11月も、残り少なくなった。久しぶりに 、外山滋比古氏の「知的創造のヒント」である。その中で、ノート取りとメモの、箇所がとても参考になった。
☆メモ
著者は、講演会などで、話を聴くかたわら、ひたすらメモを取る人々がいるというが、実際に後で、どれだけそのメモを読み返して、役にたてているのかと、疑問を持つという。理想的には、お話を集中して聴いて、重要な箇所を、頭の中にメモをするのが良いのではと考える。大学の講義でのノート取り作業でも、最近は、面倒なため、コピーで済ませようとする学生もいるという。だが、他人の講義のノートのコピーは、参考にならないという。
大切なのは、自分自身が、要領良く整理された、概要(シナプス)をつくるのが、大切であるという。実際、講義を聴いて、充当な箇所を選び、ノートにまとめる作業は、かなり大変な作業であり、その人自身の価値観と選択能力が、必要だという。高度の知的作業であるが、このプロセスを通して、その人自身の理解力が、高まるのではないか、と思う。良く整理されたノートは、美しいということで、その類のノートが、出版されたこともあった。
また、著者は、面白く興味を持った本を読んだとき、気を惹かれた箇所に線を引いて、欄外に自分の感じたことや、面白いと思ったことを書いておくという。他人の面白いという箇所も、皆自分の「知的創造のヒント」と考えて参考にするという。同時に、頭の中にも、叩き込んでおく。この頭の中のメモが、別の本を読んだときに、想い出されて、結合が起こる。そのときに、今度は、自分自身の考えが湧き出すのが、醍醐味だと、著者は述べる。
また、著者は、防備録として、手帳を持つ場合、2種類の目的で2冊あったほうが良いのでは、すすめている。ひとつは、事実の記録としての用途の手帳と、2冊目は、アイデァの記録としての手帳である。毎年手帳は、同じ型の品を使用したほうが良いとも述べている。著者は、アイデァを書いたことは、記憶に残り、後で読み返すのが、重要だと考えている。
実際私は、1冊の手帳にまとめて記入しているが。
☆ノート
ノートは、分量をなるべく少なく取るように、心がけるのが良いようだ。講義ノートや読書ノートも、他人の言葉を記録する一方、自分自身が、感じたり考えたりした事も記録しておく。日付けも同時に入れておくと、その人、オリジナルの大変貴重なノートになるという。著者自身は、学者であるから、「研究ノート」と「トピックスノート」の2種類のノートを活用した。後者のノートは、柔らかい話題のノートである。前者の研究ノートは、手帳のメモから発展したものなので、「メタノート」であった。次に「研究ノート」に、小見出しの必要性を感じて、メタメタノート」と、著者は、作ったという。75日を過ぎて残ったものが価値のあるものだそうだ。
私自身の読後の感想として、いかに大切なことを選別して、要約して書きとめる作業は「頭脳訓練」になるのか、後にまとめたノートを読み返す事も、大変重要だと、再認識した。いろいろな知識が、後の場面で、また違う方向へつながる、爽快感は、過去に感じたことがあるので、この作業は、来年以降、実行していきたい。
今日の写真は、甲府城跡舞鶴公園である。
☆メモ
著者は、講演会などで、話を聴くかたわら、ひたすらメモを取る人々がいるというが、実際に後で、どれだけそのメモを読み返して、役にたてているのかと、疑問を持つという。理想的には、お話を集中して聴いて、重要な箇所を、頭の中にメモをするのが良いのではと考える。大学の講義でのノート取り作業でも、最近は、面倒なため、コピーで済ませようとする学生もいるという。だが、他人の講義のノートのコピーは、参考にならないという。
大切なのは、自分自身が、要領良く整理された、概要(シナプス)をつくるのが、大切であるという。実際、講義を聴いて、充当な箇所を選び、ノートにまとめる作業は、かなり大変な作業であり、その人自身の価値観と選択能力が、必要だという。高度の知的作業であるが、このプロセスを通して、その人自身の理解力が、高まるのではないか、と思う。良く整理されたノートは、美しいということで、その類のノートが、出版されたこともあった。
また、著者は、面白く興味を持った本を読んだとき、気を惹かれた箇所に線を引いて、欄外に自分の感じたことや、面白いと思ったことを書いておくという。他人の面白いという箇所も、皆自分の「知的創造のヒント」と考えて参考にするという。同時に、頭の中にも、叩き込んでおく。この頭の中のメモが、別の本を読んだときに、想い出されて、結合が起こる。そのときに、今度は、自分自身の考えが湧き出すのが、醍醐味だと、著者は述べる。
また、著者は、防備録として、手帳を持つ場合、2種類の目的で2冊あったほうが良いのでは、すすめている。ひとつは、事実の記録としての用途の手帳と、2冊目は、アイデァの記録としての手帳である。毎年手帳は、同じ型の品を使用したほうが良いとも述べている。著者は、アイデァを書いたことは、記憶に残り、後で読み返すのが、重要だと考えている。
実際私は、1冊の手帳にまとめて記入しているが。
☆ノート
ノートは、分量をなるべく少なく取るように、心がけるのが良いようだ。講義ノートや読書ノートも、他人の言葉を記録する一方、自分自身が、感じたり考えたりした事も記録しておく。日付けも同時に入れておくと、その人、オリジナルの大変貴重なノートになるという。著者自身は、学者であるから、「研究ノート」と「トピックスノート」の2種類のノートを活用した。後者のノートは、柔らかい話題のノートである。前者の研究ノートは、手帳のメモから発展したものなので、「メタノート」であった。次に「研究ノート」に、小見出しの必要性を感じて、メタメタノート」と、著者は、作ったという。75日を過ぎて残ったものが価値のあるものだそうだ。
私自身の読後の感想として、いかに大切なことを選別して、要約して書きとめる作業は「頭脳訓練」になるのか、後にまとめたノートを読み返す事も、大変重要だと、再認識した。いろいろな知識が、後の場面で、また違う方向へつながる、爽快感は、過去に感じたことがあるので、この作業は、来年以降、実行していきたい。
今日の写真は、甲府城跡舞鶴公園である。