普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

混乱の三菱電機の立ち直り策

2021-07-04 07:43:33 | 企業経営

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。

昨日ネットを見ていたら「三菱電機に株主「不祥事のデパート」…泥縄対応重ね、ドタバタ劇も」と言う記事を見つけました。その内容は鉄道車両の空調設備やブレーキ関連機器となどで不正検査が相次いで判明し、杉山武史社長が泥縄式の対応でトップの座を追われる形となった。 調査委員会を設けて不正検査の実態解明に乗り出す方針も示したが、長年にわたって事業部門ごとの都合が優先されてきた企業体質の改善は容易ではない。杉山氏は7月2日の記者会見で、「品質を大事にする。それが三菱電機の存在意義だとずっとうたってきたが、どこからか崩れてきてしまった」と語った。株主総会で社長に選任された3日後に辞任表明に至った経緯は、三菱電機の内向きな企業体質を露呈した。消極的だった情報開示のあり方が問われている。との批判。

 この後会社のもたつきの状況が延々と続きますが省略し,最後の報道の状況だけ書きます。

 自社工場や子会社で製品の品質を巡る問題が相次いで判明したのを受けて、三菱電機は何度も全社点検を行ってきたが、その度に見過ごされてきた。過労やパワハラによる社員の自殺も相次ぎ、労務問題も深刻化している。株主総会では「不祥事のデパート」と株主から指摘された。

「私の意見」

   私も三菱系の会社で満期まで勤めてきたので他社を含めての特徴は良くわかります。他の系列の会社と多分違うのは

・新しい事業にかかるのは遅いが、始めたら確実な仕事をすること。

・そのため私のいた当時にボ-リング場、ゴルフの打ち放しなど内職的な仕事は殆ど失敗。

・三菱系の会社全てが参加する金曜会があって互いの情報交換と互いの支援を行っている。その結果かも知りませんがリーマンショックの時に多くの会社が人員整理、それに伴う技術流失したなかで三菱系の会社は被害なし。

 今回のことで杉山社長は金曜会幹部と相談したの?

・「人件費より経費と見られた労働者の出現」で起こったこと
 何かと問題を起こす小泉総理の時に企業に持ち込まれたのは、臨時の従業者を経費扱いにすると言う頭の悪い経営者にとっては食いつきそうなアイディアです。その結果起こったのは全国的に広がる手抜きによる事故とその隠蔽、その発覚などの不祥事の続発。リーマンショックの時は私の属していた良い意味でも悪い意味でも何事にも慎重な三菱系の会社は無縁でしたが、三菱自動車と三菱マテリアル2社も関与

 これに就いては読売の社説で三菱だけでなく多くの自動車メーカーの不正検査が続発した。その時三菱電機も3回の社内検査を実施していたが問題なしで済まされた。つまり今回の事案については幹部が正しい対応をしていれば今回のようなことはおこらなかったのにと指摘しています。

 同じ三菱系の会社に勤めていた私は三菱電機の杉山社長と部下の人たち頑張りと三菱電機の立ち直りを期待しています。

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治ブログへ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