キルトの世界

キルトを始めて14年になります。刺繍を含めた、キルトを中心に日々感じたことを、述べていきたいと思います。

紫式部日記

2011-02-27 21:14:37 | Weblog
2月も、終わりになってきた。今日の写真は、府中郷土博物館に行った時の、お雛様の写真である。この郷土博物館には、プラネタリウムが、併設されていて、その時、「はやぶさ」を、みてきた。梅も見ごろで、広い敷地に、昔の建造物が、建っている。
 ところで、「源氏物語」の講座に、参加しているが、参考のために、「紫式部日記」を、読んでみた。文庫本だが、解りやすい日本語訳の上に、解説が、興味深く、面白く読んだ。この日記は、紫式部による「、宮仕え回顧録」であり、この物語には、衣装の装飾表現の描写が、丁寧であり、観察眼が鋭い点も、特徴である。
他に、面白いと思った箇所は、和泉式部や、清少納言にたいする、厳しい批評である。いつの世も、同性には、対抗心もあり、厳しい見方をするようである。
 本格的な春になり、出掛ける機会も多いが、また、新しいキルトを、作っていきたい。

浮世絵にみる意匠

2011-02-14 08:15:49 | Weblog
先週、もともと浮世絵に興味を持っていたので、原宿の浮世絵大田記念美術館に、行ってきた。以前にも行ったことがあったが、今回の展示物は、格段に見ごたえのある、作品が多かった!!この美術館は、JR原宿駅より、徒歩5分ほど、アクセスの良い場所にある。改めて、江戸の出版デザインは、素晴らしいと思った。優れたデザインや、大胆な構図、非対称性や色彩の鮮やかさ、コマ絵や装飾性が、特徴である。絵の背景に、グラデーションのかかった紋が、展示されていた。当時の摺り師の力量の高さが、感じられる作品もあった。浮世絵の作品は、江戸の幕末には、複雑な配置や装飾性に富んだ大量の作品が、うみだされていったという。

今日の写真は、当日のポスターの写真である。


春めいてきた日々

2011-02-06 09:12:56 | Weblog
節分を過ぎてから、心なしか、日も少しずつ伸びて、春めいてきた。昨日は府中の郷土博物館に、行って梅林を、楽しんできた。3分咲きで、まだ、早い!!感じである。ところが、この博物館には、プラネタリウムが併設されていて、最近、無事、帰還した、「はやぶさ」の上映を、楽しんできた。
 火曜日は、「源氏物語研究会」に、昨年の7月より、参加しているが、建築物、調度、乗り物、衣服、色や文様、音楽や舞楽、娯楽や信仰、通過儀礼、当時の教育、植物や動物など、多方面にわたって、非常に興味深く、思えている、日本人として、長い間、続いてきた古典をじっくり、読むことは、大変価値のあることと思っている。
 さて、今日の写真は、最近、完成した「和のキルト」である。

節分

2011-02-03 22:47:30 | Weblog
今日は、節分である。関東地方は、1ヶ月近く、雨が降らなかったので、今日は、庭に、水をまいておいた。これからは、だんだん、暖かくなると思う。川側の赤い梅の花も咲いて、先日は、めじろが、遊びに来ていた。恵方巻きを食べて、落花生で豆まきをする。今年こそ。良い年であるようにと願う。

今年になってから「、和のキルト」を創っているが、あと少しで完成である。

それにしても、日本独特の色は、魅力的で美しいと思う。平安時代の衣装に用いられた、植物名の名前を表した、「襲(かさね)」の色目も「粋」である。例えば、「春」なら、梅は、白と蘇芳色、「紅梅」は、紅と蘇芳色、「桜」は「白」と「二藍」、「躑躅(つつじ)」は、蘇芳と萌黄などである。

さて、今日の写真は、先日の東京国際キルトフェスティバルでの、アーミッシュの女性達による、キルティングの実演である。後方に移っているのが、アーミッシュキルトである。アーミッシュの人達は、18世紀に、キリスト教から、異端として、迫害されて、アメリカに移住してきた。文明生活を嫌い、華美さや派手さを避ける、無地でキルティングの装飾の独特のキルトを残したいたといわれている。