心の栄養♪映画と英語のジョーク

日々観た映画のレビューと英語のジョーク♪心の栄養いっぱいとってKeep smiling♡

「狼の死刑宣告」

2010-03-22 | 映画「あ」行
投資会社に勤めるごく普通の男、ニック・ヒューム(ケヴィン・ベーコン)はある日、愛する息子を
目の前でギャングたちによって殺されてしまう。やがて犯人は捕まるもののギャングたちには
微塵も反省の色が見られず、しかも裁判ではとうてい納得できる刑罰が科せられることはないと
知ってしまったニック。もはや息子の仇は自らの手で行うしかないと決意するニックだったが・・。



家族を目の前で殺されて、復讐に走るケヴィン・ベーコン・・という
前知識のみ入れての鑑賞だったんですが、冒頭しばらくは楽しそうに過ごす
家族の映像の数々でした。
子供たちがまだ幼い頃から、だいぶ大きくなってから、そして今に近いもの
まで。こうやって幸せそうな家族の様子を、私たち観客に見せておいて、
しっかり家族への感情移入をさせておいて、父親ニックの気持ちになっての
復讐劇を見せてくれるんだなと思いました。

でも、結論から言うと、復讐ってやっぱり空しい・・というものだったかなぁ。
先日見た「96時間」の主人公みたいに、なりふり構わず、そして深い事なんて
こっちに考えさせる間もなく、物語が進んで行くものではなくて、
話しが進んでいけば行くほど、復讐って・・といろいろ考えさせられました。
実はそういったものではなくて、仕置き人みたいに、バンバン家族の
復讐をするだけの、ある種、スッキリするお話なのかなぁと思って
見たので、予想外ではありました。ちゃんと復讐することはするんですけどね。

彼は普通の会社員のはずなのに、途中、なぜか突然敵の気配を感じたり、
腕力が異様に強かったりというのがあったのが不思議ではありましたが、
もっとやってくれ~!という気持ちになりました。撃たれても弾は
当たらないし(^_^;) どんどん彼は目つきが鋭くなってくるんですよね。
そのあたり、さすがケヴィン・ベーコン♪バッチリ演じてました。
あの顔は良いわ~~~♡

たったあれだけの練習で、あのように銃が使えるようになるのか?とか、
突っ込みどころもありました。でも、後半も最後の方になると、
ニックはもう完全にキレちゃってる・・。気持ちはわかるけど、
これで良かったのか、と考えさせられました。あんなになって、
残された○○はどうなるんだろう?・・と、虚しさもありましたし。

ただ、全体的にB級っぽいと言うか、物語が薄っぺらかったかなぁ。
警察もそれで良いのか?ってもんで、危機管理なさ過ぎじゃん・・と
突っ込みたくなりました。でも、そんな風に警察が当てにならないから、
個人的に私刑に走るってわけだったんですが。

こういった一般人が家族を殺され、復讐に走るというのは、良くある
テーマなので、どこに他の作品と違うところを持ってくるのか、どこに
特徴的なところがあるのか、ってことが重要だと思うんですが、それが
今ひとつ描ききれてなかったかなぁと感じました。
親子のあり方みたいなものと、復讐をすることの是非みたいなものが
あるにはあったんですが、少々弱かったです。どうせなら、そんなことを
感じさせないくらい、爽快に復讐をやってもらった方が嬉しかったかなぁ。
映画の中の世界として、そのあたりをもっと楽しみたかったという感じ。

というわけで、やはり見どころはケヴィン・ベーコンのアクションと演技、
ガンアクションだったでしょうか。やはり彼が出てなかったらこの映画は
もっとつまらないものになったかも。ケヴィン・ベーコン大好きな
私としては、彼のこういう演技が見れたということだけでも満足感がありましたから。
彼が自分で丸刈りにするシーンにも痺れましたわ~(*^^)v

それと、ギャングのボスのお父さん役(こいつもどうしようもないやつ
だったりもしたんですが)を、これまた私の好きなジョン・グッドマンが
演じてくれてたことも嬉しかったです。

個人的お気に入り度3/5

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ケビン・ベーコン (ヒロ之)
2010-03-24 00:58:34
メルさん、ベーコンさんべた褒めですね^^

いやぁそれも納得の熱演だったと思います。

普通の家庭人が、なんであんなに銃さばきが上手いのか!!

