普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

国会解散・どの党、誰に投票するか

2012-11-20 16:06:25 | 政策、社会情勢
・何故自民党政権が長く続いたか・民主党政権の失敗の原因・公約の裏を読むこと・マスコミ、特にテレビの報道に惑わされないように・地域のため特定団体のために働くと言う人より国の為に働く人を選ぼう
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 私は国会解散シリーズで、民主党、第3極、安倍自民党に就いて書いて来ましたので、今回は彼らを選ぶ私たち自身に焦点を当てて考えて見ました。
・何故自民党政権が半世紀も続いたか
 昔は簡単でした。
 詰まり大雑把に言えば自民党と公明党、社会党と共産党、それにやや少ない民社党の時代でしたから。
 そして私たちは社会党と共産党の現実を毎日見ることが出来ました。
 彼らの率いる労使対決型の労働組合の会社が次第に衰え労使協調型の組合を持つ会社が勢いを増して来たのです。 (私個人は労使協調型の組合の支持を受けている民社党に投票して居ましたが、残念ながら民社党の資本主義プラス社会主義的な福祉などの政策(今の共産・社会の他は程度の差はありますが皆同じ政策ですを自民党や公明党に真似されて存在感を失ってしまいました。))
 そして国民は社会党や共産党が現代に合わない政党だと皆判り始めたのです。
 それで当初は片山さんが率いる社会党が一時期天下を取ったこともありましたが、社会党の勢いは下がるばかり。
 結果的には自民党の天下が続き、そしてその弊害が出始め、これではいけないとして国民は社会でも共産でもない「非自民」複数の政党を選び、細川政権が出来ました。
 然し寄せ集め政権はその弊害が出て結局は一日天下に終わり、また自民党またはその主導の政権ができました。
・民主党政権の誕生
 細川政権を担いだ人達が合同して民主党ができ、それに社会党に飽き足らない人達、労使協調型、対決型の組合出身議員も参加して、国民は社会・共産ではない非自民の大きな民主党に政権を与えました。
 然し現実は細川政権以上の右から左までの幅広い政党の欠点が出てました。
 その一つの現れが財政が苦しい中、一律分配と言う日教組を彷彿させるばら蒔き政策です。
 増税の前にやることがある、それは公約の実行だと言って多数の離党者が出ると言う惨状です。
 然も国民に取って困ったことに肝心の社会党出身者や日教組、労使対決型の組合出身者は、民主党に牡蠣のようにくっついています。
 せめてもの救いは中道路線を主張する人達が党の多数を占めていることです。
・衆院選でどの党・誰を選ぶか
 最初にお断りして置きますが、今までの記述もこれからの私の言うことも、私個人の考えを参考のために書いているだけで、それ以外の考え方を他人様に押しつけたり、批判などする積りは全くありませんので、その前提でお読みいただければ幸いです。
・公約の裏を読むこと
 私たちは民主党政権の誕生で多くのことを学びました。
 財源の裏付けのない公約がどうなるかです。
 困ったことに、選挙の干渉に当たると思っているかも知れませんがマスコミは公約の紹介はしても、その問題点についてはあまり触れようとしませんので自分で判断するしかありません。
 ツイッターで見たのですが、「反原発の良いことばかり言う候補者は信頼しないこと、反原発を主張してもその代わり国の経済や国民生活の影響がどうなるかという候補者は信頼しても良い」というつぶやきを見ました。
・消費税増税反対なら、その如何にして日本が生きて行くのかの対案を持っているか?その対案が現実的か?
・昨日も触れましたか安倍さんが、積極金融・財政を主張するのなら、それに伴うリスクをいかに防止するかも説明をし、国民もそれを訊くか自分で調べることです。
 詰まり候補者自身にとっても国民にとっても公約に付随して生じる拙いこと痛いこともいう候補者や党こそ信頼に値する人であり党です。
 然しそれは理想論で党や候補者はそれに触れませんし、マスコミも選挙間近になれば問題点を指摘しません。
 前にも書きましたが民主党の公約の公務員制度改革で、地方分権→官僚の地方自治体へ移管→公務員を2割削減の公約の説明をテレビで見ました。
 然し財政の苦しい地方自治体がそのまま中央官僚を受け入れる訳はなく、何らかの補助金を中央に要求→結局は政府の負担は変わらことに気づきました。結局民主党はこの政策を表に出すことは出来ませんでした。
 私はこの件についてだけはたまたま気付いたのですが、マスコミはここまで追求はしないので自分で考えるしかありません。
・マスコミ、特にテレビの報道に惑わされないように
 郵政選挙での選挙中の一方的な小泉さんや刺客の報道→小泉さんの大勝、安倍~麻生時代の反自民キャンペーン、選挙中の事務所経費の書き間違いを思い出させる赤城さんの絆創膏報道→民主党大勝などなど、私たちは2度とこの間違いをしないようにしましょう。
 またマスコミの傾向もしるべきです。朝日は誰でも知っているように自社の主張に偏る傾向があります。また安倍さんから言えば天敵の朝日が安倍さんにどんな報道をするか。読売の場合ナベツネさんが何かやらかしたときの記事は要注意など知って置かねば判断を間違えることになります。 (私は読売を講読していますがナベツネさんの関連記事は完全にパスしています。)
・地域のため特定団体のために働くと言う人より国の為に働く人を選ぼう
 前者は国会や霞が関で何をしているのか考えましょう。採決のときは党の決めたとうりにするだけ、関係官庁に言っても形では威張って居ても実質は官僚にぺこぺこ頭を下げるだけ。
 そんな人も選挙民に取っては必要かも知れないし、特定の事項に専門の人も要りますが、そのような人達も、特に日本と米国・中国・韓国の間が可笑しく成り掛けている今こそ、国としては大局観を持って行動して貰わねば困ります。
・逆に日本のために働くと言う候補者はどれだけの具体策を持っているのか確かめましょう。大言壮語は言うだけなら誰にでも出来ます。
私たちは小泉内閣から野田政権の今まで多くのことを学びました。
インターネットが普及した今こそマスコミに煽られないように、同じ過ちを繰り返さないないようにしたいものです。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
心ある日本国民は“橋下維新”を徹底的に警戒すべし (愛信)
2012-11-20 17:40:22
心ある日本国民は“橋下維新”を徹底的に警戒すべし
http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/tba/index.php/b4/job/151-ishin-keikai.html

