キルトの世界

キルトを始めて14年になります。刺繍を含めた、キルトを中心に日々感じたことを、述べていきたいと思います。

続、伊藤若冲の絵画

2016-05-15 09:36:10 | Weblog
  5月もなかばというのに、「歯の治療指のリハビリ」に、時間が、かかる。しばらくは、「辛抱の毎日」である。とにかく、転倒を、避けて、日常を、安全に、過ごさなければと、思う。図書館で、8人待ちだった、本が、手元に、届いた。

本の名前は、「若冲の描いた、生き物達」だった。この本は、大判で、予想いじょうに、良い内容だ!!絵葉書で、買ってきた、作品の素晴らしさも、この大きな写真で、良く、理解できる。

  若冲は、家業の、青物問屋を、40才の、時に、弟に、譲り、画業に、専念するように、なった。



① 鶏   「大鶏雌雄図」    今にも、動き出しそうで、画家の鋭い、観察眼の賜物である。   

       「群鶏図」       若冲は、鶏を、沢山、色いろな、種類を、飼育していた。


「向日葵雄鶏図」 「非対象の朝顔と向日葵の描写」が、素晴らしい!!と、思った。



      「老松孔雀図」   」白孔雀と、松、牡丹の花の調和が、美しい!!


      「老松鸚鵡図」      白い』鸚鵡と緑のいんこが、可愛らしい!!若中は、京都でも、指折りの画家だった。また、禅宗に、「帰依した、仏教信者」でも、あった。

   

   ②動物



  「百犬図」       この絵は、可愛らしい魅力に、ひかれて、絵葉書を、買い求めた。若冲は、「大変な、犬好き」でもあった。主に、日本犬だったようである。

  「猛虎図」        虎は、当時、国内には、いなかった。写生を、もとに、描いたようである。この絵葉書も、買い求めた。この虎の模写の絵は、生き生きと、描かれていて、画家の絵の技術が、素晴らしいと、思う!!特に、トラの目と舌の描写が、素晴らしい!!




  前回にも、触れたが、若冲の「升目描き」の技法が、素晴らしい!!大変手間を、要するようだ。最初に、1センチ四方の升目を、作る。その内側に、また、四角形の形を、描き、同系色で、濃淡を、つける。グラヅエーション効果で、量感や、陰影の効果がある。大変手間のかかる技法である。

東京都美術館のミュージァムショップで、「升目描き手法」の、練習長のような、ノートが、販売されていた。


若冲は、85歳まで、生きた。京都には、数回出かけているが、今度は、季節の良い時期に、是非、「若冲ゆかりの旅」に、出かけたい!!


  今日の写真は、玄関先に植えた、さつきと、クレマチスである。クレマチスは、20厘ほどの、花を、つけた。

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