というツッコミなんか吹っ飛ぶ位の、形ある復讐劇に、胸の高鳴りと共に感動すらも抱きました。

ラストシーンでのベーコンの姿がまた切なくて良いんですよね~。

PS:『エスター』観ました。
物凄く面白かったです。
オチには驚きましたよ~。
いや~てっきり「オーメン」みたいなオカルトものなのかと思ってたんですが、違うんですもん。
そちらの方に驚きました^^
ヒロ之さんへ♪ (メル)
2010-03-24 08:18:07
ヒロ之さん、こんにちは☆^^

そうなんですよ~、ケヴィン・ベーコン様々(*^^)v 大好きなので、ついついべた褒めになっちゃいます~(^^ゞ

それに、仰る通り、この作品での彼は熱演でしたもんね♪
首を速めに振るという、彼独特の演技(?)があって、それがこの映画では1回だけだったと思われますが、それが見れたのも嬉しかったですし、あの苦悩の表情とか、怒りに燃えた目とか、やっぱり上手いわ~~~と思ってウットリしつつ見てました^^

そうそう、家庭人なのに、なんであんなにガンさばきが上手いのか、不思議でしたわ~(笑)
路上で後ろから付けられてるのも、普通の人は気づかないでしょ、って思ったけど、彼の場合はしっかり気づいて、振り向きざまに格闘でやっつけちゃいましたからね~(^^ゞ

でも、そのあたりの突っ込みは、全体的に見てると、もうどうでも良くなって来ちゃいましたよね(^^ゞ

ラスト、私もとっても切ない気持ちになりました。残された○○も可哀想でしたし・・。

エスター、ご覧になったんですね♪
先ほど、ヒロ之さんの記事も読ませてもらいましたが、私も実は見たんですよ~^^
で、たまたま今日アップする予定だったので、これからアップします^^♪
オカルトじゃなかったですね~・・・怖かったですよね~・・・
もう一つのエンディングの方が後味悪くて、本編のエンディングで良かった・・と思いました(^^ゞ
こんにちは~♪ (junjunf)
2010-03-24 10:31:44
初めてお邪魔します~
いつもTBさせていただいてます♪
これからもよろしくお願いします。

私もケヴィン・ベーコンの昔ながらのファンでして、もう何の役をやってもホントに大好きなので、
この映画にはどっぷりハマりました。

復讐のある意味正当性と、その連鎖の虚しさみたいなのが、
表情で伝わってくるのにやられたというか……

特にラスト近くの、思いを遂げようとするまさにそのときの、達成感と哀しさがないまぜになった笑みが、すごく好きでした。

アクションもカッコよくて~~

満足な一本でした♪
junjunfさんへ♪ (メル)
2010-03-25 07:28:54
junjunfさん、初めまして♪

。。とはいえ、いつもTBではお世話になりっぱなしで、どうもありがとうございますm(__)m
こちらこそ、これからもどうぞよろしくお願い致します。

junjunfさんも、ケヴィン・ベーコンのファンなんですね~♪
良いですよね~、彼(*^^)v
大好きです!
そうそう、同じく私も、彼ならどんな役をやっても、みんな好きです。
優しい役も(って、少ないですが(^^ゞ)、ワルの役も、クセのある人物の役も、なにをやらせても素晴らしいですよね♪

>復讐のある意味正当性と、その連鎖の虚しさみたいなのが、
表情で伝わってくるのにやられたというか……

まさしく!
苦悩の表情も虚しさも、ギラギラ光る復讐の炎も、バッチリ表情と目力で表してましたよね~。
私もあのラストの虚無感と達成感と虚しさが合わさったような表情、忘れられません。
それにアクションもかっこよかったですよね(*^^)v