猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

藤の蔓

2022-09-02 13:13:30 | 俳句

2022/09/02  金曜日

●藤の蔓行きどころなく絡み合う

藤の蔓が切っても、切っても四方から伸び、勢いよく上へ上へとのびていく。

からまる支柱がなくなり、蔓どうしでからまって宙に漂っている。

 

●クモの糸一筋ひかる萩のなか

萩の枝が垂れさがって、風に吹かれている。

ひと筋のクモの糸が風に揺られ、一瞬光った。

 


仙台育英と下関国際の決勝戦をテレビで観戦

2022-08-22 20:19:13 | 俳句

2022/08/22 月曜日

夫と仙台育英と下関国際の決勝戦をテレビで観戦。

 

●白球をふとカラス追う甲子園

 決勝戦をテレビで観戦中。 球場の上を、速球のようにカラスが横切った。

●ひと掬の思い出の砂甲子園

●砂すくう手に光あり甲子園

 勝っても負けても、すべての力を出し切って戦った夏。青春の忘れられない思い出になるでしょう。

    

●うたた寝の猫うなされて夏の午後

 眠っていたルナがとつぜん鋭い鳴き声をあげた。夢でも見たのでしょう。

●庭をみて端居顔なる猫優し

 猫は好んで縁側などで、香箱をつくってひとりで庭を眺めているのが好きらしい。

 猫は穏やかな優しい顔をしていた。

●猫のひげツンツンと引く端居かな

 縁側で涼みながら、手持ちぶさたで、猫のひげをツンツン引っ張って遊んでいるわたし。

●猫の背を撫ぜなぜしてる夕月夜

猫の背を撫ぜなぜすれば夕月夜

 傍らの猫の背を撫ぜなぜしていた。ふと見ると綺麗な月が出ていた。