釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【食】アカメフグ・マダコ・スミイカの刺身

2019-12-31 21:01:00 | 釣魚料理
2019年のラスト釣行で仕入れたアカメフグとマダコ、更にその前週のスミイカは、かみさんの実家で大晦日の食卓に供する。

前日に包丁を研いで準備は万端。
気合いを入れて今年最後の釣魚料理を仕込みに掛かりますぜ。

まずは冷凍庫に直行したマダコの解凍から。
3kgだからか、流水解凍に3時間掛かっちゃったよ。


(こいつが、)


(こう。)

塩揉みして、のし棒で叩いて、鍋に入らないから金だらいで茹でて、と今年最後の悪戦苦闘ですよ。

更にスミイカと、アカメも下ろして、2019年最後の釣魚料理は刺身の盛り合わせ。

かみさんの実家で振る舞いますぜ。


(頑張りましたよ。)

アカメにスミイカ、マダコは足1本分で充分な量だ。

かみさんの実家で紅白を見ながらの食卓が毎年の恒例。
東京湾刺身3種盛りも好評いただきましたよ。

また来年も刺し盛りをお持ちしましょう。
来年は更に盛りの魚種を増やせたらいいな。


(エンペラと薄皮も添えて。)

さて、今年のネタもこれで最後になりました。
皆様、当ブログにアクセスいただきありがとうございました。

どうぞ良いお年をお迎えください。


🐡

【釣】2019年釣行総括

2019-12-30 05:48:00 | 釣り
2019年も残すところあと2日。

今年は複数の強烈な台風が首都圏を直撃し、大変な被害が出た。
いまだに復旧が道半ばで、ご苦労されている方々もおられるだろう。

台風の影響なのだろうか、今年の湾フグは不調だった印象がある。
なかなかに苦戦を強いられたこの一年の釣行を振り返ってみましょう。

◆ 3つの年間目標 ◆

年始に立てた目標から若干修正して会社内で宣言したものが3つ。

・嬉し系フグ110匹釣り
  → 達成❗ 実績161匹

・真鯛を釣る
  → 達成❗ 2匹

・フグ船竿頭3回
  → 未達成 実績1回

と、2勝1敗で終えた。

161匹は一郎丸さんでのコモンの釣果53匹が効いてる。
コモンを除く野毛屋さんのカウント対象(アカメ、ショウサイ、トラ)だと101匹。
何とか束を超えられた。

◆ 2019年総括 ◆

◆釣行回数 : 26回
 ・船   : 26回
 ・陸   : 0回
 ※リレー船は1回、半日船は0.5回でカウント

船の釣行は昨年の21回から5回も増えた。
暮れに目標達成のために4週連続乗ったのが効いてるな。
26回のうち19回がフグ船。
修行が続いてますよ。

陸っぱり釣行は3年連続でなし。
長男と友達に海釣り施設で指南する計画があったものの、強烈な台風のせいで見送りが続き、結局来年に持ち越すことになった。

5周年を迎えた湾フグ釣りだけど、1回当たりの釣果は、コモンフグを含めると8.5匹/回、コモンを除く野毛屋さんのカウント対象だと5.3匹/回。
イマイチ釣果が伸びなかったな。

その年によって好不調の波があるけど、来年は湧きが良いといいな。

◆竿頭数
 ・3回 (11.5%)

一俊丸さんのアマダイで1回、野毛屋さんの午前アジで1回、一郎丸さんのフグで1回。
肝心の野毛屋さんのフグ船でゼロという悔しい結果。
まだまだ修行が足りませんな。

◆最多釣果
 ・53匹 コモンフグ

一郎丸さんで寄りフグで爆釣の釣果。
釣れ過ぎちゃってアジ釣りのような感覚だったね。


(アカメフグ。)


(ショウサイフグ。)

◆最少釣果
 ・1匹 (オデコ除く)

◆ツ抜け数
 ・6回 (23.1%)

◆ボウズ数
 ・0回 (0.0%)

◆オデコ数
 ・3回 (11.5%)

