長島充-工房通信-THE STUDIO DIARY OF Mitsuru NAGASHIMA

画家・版画家、長島充のブログです。日々の創作活動や工房周辺でのできごとなどを中心に更新していきます。

89.『佐倉 モノづくりFesta 2013 』のイベントに参加する。

2013-05-20 16:59:45 | イベント・ワークショップ
18日(土)19日(日)の2日間、千葉県佐倉市ので開催された『佐倉モノづくりFesta 2013』のイベントに参加してきた。昨年に引き続き当工房としては2回目の参加である。このイベントは別名「佐倉市産業まつり」とも呼ばれ、市内の田畑、お店、レストラン、工場などで作られた美味しいモノや珍しいモノ、佐倉ならではのモノが大集結するという市内でも大きなイベントである。

この週末は両日共に五月日和に恵まれ市内の広い特設会場にはとても多くの市民が集まった。当工房が参加したのは「モノづくりワークショップ」という体験型ワークショップで、日本に生息する動植物や市内に咲く花などをモチーフに小さな消しゴム版画をその場で制作したり、参加者にも1点制作してもらうという内容となっている。2日間とも午前2回、午後2回と人数を制限してのワークショップだったが、毎回満員御礼でうれしい悲鳴となった。

手順としては入場した参加者に消しゴム、カッター、ハガキなどの道具を渡し、こちらであらかじめ用意した動植物の下絵の中から好きなものを一枚選んでもらう。そして講師が見本の消しゴム版画を彫って見せながら参加者に制作方法を憶えてもらい、後はそれぞれ自分のテーブルに戻って、ひたすら彫ってもらう。版の彫りが完成したらスタンプ専用のインクを使っていろいろな摺り方を説明。時間いっぱい自分で彫り上げたゴム版を3枚のハガキに摺ってもらう。この野外のテントでも可能な版画のワークショップを各地で始めて5年ほどになるが、親子連れの参加者が最も多い。始めは子供たちが集中して彫っているのだが、おもしろいことにそのうち手助けしていた親たちが夢中になってしまう。摺りの段階になると子供よりも大人の方が真顔ではまっていたりする。きっと子どもの頃体験した工作の楽しさが蘇ってきているんだろう。頭の中では瞬間的に少年少女時代にフィードバックしているんだろうなぁ。

たかだか消しゴム版画、されど消しゴム版画。今回も色とりどりの楽しい動植物の作品がたくさん並んだ。一番うれしいのは帰りしな子供たちが幸せそうな笑顔で「ありがとうございました。楽しかったです!」と言ってペコリと小さな頭を下げてくれる時。2日間の疲れも一気に吹き飛んでしまう。少しは地域に日頃のご恩返しができただろうか。画像はトップが参加者に自分のゴム版を彫って説明しているところ。下は彫りの作業に入った参加者と施設の二階から見たステージイベント会場の風景。


  

88.元清澄山・金山ダムコース山行記

2013-05-14 12:20:45 | アウトドア

今月始め、GWの3日の日に鴨川市元清澄山の金山ダムコースに行って来た。メンバーはいつものとおり『房総の山と自然を歩く会 BOSSO CLUB』のメンバーである。今回は仕事の都合でなかなか参加することができないY氏も加わり4名フルメンバーでの山行となった。最近は土日,祝祭日も絵画や版画の制作に追われレジャーというものに縁遠くなったが、この会の定例山行だけはなんとか参加している。僕のGW中、唯一のレジャーとなった。

この会での元清澄山の山行は昨年の4月末以来ということになる。昨年は君津市側からの三石山コースを南下して、頂上にたどり着いたが、今回は正反対の鴨川市側に位置する金山ダムコースを北上し頂上を目指すことになった。10:17いつもより遅めに登山口に到着。スタート地点となる金山ダムは人造湖だが、静かで美しい景観の場所である。この日は風も弱く、たっぷりと水をたたえた水面にコバルブルーの空が映りこんで美しい。車を降りて身支度をしているとヒタキ科の野鳥オオルリがきれいな声で囀っている。どうやらここはバス・フィッシングのメッカらしく東京や神奈川ナンバーの車が多い。

ダムにかかる赤い橋を渡って出発。Y氏が橋の上から青く澄んだ水面近くに大きなブラックバスの姿を発見した。このコースは一部ガレ場や鎖場を除き『関東ふれあいの道』に含まれ、コース全域が良く整備されていて登り易いのだが、擬木のステップが多く、これが苦手な僕は苦労させられた。それから昨年のコースがなだらかな尾根上のものだったのに比べて以外に高低差がありアップダウンが延々と続くのも特徴だった。それでも新緑の季節、輝くようなリーフグリーンと次々に美声を聴かせる夏鳥たちに励まされながらの山行となった。オオルリを始め、キビタキ、センダイムシクイ、ヤブサメなど低山を代表する野鳥たちの声が奥深い谷筋に響き渡っていた。

