心の栄養♪映画と英語のジョーク

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「プレイス・イン・ザ・ハート」

2010-03-06 | 映画「は」行
1935年のテキサス。酔っ払いの黒人によって誤って撃ち殺された保安官の妻エドナ
(サリー・フィールド)。それまで家計は夫に任せ切りで家に借金がある事すら知らなかった
彼女は、銀行から期限までにお金を返さなければ家を売るように言われ、二人の子供を
抱えて途方にくれる。ある日、物乞いに現れた黒人(ダニー・グローヴァー)を雇って
綿花の仕事を開始する。途中、頑に心を閉ざす盲人の下宿人(ジョン・マルコヴィッ チ)の
面倒を見ることになったり、竜巻の被害にあったりと苦難の道を辿るが持ち前の頑張りで
なんとか乗り切り、収穫の日を迎えるのだが・・。


もう私の好きな俳優さんたちのオンパレードと言ってもいいくらいの方たちが
出演のこの映画。ずっと見たいと思いつつ、なかなかチャンスがなくて
(DVDにもなってないし)見ることが出来なかったんですが、やっと
見ることが出来ました(*^^)v  NHKさんに感謝!(BS2でやっていたのを
録画して鑑賞しました)
で、予想通り、見て良かったです。

サリー・フィールドはとても好きな女優さんだけど、脇で大活躍の彼女の
映画はたくさん見ましたが、彼女が主演の昔の映画って、少し前に
これまたやっと見ることが出来た「ノーマ・レイ」くらいしか
見たことがなかったんですよね。で、やっとこれ。
でも、彼女が主演ではありましたが、他の方たちがかなり目立っていた
作品でもありました。

夫が突然銃弾に倒れ、借金があることが判明し、銀行の貸し付け担当(?)の
弟を下宿させて、少しでもお金の足しにしないかと提案され、それを
最初は渋々受けたエドナでしたが、この男、戦争で目が見えなくなって
しまっていて、ちょっと変わり者。その男を演じたのが、私の大好きな
ジョン・マルコヴィッチ♪ 彼の演技が一番光ってました!
と思ったら、この映画でオスカーにノミネートされてたんですね~。
それ、わかる!でした。映画初出演だったにもかかわらず・・です。

目が見えなくなり、頑なになった心を持つ彼。
でも、心優しいところもあり、エドナの子供たちのことも心底
心配してくれる。勿論エドナのことも。
彼が目が見えないために、エドナがどこにいるかわからず、声を追って
バスルームに入って来るときがあるんですが(それも怒った状態で)、
そこでしばらく話しをしてから、ふと触れたバスタブのお湯にビックリする彼。
その演技が印象に残りました。あっ、エドナは今お風呂に入ってるんだ・・
全裸なんだ・・と、そのお湯に触れたことで気づくんですが、
そのどぎまぎした演技がほんと巧かった!

さらに私の大好きなエド・ハリスも登場。
彼の役はどっちかというとメインのストーリーからは外れてるんですよね。
でも、夫婦関係についてサブストーリー的に見せてくれました。 
さらに、こういうこともあるというアメリカ南部の、当時の日常
(貧困・差別・竜巻・パーティ・日常生活等々)と人間愛を、
定番といえば定番ですが、良い感じで見せてもらいました。

そしてダニー・グローヴァー。彼も良かったです。
当時置かれていた黒人の立場を踏まえつつ、しっかりエドナの力に
なってくれる。エドナと子供たちが、このダニー・グローヴァー演じる
黒人との交流も良かったんですよね~。

今となれば、マルコヴィッチもダニー・グローヴァーもエド・ハリスも
超有名俳優さんたちですが、当時有名だったのは、主演の
サリー・フィールドだけだったわけで、ほんとこの映画の与えた影響
というのがどれだけ大きかったか・・と 今さらながらに知りました。

ラストは、ちょっとなぁ~・・と思うところもあったんですが、
それまでが良かったので、あれはあれで当時としては(アメリカ南部としては?)
普通(?)なのかも・・と許せる範囲でした。
大切な人を失い、ハリケーンも来、でも、失いたくないものがあるという
強み、人間の愛を見せてもらいました。

個人的お気に入り度4/5

プレイス・イン・ザ・ハート [VHS]

