裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

美しい国

2012年12月18日 00時16分54秒 | Weblog
いよいよだねえ。
え?
なにが、って?
戦争だよ、戦争。
新しい政権が、「国防軍」をつくってくれるんだぜ。
これで、専守防衛を越えて、集団的自衛権も、個人的自衛権も、憲法解釈なんてしちめんどくさいこと抜きに行使できるぜ。
「こくれん」の名のもとにどっかの紛争地帯に狩り出されても(世界の警察さまのおともで)、相手からの威嚇発砲さえあれば、思う存分に撃ち返せるってわけだ。
いや、そんな遠くまではるばる出かけなくても、沖縄のちょっと外の島でいざこざさえ起こせば、「祖国のために」じゃんじゃんドンパチできるってもんだぜ。
新しい首相は、あの最もヤバい島に艦船や兵隊を常駐させてくれるらしいし、これで終戦記念日に靖国神社に参拝でもしさえすれば、どうあっても導火線に火がつくってもんだ。
大陸ではまた日本企業の叩き壊し大会がはじまるね。
今度のは数日じゃおさまらない、延々とつづくよ、絶対に。
日本製品は壊滅的に売れなくなる。
そうなったら、さて、いよいよ戦争さ。
今度ばかりは、海上で船同士が舳先をぶつけ合うようなやつじゃないぜ。
近代戦ってのは、ミサイルを急所に撃ち合って、短期間で決着をつけるんだ。
最終的に狙われるのは、今稼働中のあの原発だろうね、関西の。
そのイッパツで、もうどうにもやり直しがきかなくなるくらいに日本は終わるんだね。
ああ、あっけないもんだったなあ、平和なんて。
こうやって狂ってくんだねえ、世界って。
知性、理性、感受性・・・誇らしく思ってた日本人の美意識が徐々に、だけどはっきりと、失われてく。
勇ましく大声を上げることを「美しい日本」と言ってるんだとしたら、そんな美しさはいらないんだけどなあ・・・

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
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選挙にいこう、の論拠(補完)

2012年12月07日 09時36分11秒 | サイエンス・ガクジュツ的な
さて一方、投票した人物が落選してしまった場合。
あなたの声は政治に反映されないのか?
そんなことはありません。
当選した人物たちは、落選した人物を推す声に追いつめられて、いい政治をしなきゃならない危機感が生じるからです。
落選する候補者に投票するくらいなら、投票しなくても同じ、と考えるのはあさはかです。
当選者たちは、「有権者たちの声」ではなく「投票者たちの声」のみを聞いて施政します。
お金持ちや土建業者や業界団体さんたちは、必ず投票に出向きます。
政治家たちが彼らのために有利な政治を行うのは当然のこと。
ご老人たちも投票が大好きです。
政治家たちが彼らを手厚くもてなすのは当たり前のこと。
ワカモノたちは投票にいきません。
政治家が彼らに、また彼らの子供たちに冷淡なのはなぜなのか、理解できますよね。
票を捨てるような連中を相手にサービスをしても無意味と、政治家は考えるのです。
自分をおびやかさない相手に対し、なんの手だても必要ありませんから。
投票しようとしないひとたちに、政治家がなんの義理を、あるいは圧力を感じるでしょうか。
声のないところに政治は行き届きません。
投票しなかった者は、当然の報いをこうむります。
実際的に言えば、投票をしないカテゴリーの人々は、より多くのお金を国家のために用意しなければならず、なのにより不便な暮らしをせねばならず、より危険な目に遭わなければならず、それによって困った場合にもよりほったらかしにされねばならない、という因果律の底に置かれることになります。
ところがあなたが投票という行為をするだけで、政治家たちはあなたをかえりみるようになります。
それくらいリアルな相関関係があるのですよ、あなたの暮らしと選挙には。
だから、さ、投票しましょ。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
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選挙にいこう、の論拠

2012年12月05日 13時41分34秒 | サイエンス・ガクジュツ的な
あなたが選挙で投票した人物が晴れて当選し、その党が政権を獲った場合。
あなたは政権の後見人としての立場から、政府のなすことを応援できるし、あれをやれ、これをするな、と口を出すこともできるし、気に食わないことをおっぱじめた場合には文句を言うこともできます。
また、あなたの投票した人物・党が、無念、野党となった場合。
あなたは相対する政権側を監視し、あなたが応援した野党に、政権にはあれをやらせろ、これをやらせるな、と口を出させることもできるし、またその野党自身が奇妙なまねをおっぱじめた場合には「約束が違う」と怒ることもできます。
つまりあなたは、投票した人物・党を通して、政治全体に影響を及ぼすことができます。
ところが、あなたが選挙権を放棄した、つまり政策を白紙で委任した場合。
残念ながら、上に挙げた一切の権利をふいにすることになります。
政権がどんな不埒を働こうが、野党がどれだけ卑怯な裏切りをしようが、あるいは特定の人物・党がどれだけ愚かなふるまいをしようが、文句を言う権利はおろか、酒場でぼやく権利すらありません。
なぜなら、あなたは「一切をおまかせします」という約束をしたのだから。
だから、選挙にはいきましょう。
投票は、あなたの権利です、あの連中に文句を言える、という。

つづき・「選挙にいこう、の論拠(補完)」

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