コース上の広場で昼食、14:15にモミなどの原生林に囲まれた元清澄山の山頂にたどり着いた。展望はないがロングコースを進んで来たせいか達成感がある。ほぼ一年ぶりの山頂で大休止のティータイムとした。この山はいくつかの登山コースがあるが山が深いためどこから登ってもアプローチが長い。下山は車利用なので元来た道をもどる形となる。帰りはさすがに足取りが軽くなるのかK氏、Y氏はトレランでもするかのようにハイピッチで進んで行く。マイペースの僕とM氏はゆっくりとついて行ったが、17:35にはもとの赤い橋にたどり着いた。低山ウォーキングにはベストシーズン。陽光をたっぷりと浴び風景、植物、野鳥を堪能して下界に帰って来た。画像はトップが金山ダム風景。下が山道付近に咲いていたヤマツツジとコース途中からの眺望。

  


87.千葉ロッテ・マリーンズがパ・リーグ首位に浮上

2013-05-10 13:08:05 | 野球・スポーツ
ゴールデン・ウィークも明けプロ野球も開幕から一月が経過した。応援している地元プロ野球チーム千葉ロッテマリーンが今シーズンは強い。今週の西武ライオンズとの首位攻防戦二連戦に勝利し、7年ぶりの8連勝でリーグ首位に浮上した。

2010年にリーグ3位からクライマックスシリーズ~日本シリーズを制して見事日本一に輝き『下剋上』と言われ日本中の話題となった…がその後、二年間リーグ下位に没みファンの一人としては辛い日々だった。選手はもっと辛いだろう。今シーズン、開幕前のゲバ票では関係者6人中6人とも最下位か5位という予想を出した。他のチームが派手な大型補強をする中、マリーンズは「大型補強は監督だけ」などと影で囁かれていた。ところが今期のマリーンズはどこか違う。その大型補強が当たったのだ。元、西武ライオンズの正捕手で数々の賞も受賞し、監督時代に西武ライオンズを日本一にした伊東勤新監督率いる指導人のもと蘇った。昨年までのように相手に先制点を獲られても簡単にはあきらめない。投手陣の粘っこいピッチングと野手の粘っこい攻撃で反撃を繰り返す。そして全員が機能するゲームを展開している。

最近プロ野球を見ていて、プレイヤーはもちろん努力しているんだろうけれど、それにもまして監督の采配やコーチ陣の指導力というのが大きな存在なのだとつくづく思う。今季の傾向としてはちょっと調子が悪い選手はどんどん換えるし、逆に二軍からも調子の良い選手はどんどん上げてくる。このキレの良さは見ていて心地が良い。

セ・パ交流戦を前に良い形ができてきたのはうれしいことだ。今後が楽しみになって来た。まあ、どのチームもそうだが、毎年の傾向として夏場に故障をする選手が増えてくる。長い戦いなので選手は本当にたいへんだと思う。ペナントレースは始まったばかりである。『伊東マリーンズ』この流れに乗ってシーズン通してガンバッテください。影ながら応援しています。画像はトップが対楽天戦バッターボックスで構える若手外野手の伊志嶺翔太。下が今年の守護神、増田直也とQVCマリンフィールド風景。

  

86.新緑の都市公園でスケッチ実習

2013-05-01 14:02:54 | カルチャー・学校
先月、25日と26日の2日間、都内の新宿御苑に美術専門学校の野外スケッチの指導に行って来た。A美術学院のこの授業を受け持つのも今年で5年目となった。「野外に出て自然物を描写する」というのが学生たちへの課題となっている。

朝、少し早めにインフォメーションセンターに着くと、幾人かの学生がスケッチ用に大きなカルトンをかかえて待っていた。しばらくすると専任で担当のF先生を始め、学生たちも続々と到着。さっそくゲートをくぐって入苑することとなった。4月も末ということで樹木や花を描くにはちょうど良い季節である。初日は風も弱く天気もまずまずの日となった。苑内はとても広い。思い思い方々に散らばった学生たちを毎回探して歩くのが一仕事になる。おかげでいい運動にもなる。終日、学生の姿を求めて歩いているとポケットに忍ばせている万歩計は軽く一万歩を超えてしまう。そして出会った先で新入生たちのフレッシュなスケッチを見ながらコメントをして行く。

昼なお暗い苑内の林の中を歩いていると頭上で美しい野鳥の声が聞こえてきた。声のする横枝に視線を移すとヒタキ科のオオルリの♂が見つかった。少し先でもう一羽が囀っている。渡りの途中に立ち寄ったのだろう。東南アジアからこの時期に渡って来て、これから繁殖地である日本の山間部に入っていくのだ。そういえば今年から5年以上にわたり工事中だった。『大温室』もリニューアルオープンした。ここで描いている学生がいないかと、視察がてら入館してみた。さほど広くはないが、明るい館内には所狭しと熱帯の植物や絶滅危惧植物が植えられている。形や色彩が変わった種が多く、まるでアンリ・ルッソーの熱帯幻想絵画を見ているようである。見ごたえがある場所だが通路が狭く人が多い。スケッチには向かないのか学生は一人しか入館していなかった。

翌日も天候に恵まれ、人出も多かったが気持ちよく今年の実習をスタートすることができた。「教室にいるよりも気持ちがいい」という声を学生たちからも聞けた。これから6月までクラスごとに続いていくが、新たな学生たちとの出会いと共に、季節ごとに変化していく動植物との出会いも楽しみにしている。画像はトップが木々がうっそうと繁った苑内の玉藻池、下がスケッチ中の学生と大温室で見た熱帯植物の花。