松竹

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
運命を感じちゃったわ~~ (latifa)
2010-03-06 13:42:20
メルさん、こんにちは。
オリンピックですっかりふぬけになっちゃって、そろそろ戻らねば・・・と、最初に下書きに色々溜まってた記事の中でこれをアップ。
で、誰か見てる人おらんかのぅ~と、ヤフーで検索したら、なぬっ!?メルさんが書いてるみたい!飛んで来て、更にびっくり。メルさんもつい最近ごらんになって感想書いたばっかりじゃないのー!!!
と、勝手に凄い運命を感じてしまったのでした(大げさ~~^^)
古い映画だし、またきっとブロガーさんどなたも感想書いて無いだろうな~って思ってたところに、メルさんがーっ★ 

で、感想ですが、凄く良かったです。
今までこの映画を知らずにいて見てなかったのが、もったいなかったわ~。
マルコヴィッチとエド・ハリスは私も好きなの~♪ そのお二方の若い頃も見れて、大満足。やっぱりマルコヴィッチさんは最初からして凄かったのね。お風呂のシーン、印象的でした。
でも2人とも、20年以上昔だっていうのに、あまり変わらないね。

で、内容もすっごく好きだったし良かったわ。ただ、ラストのところは私もビタッ!と来なかったの。家の親なんて(この映画が凄く良かったので、見てみれば~って録画したテープを貸したの)最後ハッピーエンドで良かったよね、黒人の人戻って来たんだね?なんてわけわからんこと言ってるのよ。
お風呂 (miyu)
2010-03-06 14:25:26
のバッシャーンってところ、
あの時のマルコヴィッチの表情はすごく印象的でしたね。
そういや最初の画像で思い出した!
女の子も可愛かったですね。
ラストは確かに切なかったのですが、
それでもそこまでに築き上げたものがあったからこその
決断と言うかね。
そこがまた良かったりもしましたね。
latifaさんへ♪ (メル)
2010-03-07 16:23:50
latifaさん、こんばんは☆^^

うわぁ~い(*^^)v またまた、凄い偶然ですね~! 嬉しいです~♪^^
まるで示し合わせたみたいに、同日アップでしたね~!!! ビックリです☆☆☆^^
ほんと、運命を感じますです(^ー^* )フフ♪
やはり私たちには赤い糸がっ・・!(笑)

で、この映画
良かったですよね~♪^^
ほんと、私ももっと早く見れていれば・・と思いました。
サリー・フィールドの主演作を依然調べたときに、この題名だけは知っていたんですが、他にどなたが出てるかとか、賞を取ったとか、そういうことは、全く調べず(^_^;) 
この映画を見るまで知らなかったです(^^ゞ

latifaさんもマルコヴィッチ、エド様、二人ともお好きなんですね♪
これまた嬉しい!♡
そうそう!二人とも若い!!!と言いたいところですが、今とあまり変わりませんよね~(^_^;)
すっかり面変わりして・・なんてことがないという二人。
頭の方もすでに・・・(^_^;)

で、ラスト、やはりlatifaさんも、ぴたっと来なかった感じだったんですね。
あそこがちょっと違ってたらなぁと、私も思っちゃった。
許せないとか、全然良くないとかじゃないんだけど、教会、宗教的、非現実的なシーン、というのがちょっと・・でした。
latifaさんの親御さんのお話を聞いて、クスッと笑ったんですが(^^ゞ 人のこと言えない私(^_^;)
一瞬、あれ?戻ったの?と私も思っちゃったんです(^_^;)
でも、あの方やあの方が映って、あらら・・そういうことね・・と やっとわかった次第です(^^ゞ
miyuさんへ♪ (メル)
2010-03-07 17:16:47
miyuさん、こんばんは~☆^^

そう、あのマルコヴィッチのシーンは
印象的でしたよね~。奥さんはどんな人?・・のシーンも印象的でしたし。

女の子、確かに可愛かったですね~♪
男の子の方はダニー・グローヴァーに、女の子の方はジョン・マルコヴィッチに、どちらかというと懐いてましたよね。
お父さんがいなくなっちゃったから、彼らの存在はきっと大きかったでしょうね。
ラストの教会のシーンのみ、ちょっと・・でしたが、それまでのラストシーンは、ほろ苦く切なくも、あれしかなかったのかなぁ~・・って思えたし、それまでのことがありましたから、胸にジーンでした。
良い作品でしたよね~。