普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

何故社民党は2%以下の支持率しかないのか

2006-05-30 10:50:43 | 日々雑感
最近の社民党と共産党が似たような発言をしているのに、何故が共産党が3~4%近くの支持率を得ているのに、社民党が2%以下の支持率しか得てないのか考えてみました。

その大きな原因は、社民党は国民政党としての期待を裏切られていると国民が感じているからだと思います。

それ反して、共産党はその過去の暗い歴史や、中国、北朝鮮とうの共産主義国家のマイナスイメージを、(多分党の人の考えに反して)国民が党に重ね合わせて、国を担う国民政党としてより、与党の監視役としての期待と言う、国民なりのバランス感覚で、支持している人が多いと思います。勿論その組織力や赤旗の力も支持率のアップに無視できませんが。

国民政党としての社民党への期待は、一度だけ、村山さんが首相になってからの培われて来たものでしょう。

そしてその以後の状況の変化にも変わらぬ、護憲などへの硬直的な態度が、国民の失望を買っているのでしょう。

社民党の世論に対する判断の誤りは、同党を支持する、朝日新聞が日本二位の発行部数を誇り、テレビ朝日の報道番組がかなりの視聴率を持っているので、同党の主張がまだ国民に支持されていると錯覚からも起こっているような気がします。

朝日や系列の朝日テレビが国民の支持を得ているのは、種々の与論調査が、朝日系メディアの報道姿勢と違った傾向を示しているように、その主張ではなくて、その報道力にあると思います。

社民党の人達は政党支持率の世論調査や、選挙結果から自党への支持が少ないのを見てそんな筈はないと、今でも戸惑っている人がいるのではないでしょうか。

私は良く冗談に今の社会党の劣勢は朝日の社説と久米宏さんの捨て台詞のお蔭だと言っていますが。

社民党の人たちの自分の信念を断固として曲げないのも立派だと思いますが、国民政党のしての期待を裏切ることのないよう、現実に合わせた主張をされるよう、そして革新を名乗る超保守政党として、消えて仕舞わないよう祈っています。

[社民党へいらぬ贔屓の引き倒し]