釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【感】皇居乾通りの一般公開に行ってみる

2024-03-29 05:55:00 | 日記
予定がない3月23日の土曜日に、かみさんが皇居に行きたいと言う。

今年の春の皇居乾通りの一般公開が3月23日〜31日だそうで、期間内の土日で空いているのが初日にあたる23日しかない。

雨混じりの天気予報だけど行こうとなった。

ふたりとも東京生まれなのにこれまで皇居に行ったことがないのですよ。



皇居乾通りには二重橋前そばの坂下門から入場する。

地下鉄駅から地上に出るとポツポツと傘をさすかさすまいか迷うくらいの雨が落ちている。

大手町のビル群から橋を渡ってお掘りを越えると別世界だね。



玉砂利を踏み踏み坂下門を目指す。

あちらこちらに警察官が立っていて警備と誘導にあたっている。



入場前にはテントで手荷物検査とボディチェックを受ける。
さすがにセキュリティは厳重だ。

セキュリティチェックを並ばずに通過。
公開初日なのに人が少ないのは生憎の空模様だからかね。



坂下門から入場。

見事な石垣と分厚い門戸を見て元が江戸城だったことを思い出す。

城を見るとアガるな。



門を入ってすぐにあるのが宮内庁庁舎。
歴史を感じる建屋ね。


庁舎の前からは富士見櫓が見える。

その後ろにビル群が見えるのは中から見ればこそだろう。



ハルメキという種類の桜が満開で撮影スポットになってましたよ。

残念ながら桜が咲き誇っていたのはこの木だけ。
ソメイヨシノが満開の頃だと、また違った景色が見れるのでしょう。



乾通りは700mほど。

通りの両脇に様々な植物が植わっていて、名札も付いているから観賞に役立つ。

皇居は植物園としても楽しめるよ。



皇居は1周5kmだけど、中央を通り抜け出来ると反対側までこんなに近いのだね。





乾通りを歩いていてもあちらこちらに江戸城の名残りが見て取れる。





どこを見ても綺麗に手入れが行き届いていてどこにも雑草など生えていない。

この状態を維持するには相当の人手と手間が掛かっているのではないかな。





乾通りの一般公開は春と秋にある。
秋の紅葉の時期にはまた違う趣きだろうな。



700mは短い印象でもう乾門に到着。
一度外に出ると戻れませんよ。

せっかくだから更に見物しようと、北詰橋門から皇居東御苑へ。




東御苑はいつでも入れるから観光客が多い。

周りを見ると7割が外国人の方々だ。




門を入ってすぐ見えるのが立派な石垣。

江戸城の天守台だ。


(天守閣の復元模型。)

天守台から見える敷地一帯に大奥などを含む本丸御殿があったそうだ。
広大だったのだね。





乾通りから見えた富士見多聞に入り、中から乾通りを見てみる。





忠臣蔵で有名な松の廊下の跡地もあった。

確かに殿中だね。





多彩な植物が見られ、竹林には見たことない種類の竹があった。








植物に着目して見学しても楽しい。

各所の花の前で記念撮影している外国人観光客の方々を見かけましたよ。

桃の花の前の方々に混ざって蕾を撮影。




東御苑をぐるりと回って大手門から出る。

大手門側から眺めると大手町へ真っ直ぐ続く通りの両脇に林立するビル群が見える。



世界有数の大都市、東京のド真中で数百年のギャップがある建築物を一視に収められるこの風景はなかなか凄いのではないかな。

そりゃ外国人観光客の東京観光のコースに皇居が含まれるのも分かるよ。

初めて訪れた皇居は楽しめた。
また秋の一般公開に来ようかな。


🐡

【食】アジのなめろう丼・アジフライ・アジの南蛮漬け・アジの塩辛

2024-03-25 05:39:00 | 釣魚料理
野毛屋さんへの食材調達釣行の釣果は48匹。

午前船だったから、家に帰って道具を洗ったら休む間を置かずに捌きに入る。

ウロコを取り、頭を落として、内臓を掻き出し、水洗い。
マシーンと化して全匹を下ろしたら、フライと南蛮漬け用の仕込みに入る。


(この量だからね。)

ここまでで良い時間になったんで、晩飯用のなめろうを仕立てたところで晩酌して一息着く。

飲み終えたらそのまま晩飯。
それが、


(当日は簡単に済ます。)

アジのなめろう丼。

大葉がなかったから彩りが淋しいものの味は絶品。

当日釣りたてアジの爽やかさと脂の旨味に味噌のコク。
かっ込んであっという間に完食よ。

食べ終えたら、明日食べるための仕込みを完了させる。


そして翌日。

墓参りを終えて我が家に集まったら仕上げ。
アジ尽くしをいただきますよ。


(ドーンと。)

アジフライ。

飯はアジフライだぞ、と伝えた時の母親の顔の輝きからどんだけ食べたかったのか分かった。
妹夫婦からも喜びの声があがる。


(タルタルソース付きよ。)