◆初釣りもの
 ・マダコ

今年の初挑戦はマダコ。
数十年振りというマダコの湧きに各船宿が盛り上がったね。
今年最後の釣行でも3kgモノをゲットした。
専用竿を買ったし、タコ焼き器も買ったしで、来年も乗りたい釣りものだ。


(お世話になりました。)

◆乗船船宿
 1位 野毛屋さん  20回
 2位 一俊丸さん   2回
 3位 三喜丸さん、
    池田丸さん、
    長崎屋さん
    一郎丸さん  各1回

◆魚種別釣果   ( )内は前年数
 ・アジ      68匹 (51)
 ・ショウサイフグ 67匹 (49)
 ・コモンフグ   60匹 (10)
 ・アカメフグ   34匹 (42)
 ・マダコ     13匹 ( 0)
 ・サバフグ    20匹 ( 5)
 ・スミイカ     7杯 (17)
 ・シロギス     6匹 ( 6)
 ・サバ       6匹 ( 3)
 ・アマダイ     4匹 ( 1)
 ・カワハギ     4匹 ( 8)
 ・イサキ      4匹 ( 0)
 ・カナガシラ    4匹 ( 4)
 ・イイダコ     3匹 ( 4)
 ・マダイ      2匹 ( 2)
 ・マルイカ     2匹 ( - )
 ・イナダ      2匹 ( 0)
 ・カサゴ      2匹 ( 2)
 ・ヒメジ      1匹 ( 1)
 ・ガンゾウビラメ  1匹 ( 0)
 ・イシモチ     1匹 ( 0)
 ・メバル      1匹 ( 0)
 ・シリヤケイカ   1杯 ( 0)

※小物ゲストは除外

◆初魚種
 ・マルイカ

今年はトラフグもオニカサゴもヒラメも獲れず残念だった。
フグの釣果はショウサイが増えた分、アカメが減ったけど総数で昨年を勝ったぞ。
来年は更に数を増やしたいな。
それには腕を上げねばね。

◆ 今年を彩った魚たち















自然と海と魚たちに感謝。
来年も愉しく釣りが出来ますように。
(⌒∇⌒)ノ


🐡

【釣】2019ガツン・ザ・ラスト (2019/12/21 アカメフグ 野毛屋)

2019-12-28 07:33:00 | 釣り
2019年ラストとなる野毛屋さんへのアカメフグ釣行。
大晦日に振る舞うアカメフグの刺身のためにも頑張らねばなりませんぞ。


(朝は真っ暗。)

野毛屋さんに4:55着で何と16番目。
久しぶりにコインパーキングになる番手だ。

開店するとお客さんはフグ船、マダイ船、午前アジ船にバラけて、取った釣り座は右舷舳4番目。

結局、右舷は8名になったんで座席調整したらド胴の間になった。

車列の先頭に土曜日には珍しく「上手なMさん」をお見かけして、「あわよくば頭」がないと覚悟したけど、今回Mさんはマダイ船。
Mさんがいなくても、こっちが胴の間じゃあ厳しいね。


(毎度。)

6時を過ぎても辺りは暗い。

船上で準備をしていると、桟橋から若いカップルに「これ何船ですか?」と聞かれ、フグですよ。と答える。

逆に、釣りものは何ですか?と尋ねると、「小柴丸のタコです。」とのこと。

小柴丸さんは向こうですよ。と隣の桟橋の船を指差してあげた。

よもや違う船宿の船を聞かれるとは思わなかったけど、若いカップルが船釣りとはいいね。
船釣りデートの後はタコ焼パーティーかな?
釣果をお祈りします。


(潮はこんな感じ。)

出船して釣り開始。

朝のうちは北風の影響で波がバシャバシャしてるからか、沖堤脇を流していく。

根があるけど根掛かってもラインを揺すれば取れる程度だとの健船長のアナウンス。


(造船所の脇をかすめて。)

仕掛けはカットウオンリーにオモリは前回同様に蛍光の白ナツメを先発にする。

それはある思惑があってのこと。

根掛かりが怖いからゼロテンの待ちは3秒。
誘ってると度々カッとカットウバリが根をかすめる感触があるし、ガラやフクロイソメの袋なども掛かる。
スリルがあるよ。


(堤防の向こうはバシャバシャ。)

