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スピッツ「僕はきっと旅にでる」歌詞と動画

2020年07月18日 | スピッツ SPITZ


スピッツ 「僕はきっと旅に出る」
両A面シングル: 「さらさら / 僕はきっと旅に出る」
リリース: 2013年5月15日
アルバム: 「小さな生き物」
リリース: 2013年9月11日
作詞・作曲: 草野正宗

笑えない日々のはじっこで 普通の世界が怖くて
君と旅した思い出が 曲がった魂整えてく
今日も ありがとう

僕はきっと旅に出る 今はまだ難しいけど
未知の歌や匂いや 不思議な景色探しに
星の無い空見上げて あふれそうな星を描く
愚かだろうか? 想像じゃなくなるそん時まで

指の汚れが落ちなくて 長いこと水で洗ったり
朝の日射しを避けながら 裏道選んで歩いたり
でもね わかってる

またいつか旅に出る 懲りずにまだ憧れてる
地図にも無い島へ 何を持っていこうかと

心地良い風を受けて 青い翼広げながら
約束した君を 少しだけ待ちたい

きらめいた街の 境目にある廃墟の中から外を眺めてた
神様じゃなく たまたまじゃなくはばたくことを許されたら

僕はきっと旅に出る 今はまだ難しいけど
初夏の虫のように 刹那の命はずませ
小さな雲のすき間に ひとつだけ星が光る
たぶんそれは叶うよ 願い続けてれば
愚かだろうか? 想像じゃなくなるそん時まで

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「僕はきっと旅に出る」と言う曲は、割とアップテンポの軽快な曲調で心地がよく、
普通に旅への憧れが歌われているような感じです。

でも、この曲が生まれた背景には、
2011年3月11日に起きた東日本大震災が有るんです。
震災当時、連日流れてくる想像を絶する悲惨なニュースの映像や記事の影響で、
ボーカルの草野さんが急性ストレス障害で倒れてしまい、スピッツの活動にも
支障が出て、行われていた全国ツアーが一時休止にまでなりました。
草野さんが一時期すごく痩せている映像がありますが、その時ですね。

幸い一過性のもので1カ月程で回復されたので本当に良かったです。
復帰後の草野さんご本人曰く、「やわな魂でぶっ倒れた」ってことですが、
彼の作詞の世界観を見ても感受性の強い繊細な方なんだろうなと思います。

「僕はきっと旅に出る」が収録されているアルバム「小さな生き物」は、
震災後の2011年から2012年にかけて制作されたもので、当時のインタビュー記事で
アルバム作りに東日本大震災の影響があったと書かれていました。
歌詞が直接的なメッセージではなく、聴き手が行間を感じ取るような感じですね。

私はこのアルバムを持っていて「僕はきっと旅に出る」は大好きな曲です。
このアルバムの収録曲は全部好きなんですよ。全体的に前向きになれる曲です。

そして、ちょうど2020年1月からのコロナ禍で欝々と疲弊している今の心情に
ピッタリ寄り添って癒してくれる曲でも有ります。
コロナ、2020年7月になってもまだ終息する気配がないですね。どうなるのでしょうか!?
コメント
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