「政治家を志すっちゅうのは、権力欲、名誉欲の最高峰だよ。その後に、国民のため、お国のためがつい
てくる。 自分の権力欲、名誉欲を達成する手段として、嫌々国民のため、お国のために奉仕しなければな
らないわけよ。....別に政治家を志す動機付けが権力欲、名誉欲でもいいじゃないか!
....ウソをつけないヤツは政治家と弁護士になれないよ!
嘘つきは政治家と弁護士のはじまりなのっ!」

【関連情報】
【荒んでいく世界】石原氏率いる「太陽の党」と合流した「維新の会」と維新代表代行、橋下徹氏について、しっかり観察したいものです
http://nippon-end.jugem.jp/?day=20121120
藤井聡 京都大学大学院教授平成24年度総選挙に向けてのFacebook発信記録
http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/tba/index.php/general-election

今まで繰り返し繰り返し愛国系日本国民を騙して来た反日売国テレビ局・マスコミが最後の大勝負と声高らかに
叫んでいます。  先ずは反日売国テレビ局・マスコミの説明を疑いまし
ょう。 冷静になって考えてみれば必ず嘘だと分かります。 この国日本
のお国柄を守る為に愛国系日本人は
この反日売国テレビ局・マスコミの政治詐欺に3度も騙されてはいけないのです。
詳細は
【マスコミ隠蔽の掲示板】最新版
http://www.aixin.jp/axbbs/kzsj/kzsj4.cgi
【マスコミ隠蔽のタイトル一覧】最新版はこちらをクリックして下さい。


ps:
日本維新の会は作っては成らない、既成事実にしてはいけない。
返信する
re:心ある日本国民は“橋下維新”を徹底的に警戒すべし (愛信)
2012-11-20 19:08:07

ps:
大阪・橋下市長、平日昼に遊説…「何をしているんだ」と市民から苦情も
http://fxya.blog129.fc2.com/blog-entry-6005.html
返信する
幼児化する政治とフェアプレイ精神 (一部貼り付け)
2012-11-21 13:23:02
2012.11.19

幼児化する政治とフェアプレイ精神

減税日本とみんなの党の「いじめ」方をみていると、それがよくわかる。
人をいじめるチャンスがあると、どうしてもそれを見逃すことができないのだ。
たぶんこれがこの人に取り憑いた病なのだろう。
テニスで、相手がすべって転んだときにスマッシュを控えるのは英国紳士的な「フェアプレイ」であり、これができるかどうかで人間の質が判断される。
テニスの場合、強打するか、相手の立ち上がりを待つかの判断はコンマ何秒のうちに下される。政治的思量の暇はない。

フェアプレイ精神が身体化されていない人間にはそういうプレイはしたくてもできない。

だから、英国人は「そこ」を見るのである。

テニス技術の巧拙や勝敗の帰趨よりも、そのふるまいができるかどうかが、そのプレイヤーがリーダーとしてふさわしいかどうかのチェックポイントになるからである。

内田樹ブログ
http://blog.tatsuru.com/
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