根に掛かっても、クラッチを切ってフリーにしたラインを指で摘まみ、目の高さで大きく上下に揺すると外せる。

グローブをしてるからPEがグローブの縫い目に当たらないように注意が必要だ。
当たると摩擦で簡単にPEが破断しちゃうよ。
過去に何度かやらかしました。

入れ替えの度に船中どこかで型を見るけど、ペースは良くない。

朝のサービスタイムにこれは厳しい展開になるかもな。
と、思っていると誘い下げの途中で触りが出る。

来たよ、来たよ、とそのまま着底させゼロテンで間を入れて誘い上げるとサクッと掛けた。

追いアワセからの巻き揚げでゴンゴン来る手応え。
こりゃアカメだね。


(1匹目。アゴ下でタイミングバッチリ。)

抜き揚げたのは中型のアカメ。

厳しい雰囲気を察したところで型を見れてホッとする。
でも、この型だと大晦日に振る舞うにはあと数匹は必要だな。


(沖堤周りを攻める。)

船中でアカメと同じくらいのペースで揚がってるのがマダコ。

前回2杯獲ったし、スミイカまで付いたから今回も期待してるんですよ。
特にマダコは前回分をタコ焼で食べちゃったから、別途正月用のが欲しい。

オモリを白にしてるのはその狙いから。
タコは貝殻と錯覚するのか白いものに反応すると聞くからね。

すると右舷舳2番の方が大ダコを揚げる。
デカー!と船中大いに盛り上がり、期待値もアップ。

いいなー。
あんなのが獲れたらタコ尽くしだなー。
と羨ましく横目で眺める。

すると、釣りの女神さまからのちょっと早いクリスマスプレゼントが。


(波は落ち着いて来た。)

ゼロテンでモタレが出て、もしや、とそのまま様子見。
ドキドキしながら待ち、頃は良いかと強めにシャクるとズーンと来た!

腕を高く挙げて追いアワセを入れて巻き始めると、グングン竿先が突っ込んでメチャ重だ。
タコ尽くしが来ましたよー。

重さは確実にキロオーバーで、竿を上げて一定のペースで巻き続ける途中も、バレるな、バレるな、と念じ続ける。

浮いて来たのはさっき見たのと同じくらいの大ダコだ。
再び、デカー!と船中が沸いた。

健船長がタモを持って駆けつけ、頭から掬ってくれて無事ゲット。


(家の体重計で計ったら3kgあったよ。)

嬉しい大ダコに顔がニヤケちゃう。

今年長崎屋さんでツ抜けた中にもこのサイズはいなかった。
末端価格にしたら優に1諭吉を超えるよな。

絞めるために何度も目の間を突き刺すも、さすがは大ダコ、なかなかしぶとい。
格闘の末、何とか仕止めて6Lのビニール袋に詰め込んでクーラーへ。

嬉しいお土産を確保できたんで、あと数匹アカメが獲れれば、もう満足っす。


(猿島方面に移動。)

でも、フグに関してはアカメはもちろん、ショウサイやコモンも音沙汰なし。

それでも集中力を切らさず、無想の誘いの修練よろしく、誘い続ける。

シャクリは優しく自然に、を心掛けてるから、そこにフグが居れば食わずにはいられないはず。
食わないと言うことは、そこに居ないということだな。

大ダコを獲った余裕からか何だか達観しちゃってますよ。


(9:52に2匹目。)

暫く時間が空き、ガラやカスを掛ける中に久しぶりの触りが出た。

その瞬間、集中力のギアを上げて、どんなアタリも見逃さんぞ、と斜に構えて竿先を凝視。

揺れる穂先にアワセ1発、サクッと掛けて2匹目の中型アカメをゲット。


(12:37に3匹目。)

更に間が空いてお昼を回った頃にようやくの3匹目のアカメ。

結局、これがラスト。
健船長が残業してくれたものの、何事もなく2019年の竿納め釣行を終えた。

振り返って見れば、掛けた3匹以外にアタリはなくエサも食われずだったから、3打数3安打のパーフェクトな戦績だろう。


(2019年ラストの釣果。)

そこに居たヤツを全て獲れたとなれば、渋い状況でも満足して終えることが出来た。
これも諭吉級の大ダコがもたらしてくれた精神的余裕からでしょうか?

