃い味付けでもイケそうだ。

食べきれずに翌日に回したら、味がしっかり染みて更に旨くなってた。
ということは、煮物でもイケるということだろう。
フグの煮付け、今度試してみようかな。


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【食】ショウサイフグの刺身・白子ポン酢

2019-07-17 06:03:04 | 釣魚料理
7月5日(金)の野毛屋さんへのショウサイフグ釣行は修行半ばで伸び悩み、釣果は5匹。
しかも、期待の白子がたった2腹という引きの弱さだ。
トホホ。(;´д`)

ショウサイは今回予定している料理でサバフグ2匹共々食しちゃおうと思ってたところ、洗った時に気が付いた。
小振りの1匹がただ者ではない。

プリプリで張りがある透明な身質、一目で分かる、絶対旨いヤツだ。
これは刺身でいただかねばならないぞ。

ということで1匹分を刺身に。


(どうよ、この透明感。)

いただくと、睨んだ通り旨味が濃い。

やや水っぽいと言われるショウサイフグにあって、出来るヤツは身にツヤと弾力があり食した時のバランスが良い。

久しぶりに出来るヤツの刺身を堪能したな。
釣果は奮わなかったけどこれを食べれたから満足だ。


(プリトロ。)

少ない白子は火を使うのが勿体ないから、白子ポン酢でいただく。
毎度だけど、このコク、この旨味、堪りませんな。

この期間限定も残すところあと半月くらいか。
シーズン最後にガッツリといきたいもんだ。
次回に期待ですな。


(ちょっとだけ。)

1匹だけのシロギスは糸造りに。
はんなりとした甘味が上品で良いね。

「初心に帰ってシロギスを釣って来てよ。天ぷらが食べたいな。」

とは、かみさんの弁。

確かに、ここ2年ばかり陸っぱりのシロギス釣りに行ってないよ。
シロギス船に乗ったら、飽きた、と言われるくらい釣れちゃうだろうか。
今度考えてみよう。


(集合写真。)

毎度見慣れた食卓の風景だけど、旨いモンは旨い。
改めてショウサイフグの実力に感心したよ。


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【釣】掴みかけたが釣果は伸びず (2019/07/05 ショウサイフグ 野毛屋)

2019-07-13 06:48:16 | 釣り
「無想の誘い」を体得する修行のための野毛屋さんへの平日釣行は、5:00着で駐車カードは5番。
前回と同じ番手だな。

車列の先頭も前回と同じ、異次元におられる常連さんだ。

釣り座は左舷舳が空いてたものの、左舷艫2番目をチョイス。
左舷大艫は常連さんだろうと、ショウサイを奪われるのを覚悟の上で異次元の技を盗もうと隣を決意した。


(毎度。)

ところが乗船してみると、常連さんは右舷大艫でしたよ。
読み誤ったわ。

左隣の左舷大艫の方に挨拶すると、かつて湾フグにハマっていたという方で野毛屋さんは久しぶりとのこと。
最近はイカ専門だそうで、テンヤスミイカの話題で盛り上がりましたよ。

そうこうするうちに、スカスカだった釣り座はポツポツと埋まり、総勢12名で出船。


(潮はこんな感じ。)

うねりがあって飛沫を被るからデッキに待避する。
曇天で風が多少あるけど雨は降らない予報。
目まぐるしく変わる梅雨の天気で降られないのはありがたい。
気温も丁度良くてサロペットを履いてても過ごしやすいしね。


(途中自衛艦が2隻。訓練中?)

大貫沖で釣り開始。
今回も竿はAllegroを選択。
リニアなコントロールで優しい誘いを練習するつもり。

潮は舳から艫、やや左舷から右舷よりに流れてる。
「型見たよ」の船中1匹目は右舷側で、フグ特有のゴキュゴキュという喉を鳴らす音が近くで聞こえたから大艫の常連さんだろう。
さすがですな。

暫くすると隣の大艫の方もショウサイを揚げる。
朝のサービスタイムだからか潮当たりが良い大艫では続けて揚がる。
しかも、いずれも良型。


(大貫沖で開始。)

こっちにも来い!と念じながらキャストして船下まで探るを繰り返し、誘いのピッチは早目に取る。

すると寄せる途中で竿先にピョコと反応が出る。
いたぞ、と止めてその場で優しく誘うと続けてのアタリが出、アワセ一発、サクッと気持ち良く掛けた。
ブルブル震えて走るのをゴリ巻きで寄せてブチ抜く。

やっぱフグ釣りは楽しいなー。


(1匹目が8:20。)

早めに型を見れて一安心。

キャストを繰り返して探り続け、船下では丁寧に誘うと、そう間を置かずに2匹目をゲット。

今日は良いペースでイケるんじゃないのー。

と、思った途端にアタリが遠退く。
それからは音沙汰なし。

やっぱそうなるのね。。。

両大艫ではポツと揚がってるからいることはいるはず。
誘いが合っていないのだろうな。


(どこにいるのかな?)

沈黙が破られたのは3時間後。

キャストから寄せて来る途中でピョコピョコと手にも感じるアタリが出て、一呼吸置いたアワセで掛けた。

抜き揚げると良型のサバフグ。
カットウのハリスを切られ、エサバリをガツッリ咥えてた。
サバフグはエサの食い方からして獰猛だ。

間を置かずにもう1匹サバフグを追釣したんで今日はキープしようと決める。


(サバフグお持ち帰り。)

サバフグの後はアカエイと鱧かと思った厳つい顔のニョロ系の、船長に聞いたら「ヘビ」と言われたヤツを揚げる。
ダイナンウミヘビかな。

どちらも釣り応えがあったけど、お持ち帰り出きるヤツが欲しいな。

するとサクッとシロギスをゲット。


(シロギスもお持ち帰り。)

更に、久しぶりに船下でショウサイのアタリが出て3度目のアワセで掛けた。

これが良型でチョイと白いのを出しちゃってるんで、トロトロ白子のお持ち帰りが確定。

楽しみだー。


(良型の3匹目。)

暫くは音沙汰なかった3時間を取り戻すかのような、活性に溢れた時間を過ごす。
何にしてもアタリがあるのは楽しい。

励むうちに「無想の誘い」の入口が見えたような気がしてきて、コンスタントにショウサイのアタリを出せるようになった。

これか、これなのか!?

とチラと先の光が見えた気がするぞ。

でも、アタリは出せても掛けられない。
何だか微妙なズレを感じる。

使い慣らしたリアランサーだったら獲れただろうか。
結局、5回のアタリで1匹も獲れずエサだけを食われる。

まだまだだな。


(観音様に接近。)

沖あがり1時間前くらいに上げ潮に変わって潮当たりが良くなる。

ここで稼がねば、と気合いを入れるも追加はたったの2匹。

打ち返して着底の瞬間に掛けた連チャンだったのは気分が良かったけどね。


(ラストの5匹目。)

そして沖あがり。
結果は5匹。

もっと数を伸ばしたかったけど現時点では仕方がないか。

トップは勿論右舷大艫の常連さんで17匹。
トリプルスコアはさすがです。


(沖あがり。)

釣果は満足出来るものじゃないけど、何かを掴みかけてる気がするぞ。
多分。。。

修行は続くよ。


・ショウサイフグ : 5
・サバフグ    : 2
・シロギス    : 1
・アカエイ    : 1 (リリース)
・ダイナンウミヘビ: 1 (リリース)
船中0~17
大潮


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