揚げ立てを母親に出したら、凄い勢いで齧り付き、立て続けに何匹もいく。

普段食が細い母親なのに、この食付きで東京湾釣りアジの実力が良く分かるな。

妹夫婦も次から次へとパク付き、30切れ分が綺麗に売れた。


(前日仕込み。)

アジの南蛮漬け。

前日仕立てたから酢がこなれて味の一体感が増した一品。
これも母親の好物だからバクバクいってる。

野菜の歯応えと味が染みたアジとのコラボは堪らんね。


(お初。)

アジの塩辛。

野毛屋さんで久し振りにお会いした花王迷人劇場さんに教わった品。

本来はアジを熟成させてから塩麹に漬けるようだけれど、時間がなかったから釣り立てで仕込んだ。

それでも、塩麹の効果でねっとりした食感になり、ご飯に乗せても酒のアテにも持って来いの逸品だ。

簡単お手軽に仕込めるから定番化決定。
教えてくれた花王迷人劇場さんに感謝ね。


(集合写真。)

アジ尽くしの食卓に母親も妹夫婦も満足したようだ。
釣りに行った甲斐がありましたよ。

更に、余っているアジを持って帰ると言うので、三枚に下ろして真空パックして持たせてやる。
青魚好きの母親には何よりの土産だろう。

東京湾のアジに感謝ね。


🐟

【釣】半日で二度楽しい食材調達のアジ釣り (2024/03/16 午前アジ 野毛屋)

2024-03-22 05:56:00 | 釣り
母親たちにアジフライを食べさせるための野毛屋さんへの食材調達釣行は、5:10着で28番目。

ユキちゃんのトラフグ船が満員だそうだから宿前に人が多いね。

駐車場は初めて案内された月極。
お客が増えて、近場の駐車場を確保しないと案内するのが大変だからね。


(毎度。)

アジ船だと1番目なんで、釣り座は左舷大艫をゲット。
伸び伸びと釣りができるよ。

開店直後は人でごった返しているから、空いてから受付けする。

駐車料金は月極だと700円、氷も300円に値上がりしていた。
前回来てから1ヶ月の間に物価高騰の波が野毛屋さんにも到来してましたね。


(本日は第三忠丸。)

船に移動して準備。

ユキちゃんのトラフグ船に継ぎ、目の前の健船長のフグ船も満員近く乗ってるね。
アジ船は左舷3名の総勢7名で余裕よ。


(平潟湾の朝焼けぜよ。)

左舷前方にはおじいちゃんと孫だろうか、高校生くらいの少年が乗っている。

俊船長から最近のアジの手強かった様子の話を聞いている際に高校生を指して、「彼は俺と同じくらい釣るから頑張ってね。」と激励を受ける。

俊船長と同じくらい釣るとは、凄腕高校生なのか。

こちらは食材調達目的なんで血抜きは必須だし、まずは30匹を目安に頑張ろう。


(出船。)

出船すると波やうねりなく、懸念していた風もないから釣りしやすいコンディションだ。

移動10分ほどで釣り開始。


(釣り開始。)

水深は23mくらい。

まずはせっせとコマセを撒いてアジを寄せないといけない。
打ち返しには電動リールが楽だな。

数度打ち返すと、

「だんだん反応出て来たよー」

と俊船長のアナウンス。

ここから素直に食ってくれるか、気難しいのかで本日のペースが見えてくる。


(潮はこんな感じ。)

優しくコマセを振り、まずは2mのタナを探る。

凄腕高校生のコマセ振りをひと目見て実力が良く分かった。
これは上手いわ。

負けちゃおれんと優しくコマセを振る。

「型見たよ。」

右舷側で揚がったようでアナウンスがある。

そろそろ来るかな。
思ったらところでククンと小さなアタリ。
聞きアワセで掛けて型を見る。


(7:40に1匹目。)

カワイイ南蛮漬けサイズ。

ちっちゃかろうがきちんと血抜きしますよ。

素直に食ってくるけれどコマセ同調からちょっと間を置いて口を使う印象。
入れ食いほどの活性じゃないものの良いペースで食ってくれる。


(8:12に10匹目。)

釣れ出してから空振りはないけれどバリ食いとはいかない。

タナとコマセの同調がシンクロしないと食うのに時間が掛かるし、1度目ではアタらず2度目のタナ取りに持ち越すこともある。

手強くなる気配を秘めた釣れ方ね。


(8:53に20匹目。)

当たりタナがだんだんと上ずって来て2.5mが狙い目になる。

型は大中小を織り交ぜて中型が多いかな。

追い食いは狙わず、掛けたら揚げて30分で10匹のペース。

揚げたらエラを切ってバケツに放り込み血抜き。
次が釣れたら電動巻き揚げの最中に海水氷のクーラーへ移す流れ作業。


(9:23に30匹目。)

9時過ぎに目安とした30匹を達成。
これで食材調達のミッションは目処がついた。

今回は食べる人数がいるし、余ったら妹夫婦にお土産として持たせられるからセーブはしない。


(9:47にダブルで40匹目。)