アカメは中型が3匹だから大晦日に振る舞う刺身には充分。
前回のスミイカと今回の大ダコもあるしね。


(沖あがり。)

今年は野毛屋さんのフグでツ抜けたのは2回だけで、一年を通して数が出ない日が多かった。

大貫沖も八景沖も良い時期が長く続かずに総じて厳しかった印象だ。
台風などの影響があったのかもしれないけど、自然相手の釣りだから仕方がない。

それに少しでも抗う腕を備えるために、来年も精進しますよ。

・アカメフグ : 3
・マダコ : 1
船中0~5
長潮


🐡

【釣】釣行前記 (2019/12/21 野毛屋)

2019-12-27 05:58:00 | 釣り
毎年竿納めは大晦日にかみさんの実家でアカメフグを振る舞うための仕入れ釣行になる。

今年は12月21日(土)ならば10日間の熟成で大晦日だから、刺身に供するのにちょうど良いだろうて。

前回13日(金)の釣行ではトップに1匹足らず頭を逃したから、もう年間目標竿頭3回の未達成が確定してる。

2019年のオーラスで出来れば「健流竿頭シール」黒バージョンを手にしたいけど、土曜日だとお客が多いだろうから淡い夢だろうなー。

年末4週連続怒濤の湾フグ釣行もいよいよラスト。
気持ち良く竿を納めたいな。


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【食】今季2回目の東京湾産マダコのタコ焼

2019-12-26 06:05:00 | 釣魚料理
12月13日(金)の野毛屋さん釣行で揚げた軟体系ゲストのマダコ2杯とスミイカ1杯は、冷凍して大晦日にかみさんの実家で振る舞おうと思ってた。

毎年大晦日にはアカメフグの刺身を持ち込んでるんで、今年はそこにタコ刺とイカ刺を添えてグレードアップしようと思ってたのですよ。

ところが、

「実家にはいいからタコ焼にしよう」

と、かみさん。
焼き器を買って前回仕立てたタコ焼が旨かったようだ。

ならやりますか。


(バカ旨な塩フグ。)

その前に、前日に仕込んだショウサイフグの塩フグをいただく。
良い感じに水分が抜けて旨味が凝縮するからメチャクチャ旨い。

八景沖のショウサイの塩フグは最強だな。

さて、タコ焼。


(こいつが、)


(こう。)


(更にこう。)

マダコは中型と小型の2杯なんで全部行っちゃおうと、下処理後にぶつ切りにする。

切れ端をそのまま口に入れると、モキュッとして噛むほどに旨味が来る。
やっぱり旨いね、東京湾産は。


(準備完了。)

具はシンプルにタコ、ネギ、紅しょうが、天かす。

マダコは贅沢に奢りますよ。


(焼き器は2度目の活躍。)

1回に20個焼けるんで3回分、都合60個を目処に焼き始める。

2回目のタコ焼パーティー(?)になるから手慣れたもんで、前回この場にいなかった子供らにも手伝わせる。
目の前で徐々に焼けていく様は楽しいけど、案外時間が掛かるんですよ。

焼きあがりまで20分くらいなんで、ビールをスタンバってるのにおあずけ状態がツライぞ。


(イケてますぜ。)

子供たちと一緒に手分けして竹串でクルクルと回して仕上げに表面に油を塗り、外カリ、中トロに仕立てる。

まだか、まだか、と皆前のめり。


(完成を撮り忘れたんで前回の。)

いいぞー!のひと声とともに、待ってましたと、各自取り分けてトッピングしてソースとマヨを掛けて、パクり。

熱っ!と長男はお約束の口内やけどを発動する。

焼き立てのタコ焼にビールは堪らんですよ。
ゴロゴロ入ったマダコのまた旨いこと。
さすが国産、さすが東京湾八景沖産、輸入モンなんて目じゃないね。

なんとも贅沢なタコパでした。


🐙