定額給付金について、朝日新聞が知識人100人にアンケートをとってます。
「もらってうれしいか?」の問いに、63人のひとが「いいえ」と答えてます。
知識人ってくらいだから、みんな国からのお駄賃が必要なほど暮らしに困ってるわけではないに違いないし、大喜びするほどの大金がいただけるわけでもない。
ってのもあるんだろうけど、それを差っ引いても、63%は大きな数字です。
中身を読んでみると、「高飛車で下品だ」とか、「貯金を取り崩させて無理やりに使わせるようなものだ」とか、「やるなら自腹を切ってやれ」とか、「自分で自分に小遣いを与えたところで効果があるか」とか、知識人ならではの論法が結構おもしろい。
そこでぼくなりに、なんでこの政策は人気がないのか、を考えてみたのです。
それはなんつってもね、「金をやる」という麻生さんの態度そのものが不愉快だからです。
ひとはね、投げ銭・放り銭は自尊心に懸けても拾わないものですよ。
くれてやらあ、と言われたら、いらねえやそんなはした金、と返すのが江戸前の常識というもの。
そういう、いわば「生理的反射」が国民全体に起こってますね。
深く考える必要もなく、ただ感覚的に気持ちの悪いお金に嫌悪感を感じてるわけです。
そのあたりの感受性は、「恥の文化」(罪の論理でなく、誇り高いかどうかで行動の善し悪しを判断する文化)を尊ぶわが国民は優れたもの。
人々はこの政策を「いやしいもの」と嗅ぎ取ってるわけです。
あっぱれ、国民。
・・・ただ、まあ、もらうんだけどね、全員。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
「もらってうれしいか?」の問いに、63人のひとが「いいえ」と答えてます。
知識人ってくらいだから、みんな国からのお駄賃が必要なほど暮らしに困ってるわけではないに違いないし、大喜びするほどの大金がいただけるわけでもない。
ってのもあるんだろうけど、それを差っ引いても、63%は大きな数字です。
中身を読んでみると、「高飛車で下品だ」とか、「貯金を取り崩させて無理やりに使わせるようなものだ」とか、「やるなら自腹を切ってやれ」とか、「自分で自分に小遣いを与えたところで効果があるか」とか、知識人ならではの論法が結構おもしろい。
そこでぼくなりに、なんでこの政策は人気がないのか、を考えてみたのです。
それはなんつってもね、「金をやる」という麻生さんの態度そのものが不愉快だからです。
ひとはね、投げ銭・放り銭は自尊心に懸けても拾わないものですよ。
くれてやらあ、と言われたら、いらねえやそんなはした金、と返すのが江戸前の常識というもの。
そういう、いわば「生理的反射」が国民全体に起こってますね。
深く考える必要もなく、ただ感覚的に気持ちの悪いお金に嫌悪感を感じてるわけです。
そのあたりの感受性は、「恥の文化」(罪の論理でなく、誇り高いかどうかで行動の善し悪しを判断する文化)を尊ぶわが国民は優れたもの。
人々はこの政策を「いやしいもの」と嗅ぎ取ってるわけです。
あっぱれ、国民。
・・・ただ、まあ、もらうんだけどね、全員。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園