この日初のダブルで40匹目を揚げる。

この時点で沖あがりまで1時間以上残してるから60匹くらいまで伸びるかな。

と、皮算用したところからピタッとアタリが止まる。


(急に手強くなったぞ。)

タナが変わったかと2〜5mまで広く探るものの食ってこない。

船長が場所を変えないということはアジの反応は出ているのだろう。

朝から同じ場所で釣り続いたんで、さすがにアジはお腹が膨れたかスレたかしたのだろう。

このケースはコマセを撒き過ぎず、こぼす程度で微妙なアタリを取る繊細な釣りになるパターンかな。


(船は疎ら。)

手強くなったからだろう、周りにいた他のアジ船は移動して行った。

コマセを撒き過ぎず誘って竿先を見つめると微妙なモタレが出る。
それを見逃さずに聞きアワセると活性あり。

やはりアジはいて、その場で居食いしてるのね。


(天気は良し。)

ガクンとペースダウンしたものの、手を尽くして手強いアジに口を使わせて掛けるのは痺れるね。

時間が掛かるもののあれやこれや試して正解を探ってポツと獲るのも面白い。
こんなアジ釣りも良いな。

「あと3分であがっていきます。」

俊船長の予告アナウンス。
これがラストの投入だ。

コマセを詰めて投入、着底したらコマセをポロポロこぼしながら2.5mのタナまで優しく誘い上げる。

食え、食え。

念じながら竿先を見つめて待つ。

暫くすると湾フグ釣りのような竿先の揺れが出る。
それを捉えて聞きアワセるとブルブルブルと手応え。

してやったりで最後の1匹を掛ける。


(ラストアジ。)

抜き揚げると同時に沖あがりのアナウンス。

ブザービーターで獲ると気持ち良く終えられるね。


(本日のアジ。)

結果は48匹。

順調に釣れ続く状況から段々と変化して、最後は手を尽くさないと掛けられないくらい手強くなった。

半日で違うパターンの釣りが出来て1回で2度楽しかったな。


(沖あがり。)

トップは凄腕高校生で61匹ですと。

陸に上がって「上手だねー」と声を掛けると、同じくらい釣ってましたよね、と返されたけれど全然よ。

連れのおじいさんも敵わなかったと言っていたね。
将来有望な釣り師になるのだろうな。

アジ釣りも奥が深いから度々乗って腕を磨かねばならんね。


・アジ : 48
船中7〜61
小潮


🐟

【釣】釣行前記 (2024/03/16 野毛屋)

2024-03-18 05:22:00 | 釣り
今年の3月20日は親父の二十三回忌。

その前の日曜日に墓参りに集まり、母親と妹夫婦が我が家に来る。

我が家で夕飯を振る舞うとなるとリクエストされるのがアジフライだ。

釣りたて新鮮フワフワのアジフライを前にすると母親の目の色が変わる。
普段少食なところが前のめりで齧り付く。
妹夫婦も絶賛とあらば期待に沿わねばなるまい。

東京湾の脂ノリノリの釣り物を、丁寧に血抜きして海水氷で締めたアジなんて店でも買えないよ。
釣らねば味わえないアジなのよ。

フライに刺身、なめろう、南蛮漬とアジ尽しを振舞ってやろうではないか。

ということで、集まる前日の土曜日に食材調達のアジ釣りへ行って参ります。


🐟

【食】アラの刺身・潮汁・ガンゾウビラメの干物

2024-03-15 05:55:00 | 釣魚料理
一俊丸さんのアマダイ釣行で残った釣果はアラ2匹とガンゾー4匹。

高級魚のアラは熟成させてから刺身で、ガンゾーはピチットシートで干物にして味わおう。


(ちょっとだけよ。)

アラの刺身。

おチビと小型の2匹なんでほんのちょっとだけ。

様子を見つつ3日間寝かせた身はまだ張りがある。
熟成で真価を発揮する身質だろうから、更に1日、2日寝かせても良かったかもしれないな。

なかなかお目に掛かれない有り難みも手伝って旨い。
さすがだ。


(お見事。)

アラの潮汁。

骨まで味わい尽くそうと、アラのアラで出汁取りして仕立てる。

程良く脂が浮いて、数日前に味わったアマダイの潮汁よりも味が強いと感じる。
さすがの高級魚。


(集合写真。)

アラは相模湾のアマダイ釣りのゲストでは小型までしか釣れたことがない。
大きくなると深場に落ちるからだろうか。

一度良型を心いくまで味わってみたいな。


(ガンゾー干し。)

ガンゾウビラメの干物。

ピチットシートに挟んで冷蔵庫に入れたまま1週間、良い感じに仕上がっ

炙ってパリパリの皮と身をイクけれど、元々薄くて身が少ない。
更にエラと内臓を取らないまま干したから、身に苦みが移っちゃった。

無精せずにちゃんと下拵えするべきでした。
反省。


🐟